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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地震および津波に係る記載(その29:3.11震災による超高速波動メカニズムの関連情報)

2013-01-31 | 地震・津波関連

'13-01-31投稿

 既報(その28)の「震災による超高速波動メカニズム」に記載されていた電離層の撹乱現象について関心があり、引き続いて調べました。

 地震後の電離圏観測でありますが、個人的に詳細については理解できていませんが、その現象面で電離圏の変動は、太陽や磁気圏など上方からの影響に加え、対流圏など下層の中性大気の変動も大きく関わっていることが明らかになってきたという。
NICT  NEWS(詳しく見る
 
その記載では「・・・
 高さ約60km以上の地球の大気は、太陽からの極端紫外線(きょくたんしがいせん)等によってその一部が電離され、プラスとマイナスの電気を帯びた粒子から成る電離ガス(プラズマ)となっています。このプラズマ状態の大気が濃い領域を電離圏と呼びます。この「宇宙の入り口」とも言える電離圏は、高さ300km付近でプラズマの濃さ(電子密度)が最も高く、短波帯の電波を反射したり、人工衛星からの電波を遅らせたりする性質を持ちます。

電離圏は、太陽や下層大気の活動等の影響を受けて常に変動しており、しばしば短波通信や、衛星測位の高度利用、衛星通信等に障害を与えます。・・・電離圏全電子数(以下「TEC」)観測を行っています。・・・

 

図5●地震後の大気波動と電離圏変動の発生メカニズム

 

 図5●地震後の大気波動と電離圏変動の発生メカニズム
(図をクリックすると大きな図を表示します。)
電離圏で観測された同心円状の波の第一波(約3.5km /秒)は、レイリー波(表面波)で励起された音波によるものと考えられます。第二波以降の波は、津波波源(または電離圏震央)の海面で励起された音波が、直上の電離圏下部で起こした大気重力波によるものと考えられますが、海面で励起された音波及び大気重力波が直接影響した可能性もあります。また、電離圏震央付近では、地震後に電離圏プラズマ密度の減少(背景に対して20%程度)や、約4分周期のプラズマ密度変動も観測されました」という

  また、既報地震前の地震予測に係る引用記載では地震前に'98年から'10年まで、日本上空の電離層の荒れ方と地震の起こり方の相関関係を調べたところ、M6を超える大地震の直前5日間で、電離層の電子数が有意に増加していることがわかりました」という。

 したがって、電離圏と下層大気の変動は地震前後のさまざまな現象に関係していることがよく解ります。

 今回は地震前後の電離圏の電子密度、赤外線の変動に係る記載を調べました。

In Deep
2011年05月20日

本文詳しく見る

衝撃のデータ: 3月11日の地震の前に観測された日本上空の
赤外線と電子量の急激な変化

 (一部割愛しました。)

 「・・・米国の科学技術系サイトのテクノロジー・レビューの5月18日の記事として掲載されていたもので、その内容は、

マグニチュード9の地震があった前日までに日本上空の赤外線量と電離層の電子量が増大したことがデータ上で確かめられた

という記事です。

今回紹介するのはその報道記事ですが、元となったカーネル大学のライブラリーにある学術論文(英語)はこちらにあります。・・・


下の図は今回の報道のもととなった研究発表文書にある図の中の「3月10日から3月12日」までのOLRと呼ばれる赤外線のエネルギー量の変化です。

・3月10日から3月12日までの赤外線のエネルギー量の変化


また、下の図は、3月8日の TEC値と呼ばれる、GPSでの解析による「電離層全電子数」の分布です。
・3月8日の電離層全電子数


赤い部分が電離層中の電子の数の多い場所です。日本周辺の真っ赤ぶりがおわかりでしょうか。これと、上の赤外線のエネルギー量の変化を見ると、ここから地震に関しての何らかの研究が導き出される可能性は「非常に高い」と感じます・・・。

ところで、ずいぶんと昔ですが、こちらのブログの記事で、銀雲というものについてふれたことがありました。

これは「地球の表面の地平線の上の高度およそ60kmないし70kmでしか見ることができない雲」で、つまり宇宙からしか見えないのですが、ロシアの宇宙飛行士たちは「これが見えると必ず地上で地震が起きる」と言っていて、宇宙飛行士たちはこの高高度にある雲と地震の関係を確信していたという話があります。・・・

 それでは、ここから記事の翻訳です。

Atmosphere Above Japan Heated Rapidly Before M9 Earthquake
Technology Review 2011.05.18

マグニチュード9の地震の前に急速に加熱された日本上空の大気

震源地上空の赤外線放出が東北大地震の前に急激に増加していたことを科学者が突き止めた

地質学者たちは、これまで、大地震の前に報告され続けていた奇妙な大気の現象についての理解に戸惑っていた。これらには確証がなく、また、これらの大気の状態と地震の関係を物語る上での裏付けとなるデータを手に入れることも難しかった。

しかし、近年、世界中の様々な研究チームが、地震地帯に監視ポイントをを建設し続けており、そして、そのいくつかの監視ステーションからは、すでに地震が発生した前後の高層大気の状態と電離層のデータを衛星に送っており、そこからのデータを入手することが可能となってきている。

2010年1月にハイチで発生したマグニチュード7の地震の前に、DEMETER宇宙船から得られたデータでは、超低周波無線信号の大きな増加を示していた。

そして、今回、 NASA のゴダード宇宙飛行センターが 3月11日に日本を荒廃に追い込んだ超巨大地震に関してのデータを提示した。

このデータの結果には多くの人々が驚くと思われる。

日本の東北でのマグニチュード9の地震の数日前より、電離層全体の電子量が劇的に増加したことがわかったとゴダード宇宙飛行センターの研究スタッフは言う。そして、この電子量は地震の3日前に最大限に達した。

同時に、衛星は巨大な赤外線放出を観測した。この赤外線の放出は、地震直前にピークに達した。

これは言い換えると、空気が加熱していたということになる。


これらの観測は Lithosphere-Atmosphere-Ionosphere Coupling メカニズムと呼ばれる考え方と一致している。

この考え方は、地震の前日には、実際には与えようとしている断層の大きなストレスがラドンの大量の放出を引き起こすという考えだ。

(訳者注) この「Lithosphere-Atmosphere-Ionosphere Coupling メカニズム」は「地圏 -大気圏-電離圏結合」という日本語になるようです。下に説明ページのリンクを示してありますので、ご参照ください。


このガスからの放射能は大規模に空気をイオン化し、いくつかの影響を与えると思われる。水分子が空中でイオンに引きつけられるので、イオン化が水の大規模な凝結を誘発するのだ。

しかし、結露のプロセスも熱を放つ、そして、赤外線放出を引き起こしている理由はこれだ。

NASA の研究チームは、 「3月8日赤外線の急速な増加が衛星データから観察されたことを、我々の最初のデータが示している」と言う。

これら赤外線の放出は、電離層とその全体の電子の含有量を増加させる。
そして、これは確かに、岩石圏、大気と電離層がひとつの方向として不安定にさせられるという意味を持つと思われる。

問題は、今回得られたこの証拠が、どの程度まで一般化した意見となり得るかだ。

日本で発生した大地震は、世界で起きた地震の中で最も大きなもののひとつであり、今後においても研究されるべきトップクラスの現象であり続ける。

今回のデータを最大限に活かすチャンスを作らなければ、地震研究に明日はないかもしれない。
--

(訳者注)

Lithosphere-Atmosphere-Ionosphere Coupling(地圏 -大気圏-電離圏結合)

について。

地震に関連する地圏 -大気圏-電離圏結合より。


大地震や津波が大気重力波等を通して電離圏まで影響を与えることはよく知られています。。一方、地震時・後のみならず地震前においても電離圏擾乱が見られるという指摘が80年代ぐらいからされており議論が盛んです。現在は、メカニズムが仮説の段階であること、統計的解析が不十分な場合も多いため現象の存否については決着がついていません。しかし、近年のいくつかの論文では、統計的に有意なものがあり、さらに研究する必要があります。これらの大気圏・電離圏擾乱と地震の因果性については、地震による影響のみならず、これら擾乱が他の地震発生要因の副産物として観測されている可能性もあります。

 要するに、以前より地震の前には電離圏に何らかの異常等が起きることが確認されていたということのようです。・・・

(転載終了)


⇒後報で上記を参考にして下記の関連投稿の現象との関連を個人的には盲想と誤解を含めて考えてみたいと思います。

マグニチュード9の地震の前に急速に加熱された日本上空の大気
この原因として衛星は巨大な赤外線放出を観測した。この赤外線の放出は、地震直前にピークに達したという。
 この赤外線の放出に係る大気圏のさまざまな共存物質(オゾン層、エアロゾル、温室効果ガスなど)との関係がどのようになっているのか?

また、引用文中の銀雲ロシアの宇宙飛行士たちは「これが見えると必ず地上で地震が起きる」と言う。)との関連についても着目が必要と思われます。

 大地震は文字通り、宇宙環境の「天変」に対する「杞憂」な現象なのかもしれませんが、地圏 の地殻変動による「地異」現象のどちらが主因なのだろうか?どちらが卵か鶏か?


 

 

 

 

 

 

 


地震および津波に係る記載(その28:3.11震災による超高速波動の観測とそのメカニズムについて)

2013-01-28 | 地震・津波関連

'13-01-28投稿

47ニュースhttp://www.47news.jp/CN/201301/CN2013012601001504.html
「震災での波動が超高速で伝搬 電離圏で大型レーダー観測」

東日本大震災のM9・0の地震で生じた波動が、震源から2千キロ近く離れたオホーツク海域の電離圏(上空250キロ付近)を超高速で伝わっていく状況を、名古屋大太陽地球環境研究所(太陽研)が北海道陸別町で運用している大型短波レーダーが捉えていたことが26日までに分かった。

 太陽研によると、地震の波動は、地表面や海表面の揺れで大気が盛り上がることで発生し、電離圏まで到達すると考えられている。今回、秒速6・7キロという超高速波動の観測に世界で初めて成功太陽研は「観測が難しい海域などでも、波動が広域に伝わっていく様子を電離圏の変動データから推定できることが分かった」としている。2013/01/27 02:18   【共同通信】」

⇒異常な長時間の横揺れは陸地でも千km以上離れた地域でもすさまじかったことは記憶に新しいが、地震の波動は、地表面や海表面の揺れで大気が盛り上がることで発生し、電離圏まで到達するという。
 超高速波動とはどのようなものだろうか?


