富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

空白の削除:エクセルの関数

2007年06月26日 | エクセル

小りんちゃんへ

エクセルのデータ入力の際に、例えば人の名前
なんかをそろえて表示させたいと
スペースなんかを使って細工することがあるようですが
実は、あんまりそういう小細工してしまうと
データを別のところで使うときに
ちょっと使いづらいことがおこります。

セルの中の配置や字の揃えをしたいときには
出来るだけ、書式→セル→配置で整えるに
こしたことはありません。
ワードでも出来れば、スペースでなく「タブ」を使う方が
後々に便利です。

かといって、スペースを使ったことが間違いである
というのでは、ありません。
出来るだけ、そうした方がええと言うてるので
せっかく入力したことをもう一度入れ直すなんて
事の方が、よほど大事な時間を無駄にしてしまいます

こういうときは、関数を使うのが便利です。

空白を削除する関数はTRIM(トリム)っていうのが
ちゃんと用意されてます。

TRIM(A1)とすると、
セルA1の先頭の空白はすべて削除されます。
ただし、文字間の空白は1個残します。

これでは、ちょっと物足りない感があるので
SUBSTITUTE(サブスティチュート)っていうだけで
歯が欠けそうな関数を使うことにします。
この関数は、
指定された文字を別の文字に置き換えてくれる関数です
=SUBSTITUTE(A1," ","")とすると
A1というセルにある文字列の中にある
” ”(全角のスペース)を””(ヌル・・・なんにもなし)
に置き換えるという意味になります。

図では、さらに全角スペースを削除した上で
さらに半角スペースも””(ヌル)にするために
二重に書き込んだ式にしています。

=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1," ","")," ","")


(試しに上の式をコピーして、貼り付けてください。
   A1のセルの文字列の空白が消えると思います。)

これで見事に文字列から空白が消し去られてしまいます。

ムズカシイ?  確かに難しいけど・・・便利です。


複数のバージョン:Office2007について

2007年06月26日 | エクセル

新しいもの好きっていうのも、時にはエエンですが
今、世間ではもう一台のパソコンを
購入したいという人が、Vistaマシンでなくて
XPのパソコンを、それも中古も視野にいれて、購入する人が
急増していると聞きます。

それは、やはりVisitaの慣れの問題なんやろけど
使い勝手の悪さと戸惑いと、現実にVista対応の
ソフト自体がないこと、うたい文句通りに動かそうと思えば
数GBのメモリーを装着し、それなりのCPUっていうか
パソコン自体に相当の性能がないと、結局無理なこと
もう一つは、使用頻度の高いOfficeのバージョンが
2007になると、大いに様変わりし、
例えばエクセルやワードにしても、開いてみると
およそ以前のモンと表示から異なって
ある意味で一からやり直しみたいな気さえします。

思うに進まないVistaの普及の度合いからして
あらゆるソフトのVista対応の遅れから
エクセルやワードも例外ではなく
「Office2007」のファイル形式で保存したファイルとの
互換性がなくて、せっかく作っても
2007の形式そのもので保存したところで
他のマシンでは開けない事から、結局のところ
以前のバージョンで保存しなければなりません
こんな事もあって、
ますますVistaを敬遠しがちな現状が見えます。

「あたらしもん好き」の人は、それでも
変わったという「Office2007」を大枚はたいて購入した
っていう人もおられるでしょう。

だとしても、出来れば
従来のOfficeをそのまま残して、共存させる形でインストール
される方が賢明な選択に思われてなりません。

しかしそうした場合、Office2007は結構横暴で
従来のバージョンの
Excelを残したままにインストールしても、
今度は、今あるファイルを
何が何でも、Excel2007で開こうとします。

これを解消して、出来れば従来のExcel2003バージョンで
開くことが出来ひんかなって思ってたら

Microsoftのサポートページに
「複数のバージョン・・・・」っていうのがありました。

例えばOffice2003優先したいなら
スタートメニュー→「ファイル名を入れて実行する
→次のように入れます
"C:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE11\excel.exe" /regserver

こうすると、2007を入れていても、2003で開くことが出来ます。
(ほなら2007必要ないやん!って事にもなるわけですが・・・)

もう少し、なれないと使いこなせないVista とOffice2007
新しいWindowsになれるには、あるいはこなれて行くには
もう少し時間が必要です。

Vistaでちょっと驚かしたろっていう思いがあったにせよ
やっぱり、Microsoftという帝国で競争相手なしに
やってきて、OSを提供してやる側に立っているような
思い上がりに感じられるし、
ユーザーへの配慮を欠いて、
一気に変えてしまうことは、
やり方において横暴やったんちゃうんかな

ユーザーにしてみれば、いつでも買い換えるっていう気にも
なれへんし、アメリカ的に大量消費、使い捨て
っていう考えが、今時なじまへん上に
バージョンアップするには
もう少しゆっくりした変化で対応することこそ
あなた方のいうところの「ユーザビリティ」の向上というモンちゃいますか