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安田 潤平氏シリア過激派組織解放,帰還

2018年10月25日 22時43分22秒 | 乗用車」

  3年余りに及ぶシリアでの拘束の末、突然のタイミングで解放されたフリージャーナリストの安田純平さん。急展開の背景には何があったのか。実行犯とされる過激派組織を追い込んだ戦況の変化だけでなく、仲介したカタールの影響力も浮かび上がってくる。安田さんが滞在するのは、周囲を3メートル以上の壁に囲まれたトルコの4階建て入管施設。シリア難民らが収容されている。難民の親族を訪ねてきた女性(45)は24日、「室内は清潔で食事もおいしいようだ」と話した。

 シリアでの拘束から3年4カ月。日本やトルコの関係者は一様に、安田さんがこの時期に解放された理由を「過激派組織の焦り」とみる。シリア内戦はアサド政権が優勢を固め、反体制派の武装組織や「シャーム解放委員会」(旧ヌスラ戦線)などの過激派組織は、トルコ国境にある最後の大規模拠点・イドリブ県に追い詰められている。

 

 シリアでの拘束から3年4カ月。日本やトルコの関係者は一様に、安田さんがこの時期に解放された理由を「過激派組織の焦り」とみる。シリア内戦はアサド政権が優勢を固め、反体制派の武装組織や「シャーム解放委員会」(旧ヌスラ戦線)などの過激派組織は、トルコ国境にある最後の大規模拠点・イドリブ県に追い詰められている。

政権側は今年4月以降、首都ダマスカス近郊や中部を制圧してきた。7月には南部の反体制派拠点もほぼ奪還し、イドリブ県の総攻撃を模索。安田さんの動画が2回にわたって公開されたのはそんな時期だった。

 動画の中で、安田さんは過激派…



パチスロ機メーカー、ユニバーサル社の創業者会長追放劇、

2018年10月25日 22時18分48秒 | 乗用車」

これを聞いた岡田氏は「こんなふざけた話はない。なんだよ、俺の会社だよ。役員会なんてやらない。70%の数字を持ってきて見せてやる。何人か入ればガラッと変わるんだよ。何偉そうに言っている。役職罷免するぞ」と叫んだ。長男に奪われた同族会社の実権を奪い返し、ユニバーサル社のこうした仕打ちを人事からひっくり返すとの宣言だった。

「棄権」に回った岡田氏の妻

 緊急動議は採決に移された。岡田氏と側近取締役は利害関係があるため、採決から外された。残る取締役5人のうち、富士本社長、社外取締役ら4人が賛成に手をあげた。岡田氏の妻も取締役だが、手を挙げず、棄権とみなされた。

 「偉そうに。ふざけやがって。いいかげんにしろ、この野郎。なんで俺が執行権を外れるんだ。それが長引いたらどうするんだ」

 岡田氏が叫ぶ中、富士本社長が閉会を宣言した。岡田氏のストックオプション提案から始まった臨時取締役会は午後5時22分に終了した。岡田氏は最後までその場にはいたものの、議事録に署名せず立ち去った。この

この日以降、岡田氏は会社内に入ることも禁止された。

 
6425 機械15:00リアルタイム株価
 
    3520 前日比-140(-3.83%)

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岡田氏「経営陣を相手取って闘う」と宣言

 岡田氏はこの“追放劇”から4カ月近くたった9月14日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見した。その際、5月23日の臨時取締役会で提案した議案を否決され、業務執行権限を停止されたことについて、「一番重要なことは、私を疑わしき犯罪者という形で断罪したことだ。業務執行権限の停止などすべきでない。これは違法行為であり、こうした状態を作った富士本社長ら経営陣を相手取って闘うつもりだ。私は正しいことをやってきた。私の信念はそこにある」と強く主張した。

 
 

 

 


パチスロメーカー、ユニバーサルエンタメの臨時 取締役会で岡田会長と側近役員の追放劇!