(図拡大クリック)

    (google画像検索から引用)

以下、個人的には不詳につき調べてみました。

NICT  NEWS
http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/1112/02.html
(一部割愛しました。)

 

東北地方太平洋沖地震後、  電離圏に現れた波紋状の波 -大気の波が高度約300kmまで到達- 電磁波計測研究所 宇宙環境インフォマティクス研究室 主任研究員 津川 卓也


 「
はじめに
 
高さ約60km以上の地球の大気は、太陽からの極端紫外線(きょくたんしがいせん)等によってその一部が電離され、プラスとマイナスの電気を帯びた粒子から成る電離ガス(プラズマ)となっています。このプラズマ状態の大気が濃い領域を電離圏と呼びます。この「宇宙の入り口」とも言える電離圏は、高さ300km付近でプラズマの濃さ(電子密度)が最も高く、短波帯の電波を反射したり、人工衛星からの電波を遅らせたりする性質を持ちます。

 電離圏は、太陽や下層大気の活動等の影響を受けて常に変動しており、しばしば短波通信や、衛星測位の高度利用、衛星通信等に障害を与えます(図1)。

 このような電離圏の変動の監視や、その予報につながる研究を行うため、電磁波計測研究所宇宙環境インフォマティクス研究室では、イオノゾンデ網による電離圏定常観測に加え、京都大学、名古屋大学と共同して国土地理院のGPS受信機網(以下「GEONET」)を利用した電離圏全電子数(以下「TEC」)観測を行っています。この観測の中で、2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)の約7分後から数時間にかけ、震源付近から波紋のように拡がり電離圏内を伝播する大気波動を捉えました(図2)


図1●電波伝播に対する電離圏の影響(図をクリックすると大きな図を表示します。)

 

図2●地震後に高度300kmの電離圏まで大気波動が到達したことを示す現象の概要図(図をクリックすると大きな図を表示します。)
高さ20,000kmを周回するGPS衛星の信号を、地上のGPS受信機網(GEONET、約1,200観測点)で受信し、高さ300km付近の電離圏を観測します。地震後に、震央付近の海面で励起された大気の波が、高さ300kmまで到達し、電離圏に波紋を作ったと考えられます。

 

地震後の電離圏観測

 

電離圏を突き抜ける電波は、伝播経路上の電子の総数と電波の周波数に依存して、速度が遅くなります。この性質を利用し、GPS衛星から送信される周波数の異なる2つの信号から、受信機と衛星を結ぶ経路に沿って積分したTECが測定できます。TECには、電子密度が最大となる高さ約300kmの電離圏の変化が強く反映されます。約1,200観測点から成るGEONETのデータを利用して算出されたTEC変動を図3に示します。このように稠(ちゅう)密なGEONETと視野内にあるすべてのGPS衛星を用いることで、高い空間解像度で広範囲に電離圏が観測できます。図3では、TECの10分以下の短周期変動を示しており、単位はTEC Unit(TECU) = 1016個/m2で表されます。色はTEC変動の振幅を示しており、赤は定常レベルから+0.2TECU、黒は-0.4TECUです(この時刻の背景TECは20~30TECU)。このTEC観測によると、赤い星印で示した震央(北緯38.322°、東経142.369°、アメリカ地質調査所による)から、約170km南東にずれた場所(×印)を中心に、地震の約7分後から電離圏で波が現れ始め、同心円状に広がっていました。私たちは、この同心円の中心を「電離圏震央」と名付けました。この電離圏震央は、海底津波計等で推定された津波の最初の隆起ポイントとほぼ一致していました。同心円状の波は、西日本では18時00分頃まで観測されていました。

(中略)

これらの観測結果から、巨大地震は、地中の波(地震波)、海洋の波(津波)だけではなく、大気の波(音波、大気重力波)を起こし、その大気の波が電離圏まで到達したと考えられます(図5)。このような電離圏内の波は、2004年のスマトラ地震や2010年のチリ地震等、ほかの巨大地震でも観測されていますが、高い分解能かつ広範囲に、現象の起こり始めから伝播過程までの全体像を詳細に捉えたのは今回が初めてです

 

図5●地震後の大気波動と電離圏変動の発生メカニズム

 

図5●地震後の大気波動と電離圏変動の発生メカニズム
(図をクリックすると大きな図を表示します。)
電離圏で観測された同心円状の波の第一波(約3.5km /秒)は、レイリー波(表面波)で励起された音波によるものと考えられます。第二波以降の波は、津波波源(または電離圏震央)の海面で励起された音波が、直上の電離圏下部で起こした大気重力波によるものと考えられますが、海面で励起された音波及び大気重力波が直接影響した可能性もあります。また、電離圏震央付近では、地震後に電離圏プラズマ密度の減少(背景に対して20%程度)や、約4分周期のプラズマ密度変動も観測されました。

今後の展望

 近年、電離圏の変動は、太陽や磁気圏など上方からの影響に加え、対流圏など下層の中性大気の変動も大きく関わっていることが明らかになってきました。

 
しかしながら、下層大気の広範囲かつ高解像度の観測が難しいこともあり、その電離圏への影響は未だ明らかになっていません。今回の観測は、下層大気の変動と電離圏の変動の因果関係が比較的はっきりしているため、両者の関係を明らかにする研究の貴重な資料になります。また、地震の約7分後には電離圏で変動が現れ始めることと、その変動の中心が津波の波源とほぼ一致することから、広域かつ高解像度のリアルタイム電離圏観測が進めば、宇宙からの津波監視といった実利用にも応用できる可能性を示しています。なお、本研究結果の詳細は、英文科学誌『 Earth, Planets and Space』に5編の論文として掲載されました。・・・」という。

⇒電離圏と下層大気の変動は地震前後のさまざまな現象に関係していることがよく解ります。

既報の地震予測に係る引用記載では地震前に「・・・千葉大学理学部地球科学科の服部克巳教授が言う。
「'98年から'10年まで、日本上空の電離層の荒れ方と地震の起こり方の相関関係を調べたところ、M6を超える大地震の直前5日間で、電離層の電子数が有意に増加していることがわかりました」
 電離層とは、簡単に言うと地球と宇宙の境目。太陽の紫外線を受け、分子や原子から電子が分離して漂っている場所だ。・・・」ともいう。

 参考:極端紫外線(きょくたんしがいせん)とは?
紫外線 - Wikipediaによれば

波長による分類法として、波長 380–200 nm の近紫外線(near UV)、波長 200–10 nm の遠紫外線もしくは真空紫外線(far UV (FUV) もしくは vacuum UV (VUV))、波長 1– 10 nmの極紫外線もしくは極端紫外線(extreme UV,EUV or XUV)に分けられる。

エアロゾルに係る記載を調べました。(その24:地震の前兆として発光可能な組成とその他の要因について)  

2013-01-25 | 地震・津波関連

'13-01-25投稿

 既報(その21)にて、紹介したように、
個人的には
地震前の爆縮現象環境放射能の低下現象)が発生する過程において、大気圏で観察される竜巻・突風も随伴して雲底が赤く染まる現象のメカニズムとして、

 環境放射能の励起作用によって、大気中に共存している自然蛍光性鉱物のエアロゾルなどを放射化もしくは励起して、オーロラ現象のように、赤色光(波長約700nm)を発生させているのか?
 
または、砂風によって大気中に舞い上がった環境放射能を含んだ?風化したエアロゾルの体色なのか?のどちらなのだろうか?と妄想しています。
 

既報(その22)にて
どちらが主因なのか?個人的には不詳なため、公開されている写真をgoogle画像検索から写真を引用して観察した個人的な見解では、

 松代地震での地震前に観察された着色現象では
1)オーロラ現象のようなエアロゾルの
励起発光現象
2)複雑などすぐろい不透明感もあるというように、エアロゾル微粒子自体の体色
両方とも絡んでいる可能性があると思われます。
 
また、別の引用写真から、着色発光現象の分布がきわめて広範囲な場合もあり、その他の要因でも着色発光の可能性もあるのだろうか?と想われます。

いろいろ調べてみると


参考情報から、赤いネオンに象徴されると思われるネオン発光の仮説もあり、
cosmo
http://cosmo.blogzine.jp/cosmo/2013/01/nane_2570.html

「地震前宏観異常現象として知られる発光現象は、海底地殻が割れ放射放射線が海水Naに作用したことによるNe発生によるネオン発光であるという仮説
を考案しました。これは検証されたことがある仮説でしょうか?それとも既に知れれている科学的事実でしょうか?」という。

⇒海底地殻の割れからの環境放射線によってNeガスが発生して、オーロラ発光と同様な原理で励起発光する仮説と思われます。
 海水中の
Naが環境放射能による放射化によってNeに壊変するという概念は斬新なものと思われます。放射能の核反応について個人的には不詳につき、真偽はわかりませんが、異常発光は蛍光発光するというイメージなのでしょうか? 一般的に、電離層のプラズマから遊離?した電子線が窒素、酸素などを励起して発光するオーロラは高度1000kmぐらいで発光していますが、数千mの雲の高さ程度では真空度が低くなるので発光するのだろうか?と想われます。

 一方、雲全体および雲の下部の局所的な発光現象にはどす黒い不透明感その他の励起発光に寄与しないエアロゾルが共存するのだろうか?)ということから、環境放射能による励起発光可能なエアロゾルの存在が関与しているのだろうか?と想われます。

また、広範囲の赤色発光といえば、朝焼け、夕焼け現象もあり、観察時刻の影響もあるのだろうか?

光は魔術師
「2.なぜ夕焼け朝焼けが起きるのか?」によれば、
夕焼けは、周波数の高い青い系統の光がより多く分散されてしまって、見ている人に青い色が届かないから赤い空となるのですが、他にも夕焼けを助長するものがあります。
 1つは、空気は地表に近くなるにつれ光学的密度が徐々に大きくなり、台形のプリズム 状になっていて、夕日からの斜めの光がこの台形プリズム状の空気層を通るとき、青に近い光ほど屈折率が大きいので大きく曲がり、見ている人に届くまでに地表に衝突して消滅してしまうというものです。
 もう一つは、周波数の低い赤い光が山などの稜線(エッジ・縁)で青い光よりも大きく山陰に回り込む回折現象です。・・・(後略)」という。
本文続き読む

 上記の参考情報の可能性を含めて

 正体不明の火山帯周辺のさまざまな自然界のエネルギーで天然合成されたエアロゾルの中で、その物質のバンドギャップエネルギー(Eg)が発光色を決めている?と想われますが、Egより大きな環境放射能のエネルギーによって、赤色以外のさまざま発光の可能性はあるののだろうか?

