書くことの活動、大前提として「書くこと」で終わらないことを目指した。
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1学期:Show & Tell
ピクトグラム(絵文字)をテーマとするレッスンで、書くことの活動をペアで実施した。
教科書本文を参考に英文を書く。「日本ではあまり見かけない交通標識(ピクトグラム)」を僕が準備。それらについて調べさせ、英語で説明する原稿を作らせた。作成後、ペアを組み、絵文字を相手に見せ、説明(Show & Tell)させた。
実施後考えたのだが、’20年東京オリンピックに向けて、現状では日本語のみがほとんどの交通標識に、英語表記を加えることになっている。英語表記のない標識を外国人に説明させる設定の方が、よかったかと思う。
2学期:教科書本文のリライト①
軌道エレベータを題材とするインタビュー形式の教材を、科学者の講演として書き直させた。
教科書本文では科学者は尋ねられる方なので、教科書本文を利用+必要に応じて英文を作る活動になる。
全員に提出させ、よくできたものはワープロで打ち直し、全員に配布した。
3学期:教科書本文のリライト②
チャールズ・チャップリンを取り上げたレッスンをもとに、ワークシートを作成。チャップリン自身が人生を語るように書き換えさせた。
ワークシートには教科書で用いられているチャップリンの写真(幼少期、青年期、映画作品の写真、スティル)を、年齢順に並べた。それぞれの場面について、教科書本文を使い、かつ必要に応じて英文を書く書く活動である。クイズ番組の司会原稿・タイトル:「Who Am I?」として書き直したものがあり、アイディアのよさ、書く力に驚かされた。
2学期と同じく、全員に提出させた。司会原稿のように書き直したものを増し刷り、全員に配布した。
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1学期の実践はペア間で知識、技能の共有ができた。2、3学期の実践は書いたものを、クラスでシェアできた。「書くこと」の活動をそれだけで終わりにしないことはできたが、何かもう一つ物足りない感じがする。
来年度は小さいタスクを数多く挑戦させようと思う。
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’18-02-25、「平成29年度の授業のふりかえり その1 スピーキング・リーディングについて」