10日のエントリ、「まぜるな危険」の後で考えたこと。
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最初は自殺の手段となっていた硫化水素。どうもこのところ、それ以外の使い方が見られるようになっているのではないか。
9日に、こんな事件(?)が発生した。
兵庫県南あわじ市榎列大榎列の榎列駐在所で、1階事務室から異臭がするのを駐在所勤務の警察官(36)が気づき、床に液体がまかれているのを見つけた。
南あわじ署が調べたところ、液体から強アルカリ性と強酸性の成分を検出。硫化水素自殺で使われているトイレ用洗剤の可能性もあるとして殺人未遂容疑で捜査を始めた。
産経新聞のニュースなのだが、駐在さんが気づいたのが午前4時20分ころ。駐在所だから、ご家族も一緒に住んでいる。
地下鉄サリン事件の時は、例の団体が自前で殺人ガスの製造をしていた。でも、この硫化水素については、トイレ用洗剤と何かを混ぜると発生する。どちらも一般的な工業製品で、誰でも購入できるような民生品である。悪いことを考える輩から見れば、毒ガスの元を、相互に関連性のない企業が、製造・販売してくれていることになる。こんなに楽なことはない。こんなもの学校に持ち込まれたら、どうなるんだろう。これからますます学校もセキュリティーレベルを上げなければならないのだろうか。
学校、トイレ用洗剤あるからな。
いやだなあ。