2018年10月25日 21時54分21秒 | 乗用車」

*三越の岡田会長罷免事件を想起させるような臨時取締役会が、パチスロ機メーカーでも発生した、

パチスロ機メーカー、ユニバーサルエンターテインメント(ジャスダック上場)が5月23日に開いた臨時取締役会。会長だった岡田和生氏(74)は、同社の筆頭株主である同族企業の実権を長男らに奪われた対抗策として、同社の株式10%分を新たに取得する権利「ストックオプション」(新株予約権)を与えるよう提案し、富士本淳社長らの反対で否決された

 臨時取締役会はこの後1時間ほど続き、岡田氏は会長の業務執行権限を停止された。オーナー創業者として君臨したユニバーサル社から、この日を境に“追放”されたのだ。同社幹部の証言と、経済プレミア編集部が入手した臨時取締役会の記録に基づき、岡田氏「追放劇」を再現する、

午後2時開始の臨時取締役会は、岡田氏が提案したストックオプション議案を賛成1、反対5で否決したときには、午後4時15分を回っていた。岡田氏は「次の株主総会で全員罷免する」と叫んだが、社外取締役の1人から「あなたに罷免する権利はないんですよ」と言われ、ぼうぜんとしていた。

 この日の臨時取締役会はもう一つ、監査役の報告が予定されていた。5分間の休憩の後、監査役が資料を配布した。そして、「これから私が報告することは会社法382条に基づくものです。途中で発言を妨げることは、法律の実行を遮ることになるので、ご注意ください」と話し始めた。会社法382条は、取締役に不正行為や法律違反が疑われたときは、遅滞

 

遅滞なく取締役会に報告しなければならないという監査役の義務を定めた規定だ。

 

 監査役が報告した内容は、岡田氏が、側近の取締役に命じて会社の資金20億円を不正に流用した疑いなどいくつかの疑惑だ。監査役は、20億円が会社の承認なく、勝手に第三者に無利息で貸し付けられていると指摘した。

岡田氏は、「私は会社から個人の金を引き出してごまかすことは一切していない。きちんと調べもせず、なんでこんな場所で言い出すのか」と大声をあげた。

 社外取締役の1人が、「監査役は『疑惑だ』と言った。誤解なのか本当なのかはこれからの調査だ。事実なら刑事事件になりかねない。会社として調査を続けるべきだ」と調査継続を主張した。岡田氏は「刑事事件だなんだと偉そうなことを言うな。こんなバカみたいな話はない。余計なことを言うな」と机を大きくたたいて怒り出した。

 こうしたやり取りが続き、時間は午後5時を回った。富士本社長が議長として緊急動議を二つ出すと宣言した。一つは会社として厳格な調査を行うこと、二つ目は、岡田氏と側近取締役は証拠隠滅の恐れがあるため、業務執行権限と命令権を調査期間中停止するとの内容だった。



中国の情報能力、基礎的なことだが、トランプサイドも盗聴 を前提に作文する?

2018年10月25日 21時31分50秒 | 乗用車」

【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が24日、米当局者らの話として報じたところによると、米情報機関は、中国の情報員がトランプ大統領の携帯電話をしばしば盗聴していることを示す報告をまとめた。貿易や安全保障で対立する米中のこれ以上の関係悪化を防ぐため、盗聴内容を活用しているという。

録音公開、危機管理問う声=作戦司令室で「解任通告」-米政権

 同紙によると、中国側は通話内容から、トランプ氏の思考のほか、同氏がどういう話題に関心を持ち、誰の話を聞く傾向があるかなどを分析。同氏が頻繁に会話する人物のリストも作成している。
 リストには米投資会社ブラックストーンのシュワルツマン共同創業者・最高経営責任者(CEO)らが含まれ、

いるという。

録音公開、危機管理問う声=作戦司令室で「解任通告」-米政権

 同紙によると、中国側は通話内容から、トランプ氏の思考のほか、同氏がどういう話題に関心を持ち、誰の話を聞く傾向があるかなどを分析。同氏が頻繁に会話する人物のリストも作成している。
 リストには米投資会社ブラックストーンのシュワルツマン共同創業者・最高経営責任者(CEO)らが含まれ、中国側はトランプ、シュワルツマン両氏の共通の友人も特定している。
 トランプ氏はスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を使用し、政敵攻撃や政策発表にツイッターを多用している。側近は「通話の安全が確保されていない」と繰り返し警告してきたが、同氏はスマホを手放していないという。
 タイムズ紙によれば、ロシア情報員もトランプ氏の携帯通話を傍受している。ただ、元当局者は「トランプ氏への影響力行使という点でロシアは中国ほど洗練されていない」と話している。(2018/10/25


