*大人用おむつは国内では成長市場、中国でも大人用おむつは伸びる、東南アジアでは子供用紙おむつ2桁増続く、
15/3期、売り上3600億円、2割増、営業利益260億円、前年比9割増、姫路工場完全復旧が寄与、
株価推移 1,223前日比-1(-0.08%)
*姫路工場の大災害事故,14/2月に完全復旧、通期で稼働、紙おむつ原料のSAP、アクリル酸の生産回復売り上は2割増、
2012年9月29日、姫路製造所で化学薬品(アクリル酸)のタンクが爆発し、これが発端となって大規模な火災が発生。これにより、姫路市消防局網干消防署の消防士1人が死亡し、同製造所従業員や兵庫県警網干署員ら計36人も火傷などの重軽傷を負った[3]。この事故を受けて姫路製造所の製品生産設備は使用停止命令が出された。同年11月にまず非危険品の自動車触媒から生産を再開。12月以降、アクリル酸を使用しない製品について順次生産を再開した[4]。
*アクリル酸世界シェア、55%,SAP同シェア、25%
世界のアクリル酸製造能力の55%のシェアを持つが、自社のアクリル酸の世界シェアは15%で世界3位である。このギャップはどこから生まれてくるかというと、この会社では世界の化学メーカーにライセンシングを行っており、その全ての製造能力を合計するとこのような数値となる。
高吸水性樹脂においては世界シェア25%(世界第1位)を取得しており、単純に言い換えると世界中の紙おむつの吸水ポリマーの4分の1はこの会社で製造されたものである。またこの吸収剤は体積の1000倍の水を吸収保持する特性があることから、砂漠にポリマーを埋めて吸水させて植物を植え、砂漠の緑化を行うプロジェクトが計画されている。
この会社の名前にある「触媒」が示すとおりダイオキシン分解触媒や自動車排気ガスの排煙触媒の製造も行っている。この会社では触媒となる化学品の製造を行っており、それが適用されるフィルターは製造していない。この触媒付フィルターの中に排煙を通すことで、内部での化学反応が促進され、汚染物質が除去されるという仕組みである。