小りんちゃんへ
エクセルのデータ入力の際に、例えば人の名前
なんかをそろえて表示させたいと
スペースなんかを使って細工することがあるようですが
実は、あんまりそういう小細工してしまうと
データを別のところで使うときに
ちょっと使いづらいことがおこります。
セルの中の配置や字の揃えをしたいときには
出来るだけ、書式→セル→配置で整えるに
こしたことはありません。
ワードでも出来れば、スペースでなく「タブ」を使う方が
後々に便利です。
かといって、スペースを使ったことが間違いである
というのでは、ありません。
出来るだけ、そうした方がええと言うてるので
せっかく入力したことをもう一度入れ直すなんて
事の方が、よほど大事な時間を無駄にしてしまいます
こういうときは、関数を使うのが便利です。
空白を削除する関数はTRIM(トリム)っていうのが
ちゃんと用意されてます。
=TRIM(A1)とすると、
セルA1の先頭の空白はすべて削除されます。
ただし、文字間の空白は1個残します。
これでは、ちょっと物足りない感があるので
SUBSTITUTE(サブスティチュート)っていうだけで
歯が欠けそうな関数を使うことにします。
この関数は、
指定された文字を別の文字に置き換えてくれる関数です
=SUBSTITUTE(A1," ","")とすると
A1というセルにある文字列の中にある
” ”(全角のスペース)を””(ヌル・・・なんにもなし)
に置き換えるという意味になります。
図では、さらに全角スペースを削除した上で
さらに半角スペースも””(ヌル)にするために
二重に書き込んだ式にしています。
=SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(A1," ","")," ","")
(試しに上の式をコピーして、貼り付けてください。
A1のセルの文字列の空白が消えると思います。)
これで見事に文字列から空白が消し去られてしまいます。
ムズカシイ? 確かに難しいけど・・・便利です。