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TOBA-BLOG

TOBA2人のイラストと物語な毎日
現在は「続・夢幻章伝」掲載中。

「夢幻章伝」62

2015年09月15日 | 物語「夢幻章伝」

『食え食え食え食え』

ぼわーん、と現れたのは、
ギャーズンの手に落ちてしまった
へび呼ロイドの同僚達、こと

―――分子ズ!!!

それがマツバの剥いていたゆで卵の中から
溢れ出たのだ。

「熱湯で茹でたのに!!??」

一体何故に、と
マツバは色々思いを巡らせる。

水はH2Oで熱することによりH2とO2になり。

ちなみに、会場の人たちは

「なるほど、豆乳のゆるキャラか~」
「最近どこも色んなゆるキャラ作るよな。
 地元経済が潤えばいいけど」

イベントの一種だと思い込んでいる。
なぜなら分子の見た目は丸いふわふわした生き物。

「しかし、デザインがシンプルすぎるわね」
「いいえ、そこがいいのよ」

かわいいかどうかは人それぞれ。

『食え食え食え食え』

だが、

「マツバさん、これ!!」
「つまり電子レンジの原理で振動を、え?
 ―――クリミア、あなた気付いたようね!!」

この異常事態にいち早く気付いたのか
やるわね、とマツバがアイコンタクトを向けるも。

「魔法、ですね!!
 魔法はダメだって司会の方が
 言ったじゃないですか!!」

「え?違っ!!」

「それに、いくら高等な魔法で来たって
 私、負けませんから。
 本当に必要な事は
 ああああ………あ……愛なんですから!!!
 きゃーーー!!!言っちゃったーーー!!!!」

もう、やだ~、と
恥じらいながらマツバの肩をばしばしと叩く。
痛い。

「「「「…………」」」」

会場客席サイドでは
いつの間にかアヅチの隣にやって来ていたモモヤが言う。

「お前、あそこまで想われるって
 そうそう無いぞ」
「待ってくれ、そもそも
 愛があるからまずい料理も食べられるのであって
 ただの料理から愛は生まれない」
「おねぇちゃん料理は酷いからね」

クリミア&ロマニー家の食事は
ロンロンが準備致します。

「マツバ、俺のために料理を作ってくれるだけでなく
 魔法まで披露するなんて、俺はっ……俺はっ!!」

タクトはタクトで暴走している。

アヅチはステージの事態をなんとかしなきゃな、と
思いながらも同時に
あそこ行くと面倒なことになりそうだな、と
ひっそり隠れても居たかった。

「そう言う訳にもいかないか」

と、ため息をついてアヅチはステージに向かう。

『食え食え食え食え』

同僚達はついに会場の食べ物に群がり始める。
準備されていた料理大会用の食材から
完成した料理まで。

「わーーー!!」
「せっかく作ったのに」
「貴重な豆乳が~~」

大会参加者やスタッフから悲鳴が上がる。

マツバのゆでたまご(ちゃんとした方)
クリミアのクッキーまでもがその魔の手に。

「いやあああ。私のクッキーが!!
 マツバさん、いくら何でも
 これは酷いですよ!!!」
「いやだから」
「私、マツバさんの魔法ステキだなって思ったのに。
 こんな仕打ちないわ」

