*訪英中の安部首相、東電、セラフィ提携の調印式に出席、セラフィールドの救済事業?セラフィールドは中部電力との独占契約で、浜岡原発の使用済み燃料の再処理を引き受けていた,浜岡の停止で、休業状態にあった?
*東芝の原発子会社,WHは英原子力公社の子会社であった、この買収は,英公社の救済買収の可能性?
*東京電力は2日、原子炉や廃棄物関連施設の廃止措置に取り組んでいる英セラフィールド社と、福島第一原子力発電所の廃炉作業に向けた情報交換を行うことで1日(ロンドン時間)に合意したと発表した。両社の間で互いに施設の視察や情報共有などを実施するという。同社によると、正式な情報交換協定の締結に先立って、協定の意義・目的を記載した協力声明に署名した。声明では、協定の目的として、(1)互いのサイト(福島第一原子力発電所、セラフィールド)の視察、情報・報告書の共有等の実施、(2)両サイトで類似する課題に関する知見を学び合うことによる目標達成への貢献、(3)情報交換協定の有効性の継続的な評価の実施、を掲げている。
セラフィールド社は、放射能漏えい事故(INES-5)を起こしたウィンズケール原子炉の廃止措置に取り組んでいる。また、発電設備以外にも放射能漏えいリスクの高い設備を保有しており、その廃止措置とリスク軽減対策に取り組んでいる。汚染水の土壌への漏えいも経験しているという。
*20世紀後半頃からは受け入れ使用済み核燃料の全収容量の4分の1近くが日本からのものに想定されていたほど日本との関わりが深く、2010年からは中部電力との独占契約状態にあった。 その中部電力の管理下にある浜岡原発の2011年における全面停止に伴い存続の危機が指摘されている、
*1957年10月10日、ウィンズケール火災事故が起きる。この事故は世界初の原子炉重大事故となった。英国北西部の軍事用プルトニウムを生産するウィンズケール原子力工場(現セラフィールド核燃料再処理工場)の原子炉2基の炉心で黒鉛(炭素製)減速材の過熱により火災が発生、16時間燃え続け、多量の放射性物質を外部に放出した。避難命令が出なかったため、地元住民は一生許容線量の10倍の放射線を受け[要出典]、数十人がその後、白血病で死亡した。現在の所、白血病発生率は全国平均の3倍である。当時のマクミラン政権が極秘にしていたが、30年後に公開された。なお、現在でも危険な状態にあり、原子炉2基のうち一基は煙突の解体が遅れている状態にある。2万キュリーのヨウ素131が工場周辺500平方キロを汚染し、ヨウ素(ヨード)の危険性を知らせたことで有名である。また水蒸気爆発のおそれから、注水に手間取った。
1971年、核兵器の研究および生産拠点としての操業終了に伴い、新たに設立された英国核燃料公社 (BNFL: British Nuclear Fuels Limited) に生産部門が吸収統合され、ウィンズケールの施設の大半が BNFL の管理下となった。
1973年、天然ウラン燃料生産用B204棟で大規模漏洩事故が発生。31名の労働者を被爆させ閉鎖となる
*1981年、ウィンズケール・アンド・コールダー研究所は施設の再編成に伴い、セラフィールドと改名した。
UKAEA に残された施設は、戦後の核兵器の開発のために構成されたもので、現在もウィンズケールと呼ばれている。また、ウィンズケール原子炉は、改良型ガス冷却炉の原型となった。
2003年、施設自体が老朽化していたこと、また英国内における電力自由化などの影響で採算が取れなくなっていたことも重なり、閉鎖が決定となる。
2007年9月29日、コールダーホール原子力発電所の4つの冷却塔が爆破解体された。
セラフィールドは当初より、使用済み核燃料の再処理工場も多く保有していた。再処理が施されることにより、例えば日本の高速増殖炉もんじゅなどに利用されるMOX燃料の製造にプルトニウムを用いることが出来る。他にも、ガンマ線照射用の線源としてセシウム137の抽出を行うなど、核分裂生成物を再利用するための努力も行なわれてきた。