       (google画像検索から引用)

発光現象させるエネルギーとは

      (google画像検索から引用)

励起という現象(詳しくはクリック)とは
(紫外線など励起効果を有する電磁波、および電子線、ニュートリノなどによって励起されて蛍光発光する現象、それ以外にも熱、化学反応によっても励起発光もあり


    (google画像検索から引用)


放射線とは
 環境放射能(残留放射性物質による放射化によって、2次、3次的に物質を励起発光して、最終的には熱となると思われる。詳しく見る>>

 巨大なエネルギー(アルファ線、ベータ線、中性子線)によって、周辺物質を放射化(もしくは励起)して、より短波長のガンマ線、紫外線を発生させている可能性があります。
詳しく見る>>

環境放射線はどこから
 環境放射線は地殻自然放射能、太陽・宇宙放射能および原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出)から崩壊放射線として放出されています。これらの放射能量・比率(含む組成)、および壊変放射線強度については個人的には不詳。
関連投稿:
大気圏での放射性物質分布 (放射性物質の正体は?)

が現状考察されます。

参考関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説)


 人工合成 した励起発光物質(シンチレータ)で可視光線を発光する組成としては、

 

 既報の「放射線の測定法」に記載した励起作用(蛍光)を利用したNaI(Tl)シンチレーション検出器 (γ線を検出)、ZnS(Ag)シンチレーション検出器(α線 を検出)。

 NaI(Tl)あるいはCsIのような無機シンチレータは、ガンマ線に対する発光効率が高いシンチレータ。

紫外線で発光するランプ、電子線で発光するブラウン管などで赤く発光するのはY2O3(Eu)。ZnS(Ag)は青色、ZnS(Cu)は緑色。

また、Ekouhou.netで提案されているシンチレータとして、http://www.ekouhou.net/disp-fterm-4H001XA17-p10.html

「約565nmを超えるピーク発光波長を有する光を発するように構成されている新規なオレンジ色蛍光体を提供する。これらは、白色LED照明システム、プラズマディスプレーパネルならびにオレンジ及び他の色のLEDシステムに用途がある。
【解決手段】式(Sr,A1x(Si,A2)(O,A32+x:Eu2+ (式中、A1は、Mg、Ca、BaもしくはZnを含む少なくとも一つの二価カチオン(2+イオン)又は1+及び3+カチオンの組み合わせであり、A2は、B、Al、Ga、C、Ge、Pの少なくとも一つを含む3+、4+又は5+カチオンであり、A3は、F、Cl及びBrを含む1-、2-又は3-アニオンであり、xは、2.5~3.5の任意の値である)で示されるシリケート系化合物を含むオレンジ色蛍光体。」

google画像検索から引用したX線(いわゆるガンマ線相当)で発光する組成として



など、さまざまな元素および組成比率から環境放射線によって、エアロゾルが励起されてさまざまな色で励起発光する可能性があるようです。

 加えて雲底が染まるためには、火山帯周辺に存在する熱水鉱床などからのマグマ水蒸気などの駆動力によって、舞い上がって、静電気的にマイナス(-)に分極しているという雲の下部に対してプラス(+)の電荷をもつエアロゾル微粒子が必要か?とも想われます。

  


 



 


エアロゾルに係る記載(その22:エアロゾルの組成と蛍光発光色との関係<地震前赤色発光の写真>)  

2013-01-20 | 地震・津波関連

'13-01-20投稿

 既報地震(含む津波)予知・予兆/対策に係る記載(爆縮現象よる予知の可能性は大)で紹介しましたように、「地震前の爆縮現象(環境放射能の低下現象)が発生する過程において、大気圏で観察される雲底が赤く染まる」という。

 雲底が赤く染まる現象がどのようなメカニズムで発生するのか?個人的には関心があります。

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解、杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 真偽は別として、
個人的に地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説を立ています。

 仮説のひとつとして、既報(その21その21ー2)では、最近、オーストラリアで赤い砂嵐が発生したということから、エアロゾル化した砂塵そのものが雲底に集まったための着色現象としたら、どのような組成の無機物質が該当するのか調べました。

「砂嵐」の発生状態をgoogle画像検索から引用しました。

オーストラリアでの光景 2009/9 

 

 今回はもうひとつの仮説として大気中の酸素原子や窒素原子などに高速で電子が衝突して発光しているというオーロラ現象のように、環境放射線であるべ-タ線(電子線)、ガンマー線、ミューオン、ニュートリノ、紫外線などによって放射化もしくは励起されて、蛍光発光する原理で、

 オーロラ現象

     (google画像検索から引用)

  風化して大気中に舞い上がったエアロゾル砂塵が異常赤色発光を発生させている可能性がありえるのか?と以前から個人的に思っている仮説に基づいて、赤色発光する自然蛍光性鉱物にはどのようなものがあるのか?調べる予定にしています。(もともと赤い色の体色を有していて赤色などの蛍光発光する物質もあるかもしれないことにも留意して)

 実際に地震発生前の赤く染まった雲を見たことがないので、

  今回は、その前に赤色蛍光発色している雲とは一体どのようなものか? 公開されている写真をgoogle画像検索から引用して、以下、記載しました。

⇒写真ではオーロラ現象による発光現象と複雑などすぐろい色という不透明感もあるようです。

 空全体および周辺に存在している雲の色が変わるのは着色したエアロゾルの色

 エアロゾル微粒子自体およびオーロラのようなガス(窒素、酸素、水素、ネオン・・・)の蛍光発光かどうか?については不詳ですが、

 両方とも絡んでいる可能性が現状考察されます。

また、その着色分布が広範囲な場合はガスの可能性もあるのだろうか?

一方、雲全体および雲の下部の着色にはエアロゾルが関与しているのだろうか?

 既報でも記載しましたが、大気圏には砂など無機質以外にも、無数存在しています。

 さまざまな物質のエネルギーギャップと、どのような環境放射線が励起に作用しているのか?によって発光色は決まるでしょうが・・・。
参考関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その1:事例紹介'11-05-19~'12-01-23)

その5-2:海水中で紫外線発生の可能性のある物質
・・・半導体、絶縁体がバンドギャップエネルギーをもっています。放射性物質の崩壊放射線によって、紫外線を発生するバンドギャップエネルギーEg:12.4~3.1(eV))をもつ共存物質にどのようなものがあるか?その物質が海底から海面に共存しているのか?元素、組成によって変化します。・・・
続きを読む>>

引用:気象庁 精密地震観測室http://www.jma-net.go.jp/matsushiro/learning/mat-swarm.html
(一部抽出しました。)


発光現象。(故栗林亨氏1966年2月12日04時17分妻女山付近撮影 自宅にて):松代地震センター所蔵
4時17分地震直後松代町西方妻女山付近が仰角5°ぐらいまでかなり広い範囲(数km幅)に夕焼のごとき色を示し、 夕焼の中でももっとも複雑なすぐろい色に見えた。継続時間は35秒」
 この時は雲量10の曇天でにわか雪、北風1.2m、太陽は高度角-29°で方位は真東、月齢21.2の月は高度角35°で 方位角は南より東に20°であって、太陽・月・薄明の誤認ではない。なおその後しばらくして寒冷前線が通過している。 震源不明の地震は4時25分にあったが、空電はなかった。(安井,1968より)・・・

発光現象。(故栗林亨氏1966年9月26日03時25分奇妙山一帯撮影 自宅にて):松代地震センター所蔵
「3時25分自宅より東方愛宕山、尼飾山、奇妙山、立石、皆神山、ノロシ山一帯が96秒間白色蛍光灯のごとく山に沿って光った。 光帯の仰角は5~15°、光帯中心部は尼飾山南部より皆神山中心部で白色半光球状にも見え、 付近のちぎれ雲はかすみに帯赤色に着色しており、最輝時の40秒間は満月の明るさの3倍ぐらいだったと思う。 腕時計の秒針がはっきりと読めた。」・・・

 

その他、実際に大地震が対応して発生したかどうか?不詳ですが、主に、黄から赤色異常発光している写真があるようです。

引用:阿修羅地震保存館 09/02/2007

引用:Hatena::Diary  
SKY NOTE
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20120104/1325655163

血の様に赤い夕焼けや月や太陽

 

  • この東京から見た2011年7月8日夕焼けの2日後、7月10日三陸沖でM7.1の地震が起きました。
  • 2011年7月10日 9時57分 震源地:三陸沖 地震の規模:M7.1 震源の深さ:10km
  • http://tenki.jp/earthquake/detail-6928.html
  • この他にも、血のように赤い月が地震の前には見られるという。普通のオレンジっぽいやつじゃなくて真っ赤な奴。(不気味に赤い月)あと、関東大震災の時には「太陽が真っ赤だね」と言いあっていると、突然ぐらぐらときた という。どうやら、赤い太陽や夕日、月は要注意らしい。自分が確認できたのは赤い夕陽だけ。

 


地震および津波に係る記載(その27:地震雲予兆から首都圏10日以内に震度6予測に係る雑感)

2013-01-14 | 地震・津波関連

'13-01-14投稿、追加更新

ネタリカ ヤフー
「地震雲」第一人者が緊急警告 首都圏10日以内に震度6http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130113-00000003-a_aaac
2013/1/13 7:00