ムキーーーっとマツバも反論。

「そもそも。私こんな
 しょっぼい魔法なんて使わないから!!」

そこ、大事。

ぽろん。と、その場に妙な効果音付きで一匹の同僚が転がり落ちる。
ポロリとクッキー(多分、そして、黒い)を吐き出す。

『ま、まずっ!!!』

「「…………」」

ぴーん、と、マツバの頭上に電球が灯る(イメージ)。

「そうだ、これよ。
 クリミア。あなたのクッキーをこの同僚達に食べさせるのよ。
 そうすれば、一網打尽じゃない!!」
「いやあああああああ」

「何気にお前は酷いことを言うなぁ」

アヅチもステージに上がってくる。

「マツバ、助けに来たよ!!
武術は苦手だけど、魔法なら、
使えないことも無いこともないかもしれない」

タクトも居た。
一目惚れだけで、よくぞここまで。

「私だって、おしゃれ魔法で名高い北一族として
 負けていられません!!」

むん、とクリミアが気合いを入れる。
その自信が逆に怖い。


「「ええっと」」


タクト&クリミアの勢いに
何だかついて行けないアヅチ&マツバ。

このメンバーで一体どうしよう。


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「夢幻章伝」61

2015年09月11日 | 物語「夢幻章伝」

「さあ、みなさん!」

こちらは、豆乳料理対決の会場。

「無事に豆乳早飲み大会も終了! 北一族の意地を見せましたー!」

わぁあああああ!!(喝采)

「続いて、豆乳料理対決がはじまりますよ~」

わぁああああああ!!(喝采)

「それでは、ルールを説明しまーす」

壇上は、料理対決用にセッティングされている。
ずらりと並ぶ、出場者たち。

その中に、マツバとクリミアもスタンバイ。

「くっ・・・。なんで私が」
「マツバさん!」

クリミアは、ずずっとマツバに近寄る。

「料理が苦手なら、あきらめてくださいねっ」
「・・・・・・」
「優勝はこの私、クリミアがいただきですっ!」
「・・・・・・(おいおい)」

豆乳料理対決の司会者は、大会要項を取り出す。

「料理のテーマは、もちろん、豆乳を使った料理!」
司会者は、手を上げる。

わぁあああああ!!(喝采)

大きな白い布がまくられ
そこに、
新鮮なまめぴよ豆乳!!(北一族産)

「原則として、魔法は使用しないこと!」

「なっ!」
マツバは、テーブルを叩く。
「魔法を使えないって、どう云うことよ!」
「うふふ、マツバさん」
クリミアは、鍋を持つ。
「腕に自信がないんですかー!?」

「では、スタンバイ!」

司会者の合図で、出場者は構える。

「豆乳料理対決スタート!!」

一斉に出場者たちは動き出す!!

クリミアは、新鮮なまめぴよ豆乳(北一族産)を手に取る。
マツバをちらりと見る。

「私、豆乳クッキーを作るんです」
「ふーん」
「マツバさんは??」
「・・・ゆでたまご」
「え?」
「まめぴよの卵の、ゆでたまご・・・」

マツバのやる気ナッシングが。

「私、負けません!!」

クリミアのやる気ありあり。

どんがらがっしゃーーーん!!

「この音は!?」
思わず、司会者はその方向を見る。

がらがらがらがらがらがら

ぱきーーーん!!
うぃーーーーーんん!!

「豆乳クッキー! 豆乳クッキー!!」
「この音はクリミア選手です!!」

激しい音とともに、クリミアは料理を仕上げて?いく。

「アヅチさんのために豆乳クッキー!!」
「クリミア選手、大丈夫ですか!?」
「アヅチさんのために! アヅチさんの!!」

わぁあああああ!!(喝采)

がしゃーーーーーん!!

「愛です!」

クリミアの熱に、司会者はたじたじ。

「クリミア選手、愛です!!」

わぁあああああ!!(喝采)

「お姉ちゃん、がんばれー!!」

豆乳料理対決会場に移動してきたロマニー。
それと、ロンロン。

「マツバぁあああ!!」
「・・・・・・」

アヅチとタクト。

「おっ、あの姉さん知ってるぞ!」
「マツバじゃないか!」

海一族のナギサ、シオリ、ミナト。
南一族のモモヤ。

マツバは、鍋を火から上げる。
鍋に水をかける。
ゆであがった卵を手に取る。

「マツバぁああああ!! 君のゆでたまごが食いてぇ!!」
「・・・いちいちうるさいな、お前」

マツバは、卵の殻をむく。

完成間近だ!!

