昨日発表、大野埼玉県知事のメッセージ。埼玉県ウェブサイトより、そのまま引用する。 は僕がつけた。
県民の皆様に対して、これまでご協力をお願いしてまいりました。これはそのうちの一つは例えば、不要不急の外出だとか、東京に行かないでください。こういった自粛については、引き続き行われますが、法に基づくものに変わります。また、一定の施設の利用については、これは要請という形に変わります。
また更には、様々な私権の制限を伴うような措置を講じることが可能になります。ただ以前から申し上げているとおり、私は私権等を制限するものについては可能な限り、慎重にさせていただきたい。また、理由も含めて透明性を確保をするということを以前から、申し上げてきたところであります。我々としては、実は1週間ぐらいかけて特措法の中身、それぞれの条文についてできること、できないこと、あるいはこういった条件の中ではするべきだといったことを、詰めていますので、明日具体的にお話をさせていただきますけれども、県民の皆様に対しては、お願い、協力を法に基づいてさせていただくというのが一番大きな議論になるかと思います。その中には、生活物資の買い占めや、あるいは売り惜しみ、こういったものを抑制するための仕組みも入っています。
私はこういったものに対しては躊躇なく措置あるいは要請を行っていくつもりであります。また生活に必要な物資、あるいは医薬品、あるいはさまざまな基礎的な物資ついては、売っているものや事業所の閉鎖を要請するつもりはありません。
したがって仮に明日からこういった措置が宣言が行われたとしても、ぜひ買い物ができる体制になりますので、買い占めに走る必要はありませんので、冷静に対応をお願いします。
+++ Let's be Calm & Cool. +++
--- Do Not Panic! ---
--- United, We'll Survive! ---
「そーしゃる・でぃすたんしん(ぐ)」
日本語としてはカタカナ書きの他に、「社会距離戦略」、「人的接触距離の確保」、「社会的距離の確保」、意訳した「人混みを避ける措置」などがある。「感染拡大を防ぐために物理的な距離をとる(こと)」が定義のようだ。
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考えたこと その1
専門家はカタカナを口に出す前に、日本語で説明する努力しよう。上記のような日本語があるのだけど、なかなか「示す意味」が一般化していないと思う。「言葉の意味は伝わっているのか」でも取り上げたが、カタカナで書かれているとわかるわからないの前に、「わかろうとすることができない」人がいることを考える必要がある。
なお、social distanceは全く別の意味である。「物理的な距離をとること」をソーシャル・ディスタンスと省略してはいけない。
考えたこと その2
distancing... ingが付いているので、動名詞か現在分詞になる。
distance oneself fromで、「~から自分を遠ざける」の意味。
social distancing... socialという形容詞の後だから、名詞(の働きのある語)がくる。この場合は動名詞だ。social distancing+名詞ならば、現在分詞の形容詞用法である。いずれにしてもdistanceは動詞としての使われ方である。
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浅学・不勉強をブログでさらすのは情けないが、僕はこの単語の動詞の用法を考えたことがなかった。