「地震雲の第一人者が、首都圏震度6の大地震を警告している――。
 政府の地震調査委員会は11日、今年1月1日を基準に、日本周辺で起きる地震の発生確率を計算した結果を発表した。それによると、東南海地震の今後30年以内の発生確率は、昨年の70%程度から「70~80%」に上昇。関東大震災と同タイプの地震も確率がアップした。10日には、気象庁が昨年1年間の有感地震が3139回と発表している。3・11以前の約1.8倍。緊張状態は続いているし、不気味な予測も出た。
 3・11直前の三陸沖地震を的中させた北陸地震雲予知研究観測所の上出孝之所長が「5日の正午から午後4時に灰色の大きな帯状の地震雲を観測しました。1月10日から7日以内(+2日)に東北(岩手、宮城、福島)でM6.5(±0.5)、震度5~6の地震が起きる可能性がある」と予告しているのだ。
 上出氏によると、地震雲は、「地震が起こる前に岩板に強い力が加わり、電磁気が発生することで、プラスイオンが電磁気とともに上昇し、水蒸気に影響を及ぼしてできる」という。30年以上の継続観測の結果、10年は35回中30回、11年は54回中46回と高い的中率を誇っているだけに気になる。
「8日の午前11時30分~午後4時に白い帯状の地震雲が発生している。このことから1月10日から11日以内(+2日)、東北から関東(福島、茨城、千葉)でM6(±0.5)、震度5~6の地震が発生する恐れがある。同日の午後3~4時にも、別の白い帯状の地震雲が出ていて、1月10日から11日以内(+2日)、関東(茨城、千葉、神奈川)でM5(±0.5)、震度4の地震が起きるかもしれない」と見通した。
 用心に越したことはない。

【関連記事】
見過ごせない 地震学の権威が指摘したM8地震の可能性
 」という。

⇒もし発生したら怖いのは原発からの放射能の漏洩ですが、福島原発を含めた停止中の原発および原子力関連設備の安全対策状況が気になります。何事も起こらぬことを祈ります。

PS: 
 上出氏によると、地震雲は、「地震が起こる前に岩板に強い力が加わり、電磁気が発生することで、プラスイオンが電磁気とともに上昇し、水蒸気に影響を及ぼしてできる」という。

 その発生メカニズムについては既報、放射化現象に係る投稿(その4:地震予兆である地震雲発生メカニズムの記事の紹介)で記載したように、

 「・・・M6を超える大地震の直前5日間で、電離層の電子数が有意に増加していることがわかりましたというように、電離層とは、簡単に言うと地球と宇宙の境目。太陽の紫外線を受け、分子や原子から電子が分離して漂っている場所だ。
 ではなぜ、大地震の前に電離層が乱れるのか。
「まだ仮説段階ですが、地震の前には地面に小さなクラック(裂け目)ができ、そこからラドンガスなどの放射性物質が出る。それによって地表付近がプラスに帯電し、一方の電離層にマイナスの電子が集まると考えられます」・・・
首都圏の地盤がズレている
・・・「地震雲の形状についてはまさに諸説入り乱れていますが、私は竜巻型こそが信憑性のある地震雲だと考えています。

 通常、地震雲が観測されてから数週間以内に地震が発生する可能性が高い。実際、10月16日にも岐阜では珍しい地震が起きた。M2・9の小さな地震でしたが。愛知・岐阜エリアでは10月いっぱい、十分な注意が必要です」・・・

10月13日には首都圏全域で見られた「帯状の地震雲」があった。秋の風物詩である「鱗雲」のようにも見えるが、密度が異常に高いと話題になった。これを地震雲の一種と言う学者もいる。 ・・・」とも言われ、

 ⇒地震雲の形成は天変と地異がコラボレイトしている非常に複雑なメカニズムのようです。素人ながら、上記の仮説には同感です。

 以下、既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 関連投稿:
地震および津波に係る記載(その1:[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?)

 個人的には、砂鉄鉱床のでき易い地域、言い換えれば、環境放射能によって鉄鉱石が風化されて粒子状になり易い地殻周辺は天変(電離層の電子の増加など)・地異(ラドンガスなどの移動)と係わりがあるのか?と想われます。

また、「昨年1年間の有感地震が3139回と発表している。3・11以前の約1.8倍。」ということについて、
 単なる余震周期の確率(たまたま)ではなく、増加したセシウムなどプラスの電荷をもつ環境放射能が電離層に蓄積される宇宙線(ベータ線;電子線)にも影響もあるのか???と妄想しています。

 飛行機雲だと反論する人がいますが、絶対に違う。飛行機雲が高度1万mくらいのはるか上空につくられるのに対し、地震雲は5000mくらいの高度から伸びていくとのことですが、
関連投稿:地震(含む津波)予知・予兆に係る記載(その4-3:地震雲と飛行機雲の違い)2011-11-21によれば、
「・・・飛行機の飛ぶ高度1万メートルでは、地上より約60℃も気温が低く、機内のナビゲーション画面にもあるように、外はマイナス40℃以下の世界になっています。このような状態で、飛行機のエンジンが周囲の空気を吸い込んで、圧縮・燃焼させ、300~600℃となった排気ガスを出すと、その中の水分が急に冷やされて凍り、雲となって白く見えるのです。・・・」とのこと。

 地震雲と想われる予兆現象が起こった時には、雲中のエアロゾル(雲粒核)の組成が人工衛星を使った解析と連携して解れば、より精度の高い予測が可能になると想われます。
 また、飛行機雲のように雲粒核が少ない場合は一過性の水の凝縮/蒸発現象なのか?

参考関連投稿:
天変に影響する要因に係る記載を調べました。(その2:雲の種類と分布、構造の観測方法)2011-08-04「・・・2.雲の観測
東京大学大気海洋研究所
地球表層圏変動研究センター
地球表層圏データベース
(一部割愛しました。)
「・・・大気と海洋を含む地球表層圏の変動とそのメカニズムを、観測とモデリングの融合によって理解する研究を行っています。
本データベースでは、このような研究に必要な地球表層圏に関わる観測データとモデリング結果を収録・公開しています。
ー 気候システム系 データベース
◇ エアロゾルデータ同化
 我々は、地球規模のエアロゾルシミュレーションに対して、複合的な同化システムの開発を行ってきました。

 地上観測および人工衛星観測データをモデルと組み合わせることで、全球規模でのエアロゾル光学的厚さ,オングストローム指数,単一散乱アルベド,エアロゾル放射強制力とエアロゾル排出量を計算しています。・・・」という。

 ⇒さまざまな地震雲の形状は雲粒核の種類によって異なると想われますので、飛行機雲との違い、さまざまな人工降雨剤もしくは天然合成降雨剤についても着目して地震雲との違いを識別できればより精度の高い予測が可能になると想われます。

関連投稿:
エアロゾルに係る投稿:その12:(ヨウ素化合物などの人工降雨剤)
・・地球環境の改善を目的としてヨウ化銀、ヨウ化銅のエアロロゾルは人工降雨剤として利用されています。局所的な降雨など異常気象と関連がありそうな人工降雨剤の種類、実施方法に係る記載を幅広く調べてみました。・・・
⇒水に難溶性、不溶性のヨウ素化合物として、今までの調査ではAgI、CuI、PbI、AgIO3などがあげられます。
 また、人工降雨剤には、上記以外に有機物系のポリスチレン、ナイロン、メタアルデヒドの微粒子が使われています。
続きを読む>>」


地震および津波に係る記載(その26:巨大地震、「内陸部」リスク上昇に係る雑感 )

2013-01-07 | 地震・津波関連

'13-01-07投稿

 既報にて、主に津波被害を及ぼす海底震源の地震に着目して、その要因を調べました。
 その震源は「海水温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。・・・」という。
・海水温度が変化し易い地域
http://boppo20110311.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html

  既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。


 また、何度も記載して恐縮ですが、既報
(その22:なぜ砂鉄鉱床地域で震度5以上の地震が発生し易いのか?に係る雑感)の記録を整理すると、

砂鉄鉱床に関連するFe(鉄)の濃度が多い地域、海域以外に
大地震が起こり易い地域として
地表
・自然放射能関連のU(ウラン)、Th、K(カリウム)の濃度が多い地域、海域
・地下水源から出る放射能が多い地域

中央地溝帯(フォッサマグナ)と構造線が存在する地域
・古代の化石・有機物堆積物(天然ガス、メタンハイドレイド、油田、メタンガス、褐炭など)
 が多い地域
・地殻の地質(火成岩、変成岩、堆積岩)の混在する地域

・火山帯、プレート、海溝の存在する地域
・海水温度が変化し易い地域
・局所的な地磁気の反転現象おこる地域

これら周辺状況は大地震の発生に対して相互に影響しあっていると思われますが、

 地下マグマ、宇宙・太陽、高自然放射線地域、原発などからの環境放射能が高く、かつ、砂鉄鉱床が多い地域の地殻に対してどのようなメカニズムで地震規模の増大に影響しているのだろうか?と思っています。

 今回は、最も恐ろしい津波を伴なう大地震とは異なる内陸部の大地震のリスクに係る記載を調べました。

zakzak

巨大地震、「内陸部」リスク上昇 「新潟-静岡」活断層が活発化 2013.01.05
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130105/dms1301051431003-n1.htm

(一部割愛しました。)
「東日本大震災からまもなく1年10カ月がたとうとしている。だが、観測史上最大となったマグニチュード(M)9・0の巨大地震が、もたらした地層のゆがみは一向に解消されていない。師走には宮城県三陸沖を震源とするM7・4の余震が発生、津波も襲ってきた。「3・11」以来、地震の活動期に入ったという日本列島。なかでも専門家は大規模地震の発生リスク地帯として2つのエリアに注目する。悪夢は再来するのか。

 東日本に再び戦慄が走った。昨年12月7日、サラリーマンが帰宅しだした週末の午後5時18分ごろ、虚を突くように緊急地震速報が鳴り、間髪入れず、激しい横揺れと縦揺れが足下を揺さぶった。

震度は東北地方で5弱、首都圏でも4を観測。震源が宮城県沖240キロの海底という遠距離だったため、この程度で済んだが、地震の規模は阪神・淡路大震災と同じM7・4。すさまじいエネルギーだった。

 気象庁によると、昨年末時点で「3・11」の余震は9333回を数え、先の地震もこれに含まれるという。本震から21カ月以上が過ぎてなお自然の猛威は牙をおさめようとしていない。

師走の大余震のメカニズムについて、東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授(地震地質学)は次のように解説する。

 「12月の余震は、逆断層型と正断層型が併発したアウターライズ地震です。『3・11』の本震は、沈み込む太平洋プレートが湾曲している部分で起きたプレート境界型地震で、プレート境界で地震が発生すると、その後にアウターライズ地震が続発する傾向があります」

 同氏によると、プレート境界型に連動するアウターライズ地震は、境界型の2カ月後に起きたり、三十数年後に起きたりと「周期がばらばら」。そのため発生や収束時期の予測が難しく、今後も大規模な余震が発生する危険は「大いにある」という。

