*今日の昼食の介護の際のfot、彼女はさくら苑に入所する直前の頃に視力を失った、”ボク、見える?””見えない、”という返事が返って来た時には衝撃を受けた、歩きながら、キッチンしながら、彼女はメクラになった、彼女は盲じゃ、とつぶやいていたように思う、イタミもなく、苦しみもなく、なだらかにみえなくなった、アルツハイマーのそれが唯一のプラスかも知れない、と、いまでは考えている、でも、今は気配でわかる、”パパきたよ”とは、いつも言うコトバ、今はコトバはないけれども表情は微かに変わる、微かに向きが動く、コトバの無い彼女をいつも見詰めている、遠くを見ているかにみえるが、彼女の視線は、自分の内側を見詰めているようでもある、下のfotは1週間くらい前のfotだが視線はまったく同じように見える、彼女の基本的な表情の1つだが、以前は表情の変化はもっと多様であった、コトバを失うのと並行して表情もモノクロになってゆくようである、このブログを振り返れば、その変化は鮮やかである、ボクはでも、表情をみつけようとして一人話を食事介護の間は続けている、彼女は食べるコト、噛むこと、飲み込むことに懸命で、咀嚼をしっかり維持している、咀嚼が終わると、口を開けて待つている、待たせないように、これはマンゴ-、これは、ごま豆腐、今度はお肉、と、コトバをハサミながら持っていった食事はいつも完食をする、そばで見ていることが多い、同室のYさんが、よく噛んでますね、と感心するほどの健啖ぶりである、だいたい1時間10分くらい出終わる、普通の人の倍以上の時間であろう、”ミンナ平らげちゃったよ、”という、チョットホホエンだ感じになる、
*永平寺のゴマ豆腐が大好物で、1個を平らげちゃう、みそ垂れがついている、結構、厚みがあって、、大きいので、厚めの塊を口に押し込むよう食べさせるが、スルット入って食べちゃう、詰まるということがないので安心して食べさせられる、これと果物、煮豆類、大粒のインゲン豆と緑色のウグイス豆を交互に繰り返す、それに、お肉と卵焼き、ホトンド似たような定番に今はなっている、それにホームの魚肉料理、野菜料理、ホトンドツブしたポタージュ風の料理を適宜加えている、バランスのとれた食事になっていると思う、この、3気月、毎月1kgずつ体重が殖えている、胆管手術まえの40kgに戻った、
*彼女は今年90才になる、まだ、瑞々しい感触をもっている、
*永平寺のごま豆腐以外に一度市販のゴマ豆腐を食べてみたが、ぷりっとした堅さがなくてふにゃふにゃで食べられなかった、それでごま豆腐の栄養を検索したら、食べ過ぎると肥満する、ダイエット向きジャナイとあった、一日に一個だから食べ過ぎる心配はない、彼女がオイシイという感じで食べているかぎり、食べさせるつもりでいる、全体的にボクの作る食事は高カロリーだが、ホームの食事が朝、夜の2食だから、バランスはとれている、と思っている、健康な肌だと感じている、
*高野山のごま豆腐もおいしい、と紹介されていた、お寺さんの精力剤とおもっていたが、遠からずであった、