富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

続・社会保険を考える

2007年06月22日 | Weblog

今朝方の新聞に、社会保険に関わるコンピュータの
管理委託費の記事が、ありました。

副町長逮捕の片一方で・・・

システムの委託先のNTTデータと日立に
支払われる総額が
年間コストとして、1000億円、日に換算すれば
フル稼働させたとして、実に3億円の費用を
保険費・公費負担されているのです。



にも関わらず、問題は現在の管理状況なんです。
コンピュータ化されて実に1兆円をこえる
管理費をかけてきて、現状はお粗末な有様で
むしろ、負担者の不安を増幅しています。

本当にこれほどの負担が必要なのか
委託する側にあまりにも、
コンピュータの理解がなくて
業者のいいなりの費用を呑み込んでいるようにも
思われてなりません。

元はといえば保険料管理と運営の
省力化の為にコンピュータ化するという名目に、
これほどのお金をかけるということ自体の
そのコスト意識に疑いを持ちます。



安部の仲良し官邸団は、
国会の追及の答えに窮して、
残った保険データの修正や「名寄せ」などという
はっきりしない作業をするがため
この膨大な支出元に対して
さらに、新たな「ソフト開発」
を随意契約で依頼することを、国会で公言しましたが

パソコンをかじるものの一人として
これだけの、遅滞とミスを引き起こし
費用に見合わない状況を生んだシステムの
開発側の責を問わないどころか
システムの不備を疑わずに
新たな開発を10数億で委託する発想が、
その場しのぎの何ものでもない気がしてなりません。

パソコンで作るシステムは、
私たちの場合に置き換えるのは、ちょっと行きすぎて
飛躍しすぎだと思うのですが
例えば、エクセルで作る資料や表のように
どうしても、作りながら、使いながら
検証する時間が必要であるし、
プログラムなんていうモンが
いともかんたんに、できあがるものでもないのです。
まして、この10年作った側の論理も
それを使う側にとって、最適であったかというと
答えは、明確に「NO」だったのではありませんか?

事ここに至っては、
あらゆる角度の検証とアイデアが
困窮した状況を乗り越える手段やと思うんです。
ですから、この際今あるシステムの
データをオープンにして、多くの知恵を結集し
みんなで考えることがみんなの理解を得ることやと思うんですが・・・