 「M8・0以上を記録した昭和三陸地震(1933年)も、およそ30年前の明治三陸地震(1896年、M8・2~8・5)の余震だったという説がある。この例に照らすと、依然、M8級の余震が発生するリスクは高い」(遠田氏)

実は、懸念はこれに止まらない。「3・11」による地殻変動によって「内陸部」に異変が起きているというのだ。一体どういうことなのか。遠田氏が続ける。

 「内陸部で起きる小さい地震のペースが、震災以前の3倍前後になっています。地震学の常識として小さい地震が3倍起きれば、大きい地震のリスクが3倍上がる。特に首都直下は、プレートが3枚以上重なる複雑な構造で、100キロ地下でも地震が起こっている。こんな地域は日本列島で珍しい」

なかでも遠田氏が要警戒する地域がある。新潟県から静岡県まで南北に活断層群がのびる「糸魚(いとい)川-静岡構造線」だ。日本列島を寸断する形で走るこの構造線内で地震活動が活発化しているというのだ。

 「特に警戒が必要なのが、長野県松本市、諏訪市です。この2都市の地下を通る活断層で2011年3月以降、地震が急増している。『3・11』が引き起こした地殻変動が、この地域での大規模地震を誘発する可能性がある」(遠田氏)

 M8級の大余震と、松本・諏訪に迫るリスク。これに東大地震研の「首都直下地震、4年内50%以下」との予測を加えれば、列島はまさに一触即発状態。起きないことを心底願いたい。

「3・11」で大津波に襲われた岩手県釜石市。今度は内陸部での地震発生リスクが高まっている。」

⇒個人的には、まだ、活断層、余震の定義を充分理解していないので、とりあえず、関連投稿を見直して、新潟県から静岡県まで南北に活断層群がのびる「糸魚(いとい)川-静岡構造線」の砂鉄鉱床などの地質(地殻成分)に着目して調べようかと思っています。

 ・中央地溝帯(フォッサマグナ)と構造線
西縁は(糸静線)、東縁は新発田小出構造線及び柏崎千葉構造線
 
 

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(2011/06/10 08:19 UTC 版)
 (google画像検索から引用)


関連投稿(メモ):
わが国の地質・地層調査に係る今までの記載の整理
地震および津波に係る記載(その10:地質構造に関連する学際分野)
地震および津波に係る記載(その9:地震規模および地震の種類)
地震および津波に係る記載(その7:最近のM4以上の地震と発生状況)
わが国の地質・地層調査に係る記載(その4:活断層と単なる断層との違い)

地震および津波に係る記載(その21:震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況)
地震および津波に係る記載(その6:砂鉄鉱床はどのようにしてできたのか)

 


地震および津波に係る記載(その21-2:震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況<追記>)

2013-01-07 | 地震・津波関連

'12-12-18投稿、12-20追加・更新、12-28追加・更新、
'13-01-07追加・更新

 既報(その21)で震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況を整理しましたが、やはり、環境放射能が高く、砂鉄鉱床が多い地域が地震に影響しているのか?

既報でも記載しましたが、妄想?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 ・大地震発生地域
世界の火山帯、プレート周辺で昨今起こっていますが、

わが国においては、

PS:12ー27追加
・東北三陸
明治1896年)昭和平成(2011年3月11日)3・11の三陸沖地震

・首都圏
関東大震災(M7・9、1923年9月1日)

・兵庫県
阪神淡路大震災(1995年1月9日)

・新潟県新潟地震(1964年)、中越地震(2004年)

秋田県、青森県など日本海中部地震(1983年5月26日)

・北海道
十勝沖地震(2003年9月26日)北海道南西沖地震(
1993年7月12日)

3.11後の余震
・東日本~房総半島一帯昨年(2011年)の震度5前後の群発地震静岡県東部地震長野県昨年の長野県北部地青森県昨年(2011年)六ヶ所村地震、三陸沖北(2012年12月7日など過去に例のない?半年以内に異常に多い余震。

参考投稿:地震および津波に係る記載(その4:記録に残る大地震・大津波発生地域の整理)


上記に加えて、既報地震予兆である地震雲発生メカニズムの記事http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34043
に記載されている大地震を引用して追加しました。

岐阜県濃尾地震
(1891年)、青森県東方沖地震(M7級、1896年1933年3月3日

濃尾とは濃(岐阜周辺地区)、張(名古屋周辺地区)のこと。

引用文献:日本の主な砂鉄産地 井口一幸著〔古代山人の興亡〕よりhttp://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html

 

 

 土砂災害(「土砂崩れ」「土石流」「地盤沈下(陥没)」「堤防などの決壊」)と同様に、地殻変動しやすいことが、地震規模の増大に繋がっているのか?

 砂鉄鉱床の周辺には、地溝帯、構造線、古代の化石・有機物堆積物が多い地域(天然ガス、メタンハイドレイド、油田、メタンガス、褐炭など)、さまざまな地質(火成岩、変成岩、堆積岩)からなる地域、火山帯、プレート分布が存在していることも事実ですが、それぞれの作用と影響は異なると思われます。
それ以外の要因についても、特に、砂鉄鉱床と環境放射能、磁性との関係を理解するためには、個々の発生地域の地質に係る記載を調べなければと思っています。


また、既報(その24:震度5以上の地震が発生し易い地域・海域のFe(クリックの濃度分布を観ても砂鉄、鉄鉱石鉱床は伊豆半島沖海域、静岡県東部、房総半島・沖、日本海沿岸、北海道南部、九州北部・南部沖
新潟県~秋田県~青森県沖
には多く存在する。

 上記のFe

砂鉄、鉄鉱石:鉄の酸化物)の高い部分山陰、九州北部・九州南部沖には今までの調査では記録に残る大地震は発生してないようです。

 

既報(その21)で記載しなかった情報を追記しました。

・海水温度

技術屋ポッポのブログから引用
http://boppo20110311.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html
「・・・これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。・・・

以下は、先週12/8にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。

   ・・・」

⇒海水温の変化は重要な要因と考えられます。地下マグマ、原発などからの環境放射能の漏出の影響としてか?

参考までに

現代ビジネス  2012年01月22日(日) フライデー (一部抽出しました。)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31609?page=2

 

⇒日本海溝の海底で発生している海水温度を上昇させる環境放射能の崩壊熱関連の諸要因を調べることが必要か?

 

次に、産総研で公表されている元素の濃度分布図である地球化学図

地域別の元素濃度全国の地球化学図(海・陸)のデータによれば

砂鉄に関連すると思われるFe2O3の元素濃度分析結果は 

地球化学図Fe(クリック
を見ると上図の砂鉄鉱床図と北海道を除いて概ね関連がありそうです。東日本沖海域にFeが多く見られる。上記の主な砂鉄産地以外に海域を含めて、伊豆半島沖海域、静岡県東部、日本海、福井県、十勝沖、鉄元素が多い。砂状、礫状、塊状かどうかは不明。

地殻からの自然放射能として、

地球化学図Uを見ると上図の砂鉄鉱床図と関連は見られない。

 日本海(島根から能登半島海域、紀伊半島東沖、瀬戸内海沿岸・沖に多く見られる。

地球化学図Kを見ると上図の砂鉄鉱床図と関連は見られないが、日本海側全域、東海、東南海、瀬戸内海・沿岸に多いのが特徴です。東日本沖海域は少ない。

 トリウム‐けいれつ【トリウム系列】天然の放射性核種の崩壊系列の一。トリウム232から始まり鉛208に終わるもの。この間、核種の質量数は4の倍数を保つので4n系列ともいうについて参考までに調べました。(goo辞書から引用)

 地球化学図Thを見ると上図の砂鉄鉱床図と関連は見られないが、日本海側、瀬戸内海・沿岸、東南海に多いのが特徴です。

 U、K、Thが多い地域は自然放射線強度の高い地域 と概ね対応しているようです。

 ⇒今後、鉱床の組成を判断するのに利用したい。
また、砂鉄鉱床周辺地域といっても、既報の調査から、その鉱床中に含まれる鉄(Fe)の濃度は少ないという。鉱床ができ易い風化環境もしくは共存元素が地震を誘発する原因ということも考えられるので、関連投稿を見直して総合的に考えていきたいと思います。


関連投稿(メモ):
地震および津波に係る記載(その25-2:<追記>海水温分布の不均一地域と砂鉄鉱床との関係)

地震および津波に係る記載(その21:震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況)
地震および津波に係る記載(その6:砂鉄鉱床はどのようにしてできたのか)

 


地震および津波に係る記載(その25-2:<追記>海水温分布の不均一地域と砂鉄鉱床との関係)

2012-12-31 | 地震・津波関連

'12-12-31追記・投稿

 既報(その25)にて、大地震の発生し易い砂鉄鉱床が海水温度分布に影響する可能性(個人的な妄想)を考えてみました。

 鉄鉱床、砂鉄鉱床の種類と概略組成について、ある程度わかりましたが、
 

今回は砂鉄鉱床に関連する基本的な用語について更に調べました。

ウィキペディア「鉄鉱石」によれば、

 「鉄鉱石の種類
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E9%89%B1%E7%9F%B3#.E9.89.84.E9.89.B1.E7.9F.B3.E3.81.AE.E7.A8.AE.E9.A1.9E
「鉄鉱石の主要成分は酸化鉄であり、
多く使われる鉄鉱石は赤鉄鉱 (Fe2O3)、磁鉄鉱 (Fe3O4)、褐鉄鉱 (Fe2O3•nH2O)、磁鉄鉱の粒状鉱物である砂鉄などである。

 他に、針鉄鉱 (FeO(OH))、針鉄鉱と組成は同じだが鉱物としては区別される鱗鉄鉱 (FeO(OH))、菱鉄鉱 (FeCO3) などが存在する。金属光沢のある磁硫鉄鉱 (FeS1-x)、金色に光る黄鉄鉱 (FeS2) は鉄鉱石としての値打ちは無い。」

次に、「鉄鉱石の形成
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E9%89%B1%E7%9F%B3#.E9.89.84.E9.89.B1.E7.9F.B3.E3.81.AE.E7.A8.AE.E9.A1.9E

地球の誕生当時、大気、海中の酸素分子比率は極めて低く、酸素原子のほとんどは、水素、炭素などと結びついていた。このため、無酸素状態の酸素還元的な環境や酸性雨によって地表の鉄分は、鉄イオンとして大量に海水に溶解していた。また、海底火山によって地球内部の鉄が噴出して、鉄イオンが海に供給された。