サウジの著名な、カショギ記者が イスタンブールのサウジ総領事館内で殺害された、 、

2018年10月24日 19時00分56秒 | 乗用車」
サウジアラビアの国営通信は20日、サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館で死亡したと伝えた。カショギ氏はサウジアラビア政府を厳しく批判してきた。*NHK 
国営通信は「ジャマル・カショギ氏はイスタンブールにあるサウジイ総領事館で会った人々と口論になり、その結果、死亡した。サウジアラビアの検察当局は、この問題でサウジアラビア国籍の18人を拘束して取り調べている」と伝えている。

「ジャーナリストは総領事館で死亡 18人拘束」サウジ国営通信(NHKニュース)

ソフトバンク株価下げ気配, サウジ、同国出身記者トルコで殺害疑惑 、提携関係不安要因!

2018年10月22日 17時23分46秒 | 乗用車」

 サウジ、サウジ出身著名記者、カショギ氏をトルコで殺害疑惑、サウジと提携関係の、ソフトバンクグループ<9984>が3日続落と下値模索の動きにある。株価は寄り後早々に前日比291円安の9239円まで売り込まれ、その後下げ渋る動きをみせているとはいえ上値は重い。売買代金は東証1部上場銘柄のなかで断トツの水準をこなしている。サウジアラビアと米国との関係悪化?にとどまらず、世界的にサウジと距離を置く動きが強まるなか、同社が同国と共同で立ち上げている巨大ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の今後にも暗雲が立ち込めている。ソフトバンクグループの株価は9月28日の年初来高値1万1500円から2200円強の大幅な調整をいれた水準にあり、「値ごろ感から個人の短期資金などがリバウンド狙いで買いを入れている」(国内ネット証券)状況にある。 

 ソフトバンクグループが下値模索、商い高水準もサウジリスクで ... 



 ソフトバンク 株価下落、サウジ記者殺害はサウジ皇太子の指令濃厚?

2018年10月22日 17時12分05秒 | 乗用車」

 ソフトバンクグループ<9984>が3日続落と下値模索の動きにある。株価は寄り後早々に前日比291円安の9239円まで売り込まれ、その後下げ渋る動きをみせているとはいえ上値は重い。売買代金は東証1部上場銘柄のなかで断トツの水準をこなしている。サウジアラビアと米国との関係悪化にとどまらず、世界的にサウジと距離を置く動きが強まるなか、ソフトバンクがサウジと共同で立ち上げている巨大ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の今後にも暗雲が立ち込めている。ソフトバンクグループの株価は9月28日の年初来高値1万1500円から2200円強の大幅な調整をいれた水準にあり、「値ごろ感から個人の短期資金などがリバウンド狙いで買いを入れている」(国内ネット証券)状況にある。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)


サウジ人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏,

2018年10月22日 16時44分21秒 | 乗用車」

サウジアラビア検察当局は、サウジ人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏について「トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で死亡した」と初めて認めた。

 

 今回の事件は、本来は外国に滞在する国民を保護する施設内で、その国民の命を絶つというサウジ当局者の異常な行動を浮き彫りにした。女性の権利拡大など一定の改革が評価を得てきたムハンマド皇太子に対する国際社会の信頼が失墜するのは確実だ。

 今後の焦点は大きく3点ある。まず皇太子の関与の有無だ。ムハンマド氏は昨年6月の皇太子昇格以降、国内の治安組織を一手に握り始めた。その皇太子が、自身を批判するカショギ氏の処遇に「一切関知しない」とする主張は不自然極まりない。真相究明に向け、サルマン国王は皇太子を長とする委員会設置を決めたが、これも「茶番」に映る。トルコ当局がどこまで皇太子の関与について公表するかも注目ポイントだ。

 2点目は国際社会の対応だ。産油国サウジと緊密な関係を築いてきた米国も、人権・人道上の観点から今回は厳しい姿勢だ。だが中東で敵視するイランへの対抗上、イランの宿敵サウジが重要同盟国である状況は変わらず、対応に苦慮している。サウジに「独善的」「閉鎖国家」との印象が強まれば、投資が冷え込むことも予想される。