クリミアもオーブンをのぞく。
こちらも完成?間近。



ぽーーーーーん

「ん??」

マツバは、空を見上げる。

ぽーーーーーん

「これはっ」

ぽーーーーーん
ぽーーーーーん

マツバの手元から、何かがあふれる!!



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「夢幻章伝」60

2015年09月08日 | 物語「夢幻章伝」

「ねぇねぇ。ナギサ。
 栗って美味しいんだね~」

甘栗をほおばりながら海一族のシオリが言う。

「ウニも甘くて美味しいけど、これもいいな。
 とげとげした物って甘いんだな」

ナギサとシオリの言葉に
ヘイマスターことミナトは胸を痛める。

「父さんが栗を沢山買ってあげられたら」

なぜなら栗は海一族と敵対する山一族の名産品。
そう易々とは手に入らないのだ。

「あ、それなら
 南一族にも少し栗はありますよ」

売り出すほど取れないので
家庭用だが
おすそ分けできます。とモモヤ。

「南一族の親切なお兄さん!!」
「ありがとう!!」
「お礼にウニ送ります!!!」

モモヤわらしべ長者。

「ウニかぁ、
 アヅチのやつ喜ぶかな」

ふふふ、と
モモヤは弟の事を思い浮かべる。
さて、そのアヅチは豆乳早飲み対決の会場にいた。


「北一族祭!!
 豆乳早飲み対決。優勝を制したのは!!」

ドルルルルルルル。

ドラムの音が小刻みに響く。

「タクト選手―――!!!
 他一族からの参戦があったものの。
 まめぴよの産地、北一族の意地を見せたか!!」

「ありがとう皆さん!!」

どーん、とステージの中央に立つタクト。
ずずいっと司会者がタクトにマイクを向ける。

「優勝おめでとうございます。
 今のお気持ちを一言どうぞ」

あー、ゴホン。

「まさか、自分が優勝できるなんて
 思ってもいませんでした。
 僕のことを育ててくれた、厳しい父、優しくて病弱な母、
 あるいは反抗期の弟。この想いを伝えたい人は沢山居るのですが」

ずいっと、タクトはステージ脇を指し示す。

「切磋琢磨したライバル」

どーんとスポットライトが照らされるアヅチ。
おおーっと会場は謎の拍手に包まれる。

「豆乳美味しかったです」

ちなみに、アヅチは最初の一杯で
『あ、俺もういいです』と
普通に味を楽しんだだけだった。

「そして、そして
 何よりもこの想いを伝えたい
 マツバ!!!大好きだ!!!」

おわぁああああああ。と
会場が居ように盛り上がるがスポットライトが照らす先には

「……」

誰も居ない。
マツバ何処に行った。

「ふっ、照れなくても良いのに。
 さて僕は彼女を追いかけます。
 優勝賞品の豆乳一年分は会場の皆さんでどうぞ
 この喜びを分かち合いましょう!!!」

わぁああああああああああ!!
タクトの粋な計らい(?)に会場に歓声が響き渡る。

「では、準優勝の方にもコメントを頂きましょう
 アマ―――」

会場の盛り上がりに
司会者の音声がかき消される中

「うんうん。
 タクトのやつなかなかやるじゃん」
「北一族の男の中の男ですな」

いいねー。とロマニー達の中でタクトポイントが上がっていた。
そこにアヅチがステージから戻ってくる。

「あー、腹がタポタポする」
「アヅチ、全然飲んでないじゃん!!」
「いや、俺本番前に謎の豆乳飲んでるし」
 (夢幻章伝55参照)