約22–27億年前に、シアノバクテリアストロマトライトのような光合成生物が大量発生し、二酸化炭素などから酸素を分離し、吐き出したため大気中・海水中の酸素濃度が高まった。この酸素が海水中の鉄イオンと結びつき、それまで海水中に溶解していた鉄イオンを、酸化鉄 (Fe2O3) に変えた。酸化鉄は沈殿・堆積して、広大な赤鉄鉱の鉱床を形成した。
その後、造山運動により海底にあった鉱床隆起し地上に押し上げられた。現在の主要な鉄鉱石鉱山はこのようにして形成された。

酸素が少なく温度の高い地下深くでは、鉄は磁鉄鉱となった。」

次に、「砂鉄」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E9%89%84
「砂鉄(さてつ、iron sand)は、岩石中に含まれる磁鉄鉱等が風化の過程で母岩から分離し、運搬過程で淘汰集積したもの。 主に磁鉄鉱、チタン鉄鉱よりなる。

 黒色(四酸化三鉄)を呈し、時々褐色(酸化第二鉄がかっている。磁鉄鉱を含むため、磁石に吸いつく。 風化、堆積の過程の違いにより、残留鉱床あるいは漂砂鉱床をなす。

 漂砂鉱床は海岸あるいは川岸など平坦地に堆積したものである。中国地方に産するものは主に山砂鉄で、残留鉱床である。・・・

 日本においては、西日本(とくに中国地方)で古くから山砂鉄が採掘された一方、太平洋戦争前後には東日本の漂砂鉱床で砂鉄鉱山の開発が見られた。

 北海道、青森県(淋代海岸)、千葉県などで漂砂鉱床が採掘されており、磁力選鉱で純度を高めた上で近隣の製鉄所に運ばれた。

 東日本の砂鉄はチタンを含有している場合も多く、地下資源が逼迫する中、チタンの原料鉱石としても用いられていた。

 時代の趨勢によって現在は全ての砂鉄鉱山が閉山しているが、鳥取県では玉鋼及び日本刀製造技術の保存・伝承を目的として限定的に山砂鉄が採掘されている。

 日本では太平洋岸よりも日本海岸の方が良質の砂鉄が採れるとされる。

中国地方の砂鉄出雲地方は「たたら製鉄」ゆかりの地であるが、当地では周辺地域に産する砂鉄を2種類に呼び分け、その性質に応じて適宜使い分けてきた。 一般的には、山陰側(山陰帯)の磁鉄鉱系列花崗岩に由来する砂鉄は純度が高く、

 「真砂(まさ)砂鉄」と呼ばれる。いっぽう、山陽側(領家帯)では花崗岩はチタン鉄鉱系列であり、ほとんど砂鉄を含まないが、安山岩、玄武岩などの火山岩に由来する「赤目(あこめ)砂鉄」を産出する。純度は高くないかわりに加工のしやすさが特長であるという。 道後山山頂付近の大池はかつて砂鉄を採掘した跡であると推定されている。・・・」

次に、「磁鉄鉱」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%81%E9%89%84%E9%89%B1
「磁鉄鉱(じてっこう、magnetite、マグネタイト)は、酸化鉱物の一種。化学組成は FeFe3+2O4(四酸化三鉄)、結晶系は等軸晶系。スピネルグループの鉱物。・・・」

次に、「花崗岩」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E5%B4%97%E5%B2%A9
「花崗岩かこうがん、英: granite)とは、火成岩の一種。
流紋岩に対応する成分の深成岩である。石材としては御影石(みかげいし)とも呼ばれる。・・・ 鉱物粒子の大きさによる分類
一般に花崗岩中の鉱物粒子の大きさは数mm程度で、大きくても数cmまで。それ以上の大きさのものを巨晶花崗岩(花崗岩ペグマタイト)と呼ぶ。

 巨晶花崗岩は花崗岩が固結する際に最後に残った部分と考えられ、通常は微量しか含まれない珍しい鉱物が濃縮されていることが多い。

 また大きな鉱物粒子の間に空洞が存在し、美しい水晶(石英の結晶)や、蛍石、トパーズ、電気石(トルマリン)の結晶を産出することがある。このような空洞を晶洞と呼ぶ。・・・

主化学組成
例として産業技術総合研究所による岩石標準試料の1つであるJG-2(岐阜県蛭川村の苗木花崗岩)の組成を示す(単位は重量%)
JG-2の化学組成
含有量
SiO2   76.83
TiO2   0.044
Al2O3  12.47
Fe2O3  0.33
FeO    0.57
MnO  0.016 MgO  0.037 CaO  0.70 Na2O 3.54 K2O  4.71
P2O5  0.002 H2O+  0.33  H2O-  0.12       ・・・」

次に、電気石(トルマリン)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E7%9F%B3

 「トルマリン(tourmaline)は、ケイ酸塩鉱物のグループ名。結晶を熱すると電気を帯びるため、日本名・電気石(でんきせき)と呼ばれている。

成分・種類
鉄電気石(schorl)NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4。主に花崗岩や花崗岩質ペグマタイトに産する。
苦土電気石(dravite)NaMg3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4。主に変成岩中に産する。
リシア電気石(elbaite)Na(Li,Al)3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4。
ペグマタイトに産する。
オーレン電気石(olenite)Na1-xAl3Al6(BO3)3Si6O18(O,OH)4。
鉄灰電気石(feruvite)CaFe3(Al5Mg)(BO3)3Si6O18(OH,F)4。
灰電気石(uvite)CaMg3(Al5Mg)(BO3)3Si6O18(OH,F)4。
フォイト電気石(foitite)□Fe2AlAl6(BO3)3Si6O18(OH,F)4。
苦土フォイト電気石(magnesiofoitite)□Mg2AlAl6(BO3)3Si6O18(OH,F)4。
山梨県で発見された新鉱物。・・・」

(個人的なメモ)
ウィキペディア「地殻」
「地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。
地殻を構成する平均元素組成
O 46.6% Si 27.7% Al 8.1% Fe 5.0% Ca 3.6% Na 2.8% K 2.6% 
Mg 2.1% Ti 0.4% P 0.1% 
」という

・砂鉄は岩石中に含まれる磁鉄鉱等が風化の過程で母岩から分離し、運搬過程で淘汰集積したもの。 主に磁鉄鉱、チタン鉄鉱よりなる。
・花崗岩に含まれるFeの含有量は地殻を構成する平均的なFeと少ないが、風化によって濃化
して砂鉄鉱床となるようです。

鉄 地球科学の立場から
http://staff.aist.go.jp/nakano.shun/Jap/tatara/iron/iron4.html
鉱床はどのようにしてできたか?
砂鉄鉱床:磁鉄鉱を主体とし,その他,チタン鉄鉱・褐鉄鉱・赤鉄鉱を含む. そのほか,輝石・角閃石などさまざまな鉱物を含む.
 もともとの鉄鉱物は火山岩安山岩など)起源または深成岩(花崗岩など)起源.
酸性岩(SiO2成分が多い.たとえば花崗岩)起源の砂鉄は,不純物が少ない.
塩基性岩(SiO2成分が少ない.たとえば玄武岩)起源の砂鉄は,不純物が多く,特にTiや Pが多い.

 山地の表土中の砂鉄は“残留砂鉄”といい,風化により生じた土砂中に産する.昔,山陰地方で花崗岩が風化したものがたたら製鉄に用いられたが,数%程度のFeを含むにすぎない.・・・」という。

・花崗岩の結晶に含まれる電気石(トルマリン)の結晶を産出することがあり、結晶を熱すると電気を帯びる。逆圧電効果(電気→震動との関連)


地震および津波に係る記載(その14:大津波に地殻の圧電体・高温超伝導体化が影響しないか?)において

 環境放射能の地殻に及ぼす影響
着目して、可能な限り、杞憂を払拭することを目的として、妄想を含めながら記録していることを予め断っておきます。


 
 個人的な仮説として、
 広範囲にひずみ蓄積させる原因として、セラミックスからなる地殻、マントルの組成の違いによって、複数のプレート、断層の界面において、環境放射能との反応による圧電効果(電子の発生)および逆圧電効果(振動の発生)および高温超伝導的な現象(広範囲への電子の移動)が関与しているのでは?と超妄想しています。

放射化現象に係る投稿(その4:地震予兆である地震雲と環境放射能との関係に係る考察)
「地中で起こった地震の前兆の岩盤の崩壊による電気エネルギーが、地中を伝わり、地表から飛び出したものが、大気中の水蒸気と結合し、結晶化して雲を作り出していると考えられます。  地中の電気エネルギーの伝わり方により、さまざまな形の雲を作り出していると思われます。 」という。
詳しく見る>> 

 

 爆縮現象が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象

異常発光現象の原因として、砂鉄鉱床中のトルマリン、もしくは蛍光性鉱物が風化したエアロゾルとの関連???について興味深い。
および、花崗岩に多く含まれる地殻中のウランの壊変による地下水への溶解ラドン放射能の増加と爆縮現象との関連はあるのだろうか?