 最後に内政への影響だ。サウジは保守的な社会で、娯楽を求める国民はアラブ首長国連邦(UAE)など近隣国に出かけ、巨額の消費が国外に落ちていた。皇太子は映画館や女性の運転を解禁し、若年層の支持を集めているのも確かだ。だが今回の事件を機にその権力基盤が揺らげば、改革にブレーキがかかる可能性もある。【カイロ篠田航一】 

トルコの当局者によれば、カショギ氏は10月2日に総領事館に入った直後に殺害され、ばらばらに切断された。その報道は世界中で嫌悪感を引き起こし、サウジに対する広範な非難につながった。サウジ側はカショギ氏が2日に領事館を無事に出たとしているが、その証拠を一切示していない。

 これまでのところ地政学的に最大の打撃を受けているのは、米国とサウジの戦略的同盟関係の安定だ。これにより、中東の盟主たらんとするサウジの計画と、米国とサウジによるイラン封じ込めの取り組みは後退することになる。同時にイスラエルの戦略的利益も損なわれた。


 カルソニックカンセイ、欧州の車部品大手,FCAから自動車部品部門を買収、8千億円!

2018年10月22日 11時01分28秒 | 乗用車」

 

自動車部品大手のカルソニックカンセイは、欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)から自動車部品部門のマネッティ・マレリを買収する。買収額は62億ユーロ(約8000億円)。両社の合計売上高は2兆800億円と世界の部品メーカーでトップ10に迫る。日欧の部品大手が統合し、自動運転など次世代車を巡る開発競争で勝ち残りをめざす。

マニェーティ・マレッリMagneti Marelli Holding S.p.A. )は、イタリアの自動車部品メーカーである。

日本デンソードイツロバート・ボッシュと並ぶ電装品、燃料噴射装置製造の最大手であり、トランスミッションECU, ショックアブソーバー排気系、灯火関連の部品(前照灯オルタネーター)なども手がける。 

カルソカンセの詳細情報

 
始値 1,287.0円 単元株数 1,000株
高値 1,290.0円 PER(調整後) ---
安値 1,287.0円 PSR ---
配当利回り --- PBR ---
出来高 89,000株
時価総額 351,935百万円
発行済株数 273,241千株
最安購入額 ---
株主優待 ---
 
 

  


ソフトバンク、サウジ皇太子によるサウジ記者殺害疑惑発生、共同案件の今後の推移注目

2018年10月20日 14時51分55秒 | 乗用車」

ソフトバンク株価

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サウジアラビアの反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコ国内のサウジ総領事館で失踪し、殺害疑惑が浮上している事件。今後の展開を世界中が注目する中、思わぬところに事態が飛び火した。

 サウジの首都リヤドで23日から3日間の予定で開催される経済フォーラム「未来投資イニシアチブ」(FII)。事件への関与が疑われているムハンマド皇太子がFIIを主導していることから、急きょ、CNNやNYタイムズが協賛を取りやめたほか、米国の大手メディア「バイアコム」、配車サービス「ウーバー・テクノロジーズ」などの大手企業が続々と不参加を表明しているのだが、そのFII諮問委員会の委員を務めるのがソフトバンク孫正義社長なのだ。

 ソフトバンクは昨年5月、サウジの政府系ファンドと共同で運用額10兆円規模の「ソフトバンクビジョンファンド」(SVF)を設立。以来、サウジとは蜜月の関係を築いてきた。今月6日には、サウジ政府がさらに約5兆円を追加出資するという景気のいい話も報じられたが、カショギ氏の事件で状況は一変した。

 SVFの先行きが不透明になったため、市場は親会社であるソフトバンクグループの経営にも影響が出ると判断。15日のソフトバンクグループの株価は一時、前日比8.1%安の9164円まで値を下げた。

「SVFは孫さんが目利きをして、サウジがカネを出す体制です。仮に欧米から制裁を科せられると、このビジネスモデルが崩れる恐れがあります。そうなれば、ソフトバンクにとって相当厳しい状況になるでしょう」(経済ジャーナリストの井上学氏)

 トヨタ自動車との提携を発表したばかりの孫社長は果たして、この苦境を打開できるか

 


ソフトバンク、サウジとの 大規模なファンド当面 は停止?サウジ皇太子による?暗殺事件発生! 

