ヤカちゃんが面白すぎて、記録が前後しましたが、クリスマス前に読んだ絵本の覚書。
ある夜、娘が、目をまんまるくしてとんできて、
「お母さん!サンタさんが変!」と言いました。
たしかに、この絵本に出てくるサンタさんは、他の絵本とは、全く違うサンタさんで
(妖精に近い!と、母は、思っています)その衝撃は、ちょっと、わかる気がします。
そんなこんなで、その日の夜は、この絵本を持って布団へGO
色んなところにツッコミを入れていましたが、一番は、ねこのヒラリーが、飾りの青い鳥を
眺めているページ。
挿絵に、「わぁーい!」と、字が書かれているのですが、ストーリーと関係ないので、
読まないでいると、「お母さん、読んでない!」と、娘さん、抗議。
そうかあ。息子は、字に興味がなかったので、挿絵に描かれた文字を読む習慣が
なかったのだけれど、読めちゃう(興味がある)人は、これが、気になるんだね。
そしていよいよ、サンタさん登場。
娘さん、大爆笑
「変なのー。変なのー。変なのー。」の連発で、ちっとも、お話を聞いてくれません。
「やせすぎだろー。」とか、ツッコミまで入れて 小学生男子並に、言葉が汚いし
たしかに、世の中にあふれるサンタさんは、でっぷり太ってるものね。
母の大好きなアニタ・ローベルのサンタさんなんて、お腹がゆれてるしね。この絵本、
今年、娘にとっては、「見たこともないサンタさんの絵本」として、心に残るのだろうなあ。
お話そっちのけで、サンタさんの姿に笑い転げる娘を眺めながら、しみじみ思いました。
一度読んだら気に入って、「今日は、変なサンタの本読む!」と言う日が多かった娘さん。
でも、毎日、このサンタさんと出会っていると、そのうちに、茶目っ気があって、よく目に
するサンタさんより、イイ感じに思えてくるから不思議です。
娘にとっては、最後まで、「やせすぎだろー。」でしたけれど。
去年読んだら、ちっとも喜ばなくて、今年もまだ早いと思って、読まないでいた絵本。
娘が、読んでみたいと持ってきました。
そしたら、喜んで、喜んで・・・・・。
息子は、ただただ、ゲラゲラと笑いっぱなしだった本ですが、娘は、最後まで、乙女顔で
聞いているのが、印象的。
どうやら、まりーちゃんの欲しいプレゼントに釘付けの様子。
息子にとっては、「空気読めない」まりーちゃんだけど、娘は、まりーちゃんの方に感情移入している
様子なのです。まりーちゃんが、欲しいプレゼントを挙げるたびに、目がキラキラの娘さん。
良く考えれば、「欲しい」と言ったもの、すべて手に入るのですよねえ。まりーちゃん。
そりゃあ、魅力的な物語だ。
ある夜、この本を読んでいる声を聞きつけて、息子が、二階から駆け下りてきて(バタバタと)
娘の横に座り込み、ゲラゲラと笑い始めました。
おまけに、「相変わらず、空気読めねーなー」と、ツッコミ入れながら。
空気読めてないのは、君ですって!!!
娘さん、お兄ちゃんに「あっち行ってよ」ビームを出しながら、でも、我慢して、最後まで聞きました。
息子は、最後まで、娘の乙女心に気づいてあげられず、ゲラゲラと笑っていました。
っていうか、集中して受験勉強しなさい!