蛍光性鉱物Fluorescent Minerals
詳しく見る>>

 

今回は個人的なメモとして記録しましたが、必要に応じて追加・更新予定。


地震および津波に係る記載(その23:巨大地震が発生しやすい場所示す「全国地震予測地図」最新版)

2012-12-23 | 地震・津波関連

'12-12-23投稿

 既報地震および津波に係る記載(その11:巨大地震予言まとめ の調査とその後)にて、「巨大地震予言まとめ 」に係る記載を調べました。

 いつきてもおかしくない地震地域の予測として、古くから相模湾沖、駿河湾沖、東海沖などの震源が危ない言われています。
 毎年9月1日の防災の日に各地域で地震避難訓練がされていますが、3.11を経験後、公的機関の予報もしくは予言はとてつもなく地震の規模が大きいようです。
 地球温暖化によって極氷の溶解に伴なって海水面が高くなれば同じ震動でも津波規模が大きくなることは必然です。 今後は3.11を防災の日して注意を喚起することが必要と思われます。

 現状、いずれどこかにくると思われますが、公的、民間機関を問わず、公開された予測もしくは予言、大地震警戒警報に関しては、今のところ的中していない?ようです。

 既報の予兆現象電磁波ノイズ海洋生物の異常行動地震雲爆縮現象海水温度変化などの考え方のように、大地震が起こる数日前から予言できることを期待しています。

 今回は文部科学省、地震調査研究推進本部から公開された「全国地震予測地図」の最新版を調べました。

FNNニュース

巨大地震が発生しやすい場所示す「全国地震予測地図」最新版発表
(一部割愛して抽出ました。)予測地図など本文詳しく見る

国は、巨大地震が発生しやすい場所を示す「全国地震予測地図」の最新版を21日午後に公表した。
7日、東日本大震災の津波の恐怖を思い出させた震度5弱の揺れ。
街の人は、「また大きいの(地震)が来るんじゃないかという不安は、結構あります」、「体に感じる揺れとかあるので、子どもとかが、そばにいないと心配になる」と話した。
いつ、どこで起こるかわからない巨大地震。
そんな巨大地震が発生しやすい場所を示す「全国地震予測地図」の最新版を、21日午後、地震調査研究推進本部が公表した。
北海道の一部、そして、関東から四国の太平洋側に目立つ濃い赤色。
30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率を示したもので、濃い赤色で表示されている場所は、発生確率が26%以上となっている。
東日本大震災と、今後想定される南海トラフ地震をふまえたこの最新版。
巨大地震の発生リスクが高い地域に、異変が起きていた。
2010年と比べ、震度6弱以上の確率が2%以上上がった県庁所在地は、全国で13カ所。
特に関西と四国は、南海トラフ地震の懸念が高まっているとして、軒並み上昇した。
南海トラフによる巨大地震で、津波による被害が懸念されている高知では、巨大地震の発生確率が前回より3ポイント上がり、66.9%となっている。
高知市では、「怖く感じますね。絶対あると思われてきてます」、「逃げ場は、それぞれ決めんとね。考えないといかんね」などといった声が聞かれた。
そして、全国で最も発生リスクが上がったのが関東地方。
東京は3.6ポイント上がり、23.2%となった。・・・ 

 そして、今回最大の上げ幅となったのが、余震活動が活発な茨城・水戸で、31.3%から62.3%とほぼ倍増となった。
水戸市や、つくば市など、前回より広い範囲でリスクが高まったと指摘されている。
水戸市では、「(確率が)かなり高いですね。聞いてびっくりしました。そんなに高くなってるとは」、「つらいですよ。住んでる街ですから。とりあえず自分らができることをやるしかないですよね」などと話した。
なぜ、千葉と水戸で大幅に上昇したのか。
文部科学省は、18日の会見で、「東北地方太平洋沖地震は、震源域が茨城県のあたりまで、南まであったんですけど、その南側は、まだ起きていない領域、破壊されなかった領域になっています」と述べた。
文部科学省は、確率値が低くても地震が起きないことを意味するものではないと、ほかの地域でも注意を怠らないよう呼びかけている。 」

⇒詳しい設定基準、調査方法については不詳ですが、注意を喚起することについては全く同感です。大きな津波に対する避難訓練は重要か?

 

 

 


地震および津波に係る記載(その22:なぜ砂鉄鉱床地域で震度5以上の地震が発生し易いのか?に係る雑感)

2012-12-22 | 地震・津波関連

 '12-12-22投稿
 既報(その2121-221-3)にて、震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域の周辺の状況(地震規模の増大に影響すると個人的に想う要因)を整理しましたが、それらを抽出して以下に列記しました。

<周辺状況>
地表
・地下水源から出る放射能が多い地域
自然放射線強度の高い地域
中央地溝帯(フォッサマグナ)と構造線が存在する地域
・古代の化石・有機物堆積物(天然ガス、メタンハイドレイド、油田、メタンガス、褐炭など)
 が多い地域
・地殻の地質(火成岩、変成岩、堆積岩)の混在する地域
ウィキペディア「地殻」によれば、
地殻(ちかく、crust)は、天体固体部分の表層部。マントルの上にあり、大気の下にある。・・・

 

 

1=地殻; 2=マントル; 3a=外核; 3b=内核; 4=リソスフェア; 5=アセノスフェア

 

地殻地球化学的な観点から地球を深さごとに分けたうち、最も外側に位置するものである。地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。海洋地域にはごく稀に、地殻が存在せずマントルが直接海底や水面上に露出するメガマリオンと呼ばれる地質構造が存在する。リソスフェアの表層を形成する地殻は、主体をなすマントルと比べ剛性が低い。すなわち「柔らかい・・・」
・火山帯、プレート、海溝の存在する地域
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31609?page=2

・局所的な地磁気の反転現象おこる地域
(噴火の前兆として磁気異常が起きるのは観測されている)
http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/chijiki/chijiki.pdf

・海水温度が変化し易い地域
http://boppo20110311.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html

・砂鉄鉱床に関連するFe(鉄)の濃度が多い地域、海域http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zooma/ocean/zFe2O3/index.html

・自然放射能関連のU(ウラン)、Th、K(カリウム)の濃度が多い地域、海域
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zenkoku/periodic_table_riku-umi.htm

宙空
・ヴァン・アレン帯の乱れ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E5%B8%AF
地球磁場にとらえられた、陽子電子からなる放射線帯
(内帯と外帯との二層構造になっている。赤道付近が最も層が厚く、極軸付近は層が極めて薄い。内帯は赤道上高度2000~5000kmに位置する比較的小さな帯で、陽子が多い。外帯は10000~20000kmに位置する大きな帯で、電子が多い。)
太陽風の異変
エックス線などの電磁波、大規模な爆発によって陽子や電子などの粒子やガンマ線はバンアレン帯でカット、地表まで届くのは、可視光や電波、赤外線と紫外線の一部
超新星爆発などで発生した地表に到達する宇宙線の増加
ミューオン、ニュートリノ、電子線、などが1秒間におよそ100個身体に降り注ぐ

・電離層の乱れ、オゾン層の破壊
 紫外線など波長の短い電磁波の地表への増加
 

 (図拡大クリック)(google画像検索から引用)

  これら周辺状況は大地震の発生に対して相互に影響しあっていると思われますが、

 地下マグマ、宇宙・太陽、高自然放射線地域、原発などからの環境放射能が高く、かつ、砂鉄鉱床が多い地域の地殻に対してどのようなメカニズムで地震規模の増大に影響しているのだろうか?

  既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

  周辺条件を含めて、砂鉄鉱床と高環境放射能地域で大規模地震が発生し易いメカニズムについて関心がありますが、今回は既報までの調査結果を無作為に断片的に抽出して感想しました。

<雑感>

1) 3.11震災後、数々の震度5以上の地震を経験しましたが、昔はM6、震度4で大地震と思っていましたが、最近では、M7、震度5程度なら、街を飲み込むような津波が来なければよかったと思っています。
 大津波は浅い震源のM8クラスの大地震でなければ発生しないのだろうか?地震の種類(質)が違ってきているのか?
関連投稿:地震および津波に係る記載(その9:地震規模および地震の種類)

2)昨今の東日本を中心とする震度5以上の地震の多発は地殻の地質(ケイ素、鉄など化学成分、砂の粒子径など)が環境放射能によって変質したのだろうか?

 既報地震・津波規模に係る要因で記載した着目点として、環境放射能の作用によって地質(組成、強度、電荷、磁性、微生物の質・棲息数など)、地層の状態(耐ストレス性、含水量、断層、亀裂・空隙)がどのように影響されているのか?関心があります。
 
環境放射能地殻の地質、地層の状態との係りはどのようなものか?

環境放射能が地殻に沈積・吸着、透過・吸収、もしくは地下水中に溶解および地上に噴出した結果、地殻の強度が低下したり、大陸移動のストレスに対する耐性が低下したりして、亀裂・空隙の拡大によって材料力学における応力腐食割れ的な挙動を地殻に与えているのではないか?杞憂・妄想しています。

3)放射能のベータ壊変に伴って発生するニュートリノは光速とほぼ同等で、物質透過性は他の放射能と比較して大きいという。ニュートリノの存在するところにはベータ壊変由来の電子線(ベータ線)あり。
 環境放射能のひとつである電子線の放電によって、圧電効果を有する地殻(引例文献)に逆圧電効果を与えて震動を増大させる可能性?について地質との関連で着目しています。
 もし、逆圧電効果があれば、電子伝導性に適した高温超伝導的な地殻成分および性状の影響???もあるかもしれません。より広い範囲の地殻に震動を与えて規模の拡大に繋がるのでは?と妄想しています。

放射能の壊変



 (google画像検索から引用)


4)既報にて、地震発生前にオゾンが発生するのは地殻振動によって発生した電場の影響という。
 一般的にオゾンは酸素が太陽光からの種々の特定な波長の紫外線によって生成されたり、消滅するという。
 環境放射能の励起によって自然蛍光発光鉱物から発生した紫外線など短波長の電磁波もオゾンを発生させたり、消滅させているのでは?と妄想しています。
もし、そうであるなら発光量を多くするためには、発光効率を上げることが必要であり、比表面積の大きい粒子状の砂鉄の方が鉄鉱石より好ましいのだろうか?

どのような環境放射能が支配的な量的かつ質的な影響を及ぼしているのだろうか???

関連投稿:放射化現象に係る記載(自然界の蛍光性鉱物などの発光)
参考投稿:今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)

<宇宙空間に存在する電磁波>

     
(google画像検索から引用)

 環境放射能である電子線(ベータ線)、ミューオン、ニュートリノ(放射能のベータ壊変に伴って発生する粒子線)の砂鉄への影響はあるのだろうか?放射線の透過は砂鉄の方が鉄鉱石より大きいと思われます。

5)地表に到達した太陽光は、熱エネルギーに変換され、熱エネルギーは、赤外線となって地表から宇宙に向けて放射されるという。
 赤外線、電波から電気を発生させる材料があることから、赤外線(熱線)、電波がケイ素、アルミニウム、鉄系の複合酸化物などからなる地殻に照射されることによって電気が発生して、逆圧電効果によって震動を増大させる可能性でもあるのだろうか?
わが国の地質・地層の調査に係る記載(その1:地殻の平均的な組成)によれば、

元素割合
O 46.6%
Si 27.7%
Al 8.1%
Fe 5.0%
Ca 3.6%
Na 2.8%
K 2.6%
Mg 2.1%
Ti 0.4%
P 0.1%

 参考投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その4:地上電波の電気変換方法)
 
本法はラジオ、テレビに使用されている波長の長い電波(約1m~1000m)。
銀の微粒子などを含む液をインクジェットプリンターで吹き付けた紙やフィルムでできたアンテナを使う。
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その7-3:排熱でも発電可能な赤外線発電)
 
岡山大大学院自然科学研究科の池田直教授(放射光科学)らのグループは、電子材料に安価な酸化鉄化合物を用いた光発電装置の開発を進めている。
関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その3:振動を利用する発電)
振動による圧力を圧電素子によって電力に変換する。
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その6:09-10更新 宇宙太陽光発電送電法の現状)
 
マイクロ波帯(周波数1GHz~30GH、:波長300mm~10mm)の電磁波(RF)を使って、地上に電力を送った後、レクテナ(アンテナ)を使ってRFをDCに再度変換する方法。
6) メタン(CH4:炭化水素)ガス発生の影響はあるのだろうか?
日本周辺海域には約7.4兆 m3のメタンガス(国内ガス消費量の約100年分に相当する量)とのことですが、掘り尽くして、地盤沈下など起こさないように、・・・バイオ技術を用いたCO2のメタン変換、エネルギー資源開発の効率化など持続型炭素循環システムの構築の研究の成果を期待しています。

環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか?