2018年10月20日 14時20分50秒 | 乗用車」

ソフトバンクは昨年5月、サウジの政府系ファンドと共同で運用額10兆円規模の「ソフトバンクビジョンファンド」(SVF)を設立。以来、サウジとは蜜月の関係を築いてきた。今月6日には、サウジ政府がさらに約5兆円を追加出資するという景気のいい話も報じられたが、サウジ皇太子による、カショギ氏の殺害疑惑事件で状況は一変した。ファンドへのサウジの出資は当面では停止状況、案件そのものが、当面実行不能の状況が生まれている、サウジのイスタンブール所在の大使館内での、カショギ氏の殺害疑惑事件に皇太子関連の人物が関係とのウワサが流れている、という、   


墓穴掘った、サウジ皇太子?ソフトバンクファンドに影響?

2018年10月20日 11時11分47秒 | 乗用車」

サウジアラビア人ジャーナリスト失踪事件で、トランプ米政権がトルコとサウジのメンツが立つ形で手打ち工作を進めているとの観測が出てきた。トルコに2年間拘束されていた米牧師がこのほど釈放されたのもこの工作の一環と見られ、事態がこれ以上悪化しないよう、3国が政治決着に踏み出したようだ。

今回の事件でトランプ大統領はどのようなディールをするのか?  

釈放されたのはアンドルー・ブランソン牧師。牧師はトルコのクーデター未遂事件に関与したとして2016年10月にトルコ当局に逮捕、拘束されていたが、この12日、裁判所の命令で唐突に釈放された。エルドアン大統領の独裁支配が敷かれる同国で裁判所が独自に決定を下すことはあり得ない。大統領の政治的な意思に基づく釈放であるのは間違いないだろう。

牧師をめぐっては、その所属する米国のキリスト教福音派が釈放を要求し、トランプ政権がトルコへ制裁を発動するなど両国の対立が続いてきた。福音派はトランプ大統領にとって最大の支持基盤。11月6日の中間選挙を前に牧師を釈放させ、同派へのアピールにしようと腐心してきた。釈放は大統領の与党共和党に追い風になると見られている。

トルコは対米関係の悪化により8月には、通貨リラが年初と比べ4割も急落、物価が高騰し、深刻な経済不振にあえいでいる。だが、エルドアン大統領は米国の圧力には屈しないと反発を強め、冷却化していたドイツとの関係を修復するなど反米姿勢を見せていた。

しかし、経済的な苦境から脱却するには、米国との関係を正常化する以外にないのも実情。このため、エルドアン大統領はトランプ政権とよりを戻す機会をうかがってきた。そうした時に、イスタンブールのサウジ領事館で反政府のジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の失踪事件が起こった。

トルコ側は同氏が入館後にサウジ本国から来た暗殺チームに殺害されたとし、地元紙や米ワシントン・ポストによると、殺害を証明する映像と音声記録があると米政府に伝えている。トランプ大統領は13日、この映像を見たかと記者団に聞かれ、「見ていない」と述べた。録音は同氏が着けていた米アップルの腕時計端末「アップルウオッチ」を通じて行われたものとされる。

エルドアン大統領はサウジの犯行を示唆しながらも、経済低迷の緊急事態を考慮し、石油大国で富裕なサウジとの関係をこれ以上悪化させず、なんとか失踪事件を軟着陸させたいというのが本音。だからこそ、サウジを激しく非難することを控え、事件を捜査する「合同作業部会」の立ち上げに合意した。

“跳ね上がり”の犯行?

