■ブーステッド・プランテーションズ(マレーシア軍が出資するパーム油メーカー) 農地を拡大するために株式上場する。新規株式公開(IPO)により最大10億5000万リンギ(約331億円)を調達する見通しを示している。
調達資金はプランテーション(大規模農園)用地の取得や、親会社ブーステッド・ホールディングスへの借金返済に充てる。ブーステッド・プランテーションズは今後3年で保有する農地を約20%増やし10万ヘクタールまで広げる。IPOによる調達資金の一部は再植林プログラムやパーム油工場の改修にも使う。
マレーシアは最大のパーム油生産国の一つで、2013年の輸出量は1980万トンだった。中国とインドが主な輸出先となっている。
(クアラルンプール=CK・タン)*日経、アジアフラッシュ、14/5/30
マレーシア陸軍 (Tentera Darat Malaysia: TD)は、マレーシア軍のうち陸戦を主とする部門である。陸軍総兵力8万人のほか、4万人の即応予備役がいる。他の東南アジア諸国の陸軍力と同様に比較的軽装備ではあるが、少数ながら良質の機甲火力と十分な遠戦火力を備えている。
現在のマレーシア海軍は、東南アジアでもっとも大規模で、またもっとも先進的な海軍のひとつであると見なされている。その洋上兵力の主力となるのは、イギリス製のレキウ級フリゲートとドイツ製のカスツーリ級フリゲート 各2隻であり、レキウ級については発展型 2隻の建造も計画されている。排他的経済水域の哨戒用として整備しているクダ級哨戒艦は、必要に応じて武装したコルベットとして改装することができ6隻取得している。また、フランス・スペインの設計・建造によるトゥンク・アブドゥル・ラーマン級潜水艦 2隻の取得により、潜水艦戦力も獲得した。
マレーシア軍のうち航空戦を主とする部門である。航空機 226機。先進的な航空機を保有しており、東南アジア地域では有数の空軍力である。