今回の思い出しレストラン紹介は第2の故郷、マニラの中心部マカティ市にある中華料理の店、Jade Garden。
今では治安も良くなって、5つ星ホテルなどに立派なレストラン(Tin Hau: Mandarin Oriental、Shang Palace: Makati Shangri-la等)が出来ましたが、tokyoboyが最初に着任した1988年頃、すなわちニノイ・アキノ上院議員暗殺や2回のクーデター、三井物産若王子支店長誘拐事件など物騒な事件が次々起こった時期に、マニラでまともな中華を食べようと思えばここ位しか無かったんです。
”際物”としてはチャイナ・タウンに行く、というのがあって2-3回試しましたが、当時の治安はそれを生活状のルーティンにすることを、このノー天気な人間にさえ許してはくれませんでした。それに対し、マカティのグリーンベルト・モールは比較的安全、現在では東京に持ってきても結構”いける”ファシリティーへと進化を続けています。
ここで思い出すもの、と言えば前菜で必ず頼んだ"steamed shrimp"。
左の写真は同レストランのものではありませんが、こういった感じでネギが入った醤油ソースと一緒に出され、お客さんはこの山の様にある海老さんの殻を黙々と向きながら手で食べる、というのが”決まり”でした。
その時は感じなかったんですが、その後世界各地、特に東京ではこの活きた小さい殻の薄い海老をさっと蒸してくれる料理って余りありませんし、有ってもカクテル的に何本かしか出て来ないんですよねえ… 高いし。
ということで、一人で20-30尾の海老を貪ったのを懐かしく思う、が今回の唯一のメッセージ
このお店と香港の有名なJade Garden(翠園飯店)グループとの関係は不明です。東京・新橋にあった(正に香港グループの一員だった)翠園は随分前に閉店してしまいました。
一番最初に”飲茶”という言葉を知ったのは、子供の頃その新橋店に家族で行った時でした。こういった経験があって、マニラ着任後このお店の名前に強く反応した訳です^^;