「それにしたって、
 今、豆乳は貴重なんだよ」

もう!!分かってないなぁ!!
カカクコウトウなんだから!!
とロマニーが言う。

「この村の先に変なやつが居て
 そいつのせいで豆乳が運べなくて困ってるんだから!!」

だから、他一族が豆乳を手に入れるのは
とても大変なのだ。

「ふーん」

この村の先、というと、
アヅチ達がまだ通っていない
北一族の村から更に先(西一族方面)へ向かう道だろうか。
アヅチは一応、チェックを入れた。

「で、マツバは??」

居ない、逃げたな。
それに、―――クリミアも居ない。

「マツバはね
 おねえちゃんと一緒に」

ほら、とクリミアが
別会場の方を指さす。


「豆乳料理対決に参加しに行ったよ!!」


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「夢幻章伝」59

2015年09月04日 | 物語「夢幻章伝」

「南のお二方、トウノを見つけられたかしら?」

部屋の中をうろうろしながら、ミィチカが云う。

「うん、きっと大丈夫だよ!」

その横で、トウノの妹、キーリ。

「心配だわ・・・」
「そう?」
「心配・・・」
「大丈夫だよー」
「北一族の村で、変な妄想を膨らませていないか・・・」
「それは、・・・うん」
「北一族・・・」
「・・・・・・?」
「お祭り・・・」
「・・・・・・!?」

「やっぱり行きましょう、キーリ!!」

ミィチカは立ち上がる。

「ミィチカおねえちゃん!」

キーリも立ち上がる。

「今から行けば、お祭りに間に合うよ!!」

そこ!!!


そして、話は北一族の村に戻る。

最終回間近!?
と、云うこともあって、北一族篇は、登場キャラが多い!

みんな、それぞれの場所を確認しておこう!

南一族:モモヤ
 甘栗試食中。
海一族:ナギサ・シオリ・ミナト
 モモヤと談笑しながら、甘栗試食中。
東一族:タツキ
 武道対決大会会場。
東一族:アマキ
 ・・・・・・?
砂一族:フワ・シマ
 武闘対決大会会場。
北一族:ミィチカ・キーリ
 北一族の村へ向かう道中。
北一族:トウノ(・スネークバルーン)
 ・・・・・・?

そして

南一族:アヅチ・マツバ
北一族:クリミア・タクト・ロマニー(・ロンロン)

豆乳早飲み大会会場!!

「なんで!!?」

「俺(タクト)と、マツバをかけて勝負するからだろう!」
「そもそも、勝負する必要あるのか!?」

アヅチとタクトは、ぎゃーぎゃー云い合っている。

「お前、ルールがわからなくて不安なのか!?」
「そうじゃねぇよ!」
「俺が説明してやる!!」

タクトは、ご一行の前に踊り出る。

手には、練習用の空き瓶。

「まず、」

ごくり

「よーいどん、の合図で瓶を手に取る」

うんうん。

「それを口に持って行き」

タクトは空き瓶を口元に近付ける。

「後は一気に飲む!!」

そして、飲む真似。

「おぉお!!」

ロマニーとロンロンが拍手。

「そのまんまじゃないかよ!!」

アヅチは罵声。

しかし

「あ・・・アヅチ、お前ルール知らなかったのかよ!?」

人の話聞かないタクト。

「ほら、ステージに行くぞ!」
「あぁあああああ」

アヅチはタクトに引きずられ、ステージに上がる。

「がんばれ、タクトー!! 北一族の意地だよ~」
ロマニーの声援。
「がんばって、アヅチさんっvV」
クリミアの声援。

「みなさーん、私は豆乳早飲み大会の司会係です」
会場のアナウンス。
「北一族の伝統の豆乳早飲み大会。準備はよろしいですかー?」

「もちろんだぜ!!」

タクトは、豆乳のビンを持つ。

それは、フライングだよ!!

「それでは、よーい」

スタート!!

(合図のかけ声が違う:笑)



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「夢幻章伝」58

2015年09月01日 | 物語「夢幻章伝」

「おい、そこの南一族の男!!」

「あぁ??」

どーん、と
タクトがアヅチの前に立ちはだかる。

「俺と、マツバをかけて勝負だ!!」

苦手な鳥を顔に押しつけられたショックから抜けきらないまま
アヅチはこいつ誰?な男に勝負を挑まれる。
ちなみにアヅチの鳥嫌いははるか幼少時に遡り
アヅチの姉が(以下略)

「誰だお前」
「そうだな、勝負は……」
「聞けよ」

タクトは祭りの案内ポスターを眺める。

 ・豆乳早飲み大会
 ・豆乳料理大会
 ・武道対決大会

「豆乳早飲み大会で勝負だ!!」

「武道大会じゃないのか!!」

まぁ聞け、とタクトは言う。
「武道対決では平等じゃないだろう」
「くっ、なんだ、
 俺の事弱いと思っていたら痛い目見るぜ」
「何言ってるんだ、
 俺には武術の腕が無いから言ってるんだ」

「こいつ、潔いな!!」

「アヅチ、負けるんじゃないわよ!!」

マツバの声援にやはり、と
タクトは確信を覚える。

「お前を倒し、
 マツバの心を手に入れてみせる!!」

「ラブコメか!!?
 そういうい事なのか!!」

きゃー、っとモモヤ。
嬉しそう。

「えええ?そうなの??
 やっぱり、お二人はそうなんですか??」

あわわわわ、と
クリミアは慌て始める。

「あぁ、もう
 おねぇちゃんったら何やってるのよ
 じれったいな~」

物陰から覗くのは、一人の少女

「ロマニー様、一体何をなさっているのですか」

と、

「もう、ロンロンはちょっと黙っていて」

と、一羽のまめぴよ。
鳥が喋る、ここはそういう世界観。
まぁ、へびと風船?が喋っているんだし。
(へび呼ロイド)

「いえ、しかし、
 皆がすべからく人語を解せるというわけではなく
 私めが特別な存在という事であって。
 いえ、これは自慢などではなくあくまで事実を述べているだけであり」
「黙っててって言っているでしょう。
 そんなんだから奥さんと別居中なんだよ!!」
「ぐふううう、
 痛いところを突かれますな」

そう、ロンロンは人語を操る天才まめびよ。
現在妻とは別居中。
子供は八人匹。孫三匹。
ロマニー宅にお仕えして働いているまめぴよ。

「まかさ、ロマニー様、
 隠れていらっしゃるのですか?」
「そうだよ、だから静かにって」
「しかし、いささかお声が大きすぎるのでは」
「え?」

「ロマニーじゃない!!」

「おおおお、おねぇちゃん。
 いや、その、別に、つけていたわけじゃああ!!」

なんてわかりやすい子供だ、と
アヅチ他その場に居た全員が思った。

「アヅチさん、この子は妹のロマニーです
 そして、こちらが……」
「うっ……」
「まめぴよのロンロンでございます。
 長らくクリミア様。ロマニー様のお家にお仕えしており
 今はロマニー様のお世話係で……おや、どうかされましたかな」
「ロンロン、実はアヅチさんは豆腐が嫌いで」

「そうのくだりはもういいよ!!」

ゴーン、ゴーン、と
辺り一面に鐘の音が響きはじめる。

「あら、もうこんな時間」

鐘が鳴り終わったと思ったら
大きな花火が打ち上がる。

「さて行きましょう」
「じゃあね~、
 あ、いつもアマキといる東一族!!」
「げっ、砂一族!!」

フワ、シマ、タツキが
祭りのメイン会場へと駆けていく。
(タツキの場合追いかけられて)

「さて、俺も祭りを楽しむぞ」

と、モモヤもひとまず店じまい。

「アヅチさん、
 さぁ、お祭りが始まりますよ
 行きましょう、さぁ、二人で」
「いや、俺は」
「マツバ、俺たちは二人で豆乳を飲もう」
「結構です」

「「まぁまぁ、そう言わずに」」

アヅチとマツバは
それぞれクリミアとタクトに
祭り会場へと(強引に)誘導される。

全水辺一の祭りが今、始まる!!


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