ベイルート筋は失踪事件とブランソン牧師の釈放を「偶然ではない」とし、「釈放は事件の政治決着を米国に頼むための手土産だ」と指摘した。だが、トランプ大統領はこの点について「偶然に重なっただけ」と一切の取引を否定した。

また大統領は13日放映したCBSテレビとのインタビューで、記者殺害が事実であるなら、「厳罰が待っている」とサウジに厳しい対応を取る考えを明らかにした。しかし、その一方で、サウジに対する1100億ドルに上る武器売却を反故にするつもりはないと語っており、サウジとの関係が決定的に悪化するような措置は取らないだろう。大統領は1両日中にサウジのサルマン国王と電話会談する見通しだ。

ベイルート筋は米国が水面下で進めている手打ちがトルコ、サウジ両国のメンツが立つようものになるだろうと指摘した。カショギ氏の殺害をなかったことにするには証拠がそろい過ぎている上、サウジの全面否定ではトルコ側が納得しないとし、取り沙汰されているシナリオの1つを明らかにした。

それによると、両国の「合同作業部会」がまずカショギ氏の死亡を発表。「サウジ人の“跳ね上がり”集団」による犯行のせいにし、行方を追っていたサウジ治安当局と国内の潜伏先で銃撃戦になり、全員が死亡、といったスパイ小説を地で行くようなストーリーが考えられるという。だがこれでは、無理に無理を重ねた隠蔽となり、うまくいかない可能性が強い。

砂上の楼閣

どんな形で政治決着が図られるにせよ、サウジの若き改革者として売り込まれてきたムハンマド皇太子のイメージは完全に地に落ちた。皇太子は今月下旬リヤドで、第2回サウジ投資会議を開催する予定だ。この会議はスイスで毎年開かれる世界経済フォーラム主催のダボス会議を文字って「砂漠のダボス会議」と呼ばれている。

第1回会議が2017年10月に開かれ、世界の政治家や企業人、投資家、マスコミなど多数が参加した。皇太子は会議で「世界の新たな地平を切り開く」と宣言、砂漠に5000億ドルを掛けてハイテクとロボットを駆使した「ネオム」という人口都市を建設する構想をぶち上げ、投資を呼び掛けた。皇太子の国家改造計画「ビジョン2030」の一翼を担う計画だ。

今年はその2回目。最高級ホテル「リッツ・カールトン」を舞台に華々しく開催、世界中から要人を集める計画で、米国からもムニューシン財務長官を団長に多くの政財界人が参加する見通しだった。皇太子はこれに先立つ4月、米国を訪問してトランプ大統領と昼食を共にし、フェイスブックの創始者マーク・ザッカーバーグ氏、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏らと写真に収まり、投資会議の宣伝をした。

しかし、カショギ氏の失踪事件が起きた後、多くがサウジや皇太子との関係を見直し始めた。米有力紙などによると、ライドシェア最大手「ウーバー」のコスロシャヒ最高経営責任者ら企業経営者、ニューヨーク・タイムズ、CNNといったメディアも参加を取りやめた。ムニューシン財務長官がキャンセルするかは明らかではない。

皇太子はサウジ王国の古い体質の改革者、とのイメージをアピールしてきた。映画やコンサートなどの娯楽を開放し、女性の車の運転を解禁、宗教警察の権限を縮小し、各国から評価を受けてきた。しかし、カショギ氏の失踪事件が皇太子自らの命令によるものとの見方が強まり、ダーティな裏の顔がクローズアップされるところとなった。

国内的には権力を掌握するため王族も含めた政敵や反体制派を徹底的に弾圧し、対外的には隣国イエメンの内戦に武力介入、子供ら民間人の殺戮も意に介さないという非情な独裁者の顔だ。皇太子は失踪事件のあまりの反響の大きさにビックリしているという。「墓穴を掘った」(ベイルート筋)“裸の王子”故の戸惑いだろう。王子が夢を描いた砂漠の都市「ネオム」は本当に砂上の楼閣になってしまうかもしれない。

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商工中金の合理化策大都市部で、7店舗を閉鎖、職員の1割を削減、回収不能額の見込みは?

2018年10月20日 10時05分35秒 | 乗用車」

大規模な不正融資を起こした商工組合中央金庫(商工中金)は18日、4カ年の中期経営計画を発表した。最終年度にあたる2022年3月期の純利益を約半減の175億円程度とする。18年3月期から信用力が比較的劣る企業への融資に力を入れ、貸倒引当金が膨らむ。大都市部で7店舗を閉じ、全職員の約1割を減らす合理化も盛り込んだ。 

店舗網の見直しでは、東京や名古屋、大阪の大都市で7店舗を閉鎖し、1店舗を営業所へ格下げする。地方部では42店舗を対象にリテール業務を縮小する。人員や業務量の削減により、18年3月期に65%だった経費率を60%まで落とす計画だ

商工中金が大規模な不正を起こしたのは、経営陣が現場に厳しい業績目標を割り当てる過剰なノルマが原因だった。都内で記者会見した関根正裕社長は「10月から本部が営業店に目標を割り振ることをやめ、(個人の)業績評価でも残高の増加を一切評価しないようにした」と明らかにした。

全体の貸出金残高は22年3月期で8兆8千億円と前期からほぼ横ばいを見込んでいる。不正の温床になった国の制度融資「危機対応融資」の残高は1兆8千億円から4千億円に減らす。


サウジ ,カジョジ記者の殺害の 映像、詳細な記録、トルコ側入手、実行の中心人物も判明! 

2018年10月20日 09時35分19秒 | 乗用車」

アンカラ(CNN)* サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏がトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で殺害された疑惑で、サウジの情報要員で元外交官の男性が「中心的な役割」を果たしていたとみられることが19日までにわかった。トルコ側の捜査状況に詳しい情報筋が明らかにした。

*以下の記事は、皇太子と記者の、超親密な関係を隠匿するための陽動記事のようにボクには感じられる? 、 

この男性はマヒル・アブドルアジズ・ムトレブ氏で、殺害計画について全面的に把握していたという。

ムトレブ氏は英ロンドンのサウジ大使館で一等書記官を務めた経験を持ち、サウジ情報機関の幹部とされる。ムハンマド皇太子との関係も近く、サウジの情報筋は「王室警護隊のエリート部隊で(皇太子の)身辺警護を担当していた」としている。

ムハンマド皇太子が今年訪米した際の写真では、皇太子のそばに姿を見せていた。

18日には、イスタンブールでのムトレブ氏の足取りを示しているとされる監視カメラの画像もトルコ紙に掲載された。

これによると、ムトレブ氏は2日午前9時55分にサウジ総領事館に到着し、建物内に入っていった。同日午後4時53分には総領事館公邸の前に姿を見せている。さらに総領事館近くのホテルからチェックアウトしているとみられる様子や、午後5時58分にイスタンブールの空港ターミナルに到着した際の画像もある。

4枚の画像について、トルコの政府系紙サバハは治安関係筋から入手したものだとしている。

*カショギ氏は米紙ワシントン・ポストのコラムニストで、もとはサウジ政府の内部関係者だったが批判派に転じた。結婚に必要な書類を取るため、2日にイスタンブールのサウジ総領事館を訪れて以降、消息不明となっている。

 

サウディアラビアの著名記者、ジャマル.カジョジ記者、イスタンブールサウジ総領事館内で殺害?

2018年10月19日 21時42分03秒 | 乗用車」

サウジアラビア政府に批判的だった同国の著名記者が失踪し、在イスタンブールのサウジアラビア総領事館内で殺害されたのではないかと懸念されている問題で18日、トルコの捜査消息筋によると、警察は記者の遺体が周辺の森や農地に遺棄された可能性を念頭に、捜索範囲を拡大した。他方、23日に開催されるサウジアラビアの皇太子主催の投資会議に、米財務長官と英国際貿易相が欠席することが新たに明らかになった。

ジャマル・カショジ記者は10月2日に書類手続きのためイスタンブールのサウジ総領事館に入ったのを最後に、行方が分からなくなっている。トルコ警察は当初から、記者が総領事館内で殺害され、遺体は解体されて外部に運び出されたと断定した。一方のサウジ政府はこれを否定している。

トルコ警察は15日から18日にかけて、総領事館と総領事公邸を鑑識捜査。採取した資料を鑑定し、カショジ記者のDNAと一致するか調べている。トルコ警察が総領事館に入る前には、サウジ政府関係者の一団と清掃係が入る様子が目撃されている。

これとは別にトルコ政府高官は18日、米ABCニュースに対して、記者が殺害される様子の音声証拠をマイク・ポンペオ米国務長官は聞いていると話したが、ヘザー・ナウアート国務省報道官はこれを否定した。ポンペオ長官は16日にサウジアラビアの首都リヤドを、17日にはトルコ・イスタンブールを歴訪し、サウジアラビアの皇太子やトルコの大統領を始め両政府幹部と会談している。サウジアラビアもトルコも、米国に近い同盟国。

トルコ警察は疑惑発覚当初から、カショジ記者が総領事館内で殺害されたことを裏づける音声・映像証拠を得ていると述べているが、公表はしていない。しかし、トルコ政府に近い複数の地元メディアは、証拠音声を聞いたとして、残酷な詳細を報道している。それによると、記録音声には記者の悲鳴や、すでに出国したモハメド・アル・オタイビ総領事の声が含まれているという。

政府に近いイェニ・サファク紙は、オタイビ総領事がリヤドからこの日到着したばかりの工作員たちに、「外でやれ。私が面倒なことになる」と告げていると書いた。

別のトルコ紙は、カショジ記者が失踪した2日に、民間機でイスタンブール入りして同日中に出国したサウジ工作員15人を特定したと伝えた。

「砂漠のダボス」に欠席相次ぐ

カショジ記者の殺害疑惑によって、主要産油国サウジアラビアと欧米各国の関係がきしんでいる。サウジ内で絶大な権力をふるうムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、大胆な改革の先導者として欧米で期待を集めたが、その強権姿勢をカショジ記者は重ねて批判していた。その記者の殺害疑惑について、皇太子の名前がさかんに取りざたされている。

ムハンマド皇太子は23日にリヤドで開かれる投資会議を主催。世界経済フォーラムが毎年1月にスイス東部ダボスで開く「ダボス会議」になぞらえて、「砂漠のダボス」と呼ばれてきたが、これまでに国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事など各国の政財界要人が欠席を表明。これまで姿勢を明示していなかった、米国のスティーブン・ムニューシン財務長官と英国のリアム・フォックス国際貿易相も18日、欠席を発表した。

皇太子が進める改革政策の宣伝を目的とした会議について、欧米ではボイコット圧力が高まる一方で、米ペプシやフランス電力、マッキンゼー、PWC、ゴールドマン・サックスなど、複数の企業は代表を送る見通し。

ドナルド・トランプ米大統領は18日、記者団に対して、カショジ記者は「どうやらおそらく」死亡したようだと述べ、「とても悲しいことだ」と付け足した。サウジ政府が記者を殺害したと証明されれば、「非常に厳しい」結果が待っているとも述べた。

トランプ氏は10日の時点でも、もしサウジ政府が記者を殺害したなら「厳罰」を与えると発言。これにサウジ側は強く反発していた。その後トランプ氏は15日には、記者は「行きずりの殺し屋」に殺されたのかもしれないと記者団に話した。トランプ大統領は、サウジ政府をかばっているのではないかという批判には、そのようなことはないと反論している。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、カショジ記者の失踪は気の毒だが、確かな事実の裏づけなしにサウジアラビアとの関係を損なうわけにはいかないと述べた。

<時系列> カショジ記者の失踪

10月2日

03:28―サウジ工作員の搭乗が疑われる民間機がイスタンブール国際空港に到着。2機目が同日午後に到着 12:13―複数の外交車両が総領事館に到着するのを防犯カメラが撮影。サウジ工作員の一部が乗っていたとされる 13:14―カショジ記者が、トルコ人婚約者との結婚用の書類を取りに総領事館に入る 15:08―外交車両が総領事館を出発し、近くの総領事公邸に到着する様子を防犯カメラが撮影 21:00―この時間までに民間機2機は出国

10月3日

トルコ政府、総領事館内に留まったとみられるカショジ氏が行方不明と発表

10月4日

サウジアラビア政府、カショジ記者は総領事館を出たと表明

10月7日

トルコ当局者がBBCに、カショジ記者は総領事館内で殺害されたようだと話す。サウジアラビアは後にこれを強硬に否定

10月13日

トルコ当局はBBCアラビア語に、カショジ氏殺害の音声・映像証拠を得ていると話す。録音・録画証拠の存在は地元メディアがすでに報道していた

10月15日、17日、18日

トルコ警察の鑑識捜査員が総領事館と総領事公邸を捜査

(英語記事 Jamal Khashoggi case: Turkish police 'search forest')