7)
また、鉄系の化合物には高温超伝導を示すものも知られており、地磁気に対するマイスナー効果的な影響もあるのだろうか? 局所的な磁気異常も起こるのか?
関連投稿:地震および津波に係る記載(その13:酒で煮ると鉄化合物が超電導に)

 


地震および津波に係る記載(その21-3:震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況<再追記>)

2012-12-21 | 地震・津波関連

'12-12-19投稿、12-20更新

既報(その21)で震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況

・地下水源から出る放射能が多い地域
自然放射線強度の高い地域

中央地溝帯(フォッサマグナ)と構造線が存在する地域
・古代の化石・有機物堆積物
(天然ガス、メタンハイドレイド、油田、メタンガス、褐炭など)
 が多い地域
・地質(火成岩、変成岩、堆積岩)の混在する地域

・火山帯、プレート、海溝の存在する地域

 

の引例を整理しましたが、

やはり、環境放射能が高く、砂鉄鉱床が多い地域が地震に影響しているのか?

 また、既報(その21-2)にて、海水温度の分布地域別の元素濃度全国の地球化学図(海・陸))の引例を追記して紹介しました。

既報でも記載しましたが、妄想?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 これらは、大地震の発生に対して相互に影響しあっていると思われますが、

 砂鉄鉱床と環境放射能が多い地域の地殻がどのようなメカニズムで地震に影響しているのか?現状、個人的には、特に、宇宙・太陽からの放射能の影響について不詳です。
砂鉄鉱床(酸性岩類の花崗岩系、塩基性岩類の閃緑岩系)と環境放射能(地下マグマ、宇宙、原発などからの)、磁性(地磁気、太陽風)異常、電磁波ノイズ、海水温度分布、異常発光、地震雲、海洋生物の彷徨との関係がどのようになっているのか???関心があります。

 大地震発生に係る「データ的な裏づけがない個人的な妄想」を既報にて提案しています。(文末参照)

今回は宇宙線、磁気異常に係る記載を抽出して再追加しました。

 宇宙環境
既報の引例によれば、

 財団法人 環境科学研究所
http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini_40a.html
(一部抜粋しました。)
「太陽望遠鏡によれば、
「・・・太陽の中心部の温度は1600万℃といわれ、そのエネルギーは20万から100万年もの長い時間をかけて、太陽表面に運ばれます。・・・
 太陽の表面でも活動はおこなわれ、それにともなってエックス線などの電磁波を放出しています。大規模な爆発が起こると、陽子電子などの粒子やガンマ線も放出しますが、私たちのすむ地表まで届くのは、可視光や電波、赤外線と紫外線の一部です。」

 宇宙からの放射線によれば、
http://www.ies.or.jp/ri_online/index.html
太陽系の外からも陽子などの粒の放射線がやって来ています。
この放射線は、スピードが速いため、地球の磁力線を通り抜け空気に衝突して、別の放射線を次々に発生させています。これらの放射線は宇宙線と呼ばれ、地表へ降り注いでいます。
1秒間におよそ100個くらいの宇宙線が私たちの体に当たっています。・・・

 

関連リンク

超新星爆発 太陽望遠鏡 ヴァン・アレン帯 ミューオン
ニュートリノ振動 ニュートリノ

 教えてgoo
ミューオンのエネルギーについて
「・・・二次宇宙線で地中を通り抜ける粒子はニュートリノとミューオンだと思いますが(間違ってたら訂正お願いします)ミューオンにエネルギーがあれば地中を通り抜けるまでの間その他の存在と反応しないのでしょうか?・・・

回答  ベストアンサー
>二次宇宙線で地中を通り抜ける粒子はニュートリノとミューオンだと思いますが

そもそも二次宇宙線でneutrinoって生成するのかな?と思って調べると、
http://www.alpajapan.org/kannkoubutu/cosmic/COSM …

また、この一次宇宙線が地球大気に降り注ぎ、地球大気を構成するチッ素、酸素、アルゴンなどの原子核と衝突した結果として核反応が起こり、新たに生まれた陽子、中性子、パイ中間子、ミュー粒子、電子、ガンマ線などの放射線を「二次宇宙線」といいます。地上に降り注いでいる宇宙線はすべて二次宇宙線で、一次宇宙線がそのまま直接地上に降り注ぐことはありません。それなら、航空機乗務員が乗務している海洋表面から1万~1万2000メートルあたりの高さはというと、この場合にもすべて二次宇宙線が降り注いでいると考えてよいと思います。二次宇宙線の成分は海洋表面からの高さによってかなり異なることがわかっています。海洋表面付近では、ほとんど大部分がミュー粒子と電子であるといってよいと思います。

ということで、neutrinoは少なくとも主成分ではないようです。

>ミューオンにエネルギーがあれば地中を通り抜けるまでの間その他の存在と反応しないのでしょうか?

反応するかしないかで言えば、反応しないわけがないです。
検索した結果:
http://commutative.world.coocan.jp/blog2/2011/01 …

宇宙線が地表面に降り注ぐと、各種鉄鉱物にふくまれる元素(Fe,O,S等)と宇宙線の間で核反応が発生する。この核反応には、核破砕(Cosmic-ray Spallation)、ミューオン キャプチャー(Muon capture)、ファースト ミューオン インデュースト リアクション(Fast muon induced reactions)があり、これらの核反応によって、図4に示すように、10Be、14C、53Mn、26Al等が生成される。・・・」という。

教えてgoo
ニュートリノについて
「・・・・ニュートリノは何故振動するのか?
そして
・現在ニュートリノ質量の有無はどちらの説が有力なのか?・・・

回答  ベストアンサー
>・ニュートリノは何故振動するのか?
・・・難しいことを抜きにするとニュートリノも所詮「波」であり、あるニュートリノは3種類の波の重ね合わせです。このとき、波の波長はニュートリノの質量に依存すると思ってください。で、ニュートリノに質量があり、3種類で質量が違うと波長の違う波の重ね合わせになり、「うなり」が生じます。この「うなり」の節の部分と腹の部分とでニュートリノの種類が変わってしまいます。これを「ニュートリノ振動」と呼びます。・・・

>・現在ニュートリノ質量の有無はどちらの説が有力なのか?

1998年6月に高山で行われたニュートリノ国際会議で大気ニュートリノのニュートリノ振動の観測結果が発表されて以来はほとんどの素粒子屋はニュートリノに質量があることを信じるようになっていると言っていいと思います。・・・
参考URL:http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/rccn/doc2/whatcn.html

<地球を取り巻く電磁波環境モデル図>
地軸を中心とした磁力線と太陽風との関係



    (google画像検索から引用)

 ウィキペディアによれば、
ヴァン・アレン帯
( -たい、:Van Allen radiation belt)とは、地球磁場にとらえられた、陽子電子からなる放射線帯。・・・

ヴァン・アレン帯は地球を360度ドーナツ状にとりまいており、内帯と外帯との二層構造になっている。赤道付近が最も層が厚く、極軸付近は層が極めて薄い。内帯は赤道上高度2000~5000kmに位置する比較的小さな帯で、陽子が多い。外帯は10000~20000kmに位置する大きな帯で、電子が多い。・・・」という。

(図拡大クリック)(google画像検索から引用)

⇒超新星爆発(隕石)、流れ星(彗星)、オーロラ(プラズマによる発光)などが発生して地球環境に影響を及ぼしますが、天体の衝突などによる隕石の落下などについては手の施しようがなく、文字通りの杞憂な空間でありますが、あらためて「地震」と密接に関係していると想われますが、大気圏(約100km)より上の宇宙空間の影響も大と想われます。

 宇宙・太陽からの熱エネルギー・放射線などを制御して地球を防護している電磁圏バンアレン帯、電離層および大気圏オゾン層などが破壊されて、その影響を受けているのだろうか???

 環境放射能、特に、宇宙・太陽からの放射線・粒子の質・エネルギー量の異変、もしくは増大、および火山帯における地下マグマの噴出活動の活性化による地殻からの放射能の増大に影響されているのでは??? と杞憂しています。


 次に、宇宙粒子線から地球を護っている地磁気に係る記載を調べました。

地磁気

  房総半島での巨大地震の可能性が言われています。 プレートの移動以外に、個人的には伊豆半島沖は火山帯(富士山)の活動、房総半島沖などの局所的な地磁気の反転現象(メカニズム個人的には不詳)の影響が気になるところです。本文詳しく読む>>

既報の大陸移動に係る引用地磁気の逆転と大陸移動によれば、
「・・・地磁気の逆転
 火山から溶岩が噴出すると、溶岩は固まって岩石になります。ほとんどの場合、それらは玄武岩として知られる黒い岩石で、溶鉱炉から出てきた鉄と同様にかすかに磁気を帯びています(このような過程があることは、ギルバートもすでに気付いていました)。そしてその帯磁は、溶岩が冷えたときのその場所での地磁気の方向を向いているのです。
 ある種の装置を用いれば、玄武岩の磁気を測定する事ができます。そこで、火山が過去において何度も溶岩を噴出しているならば、それらの磁気を調べて、過去に地球の磁場の方向がどのように変化したのかを調べることができます。驚くべきことに、ある時期の溶岩の中には、現在の地磁気と逆向きに帯磁しているものが発見されました。いろいろな説が提