*ボクはバーボンは、アメリカの労働者や農業階層が飲む、1クラス下のアルコール飲料だと思っていた、あの独特なカオリには、ついて行けない、ヤッパリ、スコッチのシングルモルトのブランドへ究極行き着いた、という感じ、バーボンブランドでも、ジャックダニエルやワイルドターキーは知っていたが、ジムビームは知らなかったな、
*今回の買収サワギはマルデ、ハダカの王様だな、サントリーが買収したというので、神様ブランドになっちゃった感じ、ブログでジムビームを検索したら、以下の小論にであった、その通りだと思う、
格付け会社のムーディーズ・ジャパンは14日、サントリーホールディングス(HD)の発行体格付けを格下げ方向で見直すと発表した。現在の格付けは「A3(シングルAマイナスに相当)」。新たな各付けは、Baa2へ、2段階引き下げた、同社は非上場だが、社債の発行条件などが不利になる可能性がある、ただし、投資適格のクラスは同じ、 サントリーHDが13日、米蒸留酒最大手ビーム社を総額160億ドル(約1兆6500億円)で買収することで合意したと発表したことを受け、サントリーHDの負債などが大幅に増加するとの見通しを反映した。
サントリーHD の自己資本は 7000 億円強、純資産で 1 兆円程度で今回の買収による財務負担は非常に重い。
サントリーは昨年のウイスキー海外販売量を前年比25%増の18万ケースと大幅に伸ばしたものの、数千万ケースの規模を持つ海外勢との差は大きい。ビーム社はインドやロシア、ブラジルなどの新興国にも販売網を持ち、サントリーブランドを各国に浸透する上で相乗効果が期待できる。一方のビーム社は、バーボン世界首位のジムビームをはじめコニャックやテキーラなどの有力ブランドを持ち、蒸留酒売上高は71億ドル(2012年、小売りベース)で世界4位にある。
しかし、「ジョニー・ウォーカー」で知られる世界首位の英ディアジオ(318億ドル)や、「シーバス・リーガル」を販売する仏ペルノ・リカール(187億ドル)との差は大きい。飲料や食品などを合わせて170億ドルを超えるサントリーグループ全体の売上高は、規模に勝る上位勢との対抗に不可欠だった。
ビームが持つ代表的なバーボンブランドが「ジム・ビーム」である。同社は、バーボンウイスキーのメーカーでは世界最大手で、もともとはコングロマリット、米フォーチュン・ブランズ社の一事業だった。それが独立して、買収されやすくなったところに、手を挙げたのがサントリーだったというわけだ。独立した理由は売却を狙ってお化粧(ドレスアップ)するためであったと考えられる。米国ではよくある手法で、それに引っかかるのは素人というのが相場になっている。
今回の買収にあたって、三菱東京UFJ銀行が1兆4000億円を貸し出すという。単独での民間企業向け融資としては過去最大級だそうだ。また、リーマンショックで瀕死になっていた米モルガン・スタンレーに三菱東京UFJは救いの手をさしのべたが、今回の買収もこの組み合わせによるものであった。最近の日本企業の大型買収はほとんどこのコンビである。
三菱東京UFJ銀行が融資するサントリーホールディングスは非上場だ。サントリーホールディングス株のうち約90%は寿不動産が握っている。非上場のため、市場調達の代わりに銀行借り入れで賄うことにしたと考えられる。
トウモロコシなどを主原料とするバーボンウイスキーというのはあまり成長が見込めない市場だ。そのほとんどが米国で消費されている。
一方、ヨーロッパではスコッチウイスキーに代表されるように、モルト(麦芽)などを主原料にするウイスキーが主流だ。日本ではサントリー製のスコッチ系のウイスキーが定着している。同じ蒸留酒でも、アメリカンウイスキーとスコッチウイスキーではまったく違う。
また、ラテンアメリカではテキーラやラム、ロシアに行けばウオッカ、ヨーロッパ大陸ではシュナップス、中国では白酒などがこのカテゴリーに属する。世界中で比較的普及している蒸留酒はマルティーニなどに使われるジン、ということになる。
日本のメディアはあえて「蒸留酒」というカテゴリーで今回の買収を報じているが、それは読者をミスリードする。そのような市場実態と関係のない蒸留酒カテゴリーで世界3位になるといったところで、まったく意味がない。
一方、2位のペルノ・リカール社は傘下にスコッチの「シーバス・リーガル」を持っているので、サントリーの買収対象としてはこちらの方が相性が良かっただろう。日本はじめアジアでの売り上げ貢献も期待できるからである。
なお、バーボンの世界ではブランド的には「ジャック・ダニエル」がトップで、「I.W.ハーパー」「ワイルドターキー」「フォアローゼズ」などが続く。ビーム社は「ブッカーズ」などの売れ筋も持っているが、普及品部門では米国南部の薄暗いスタンド・バーで「バドワイザー」などを飲む人に交じってバーボンをストレートであおっている人を見かける時によく飲まれている、という印象が強い。けっしてサントリーが苦労して作ってきた「山崎」や「響」に並ぶものではない。むしろサントリーのカテゴリーで言えば「レッド」に近い位置づけ、というのが(米国に400回行っている)私の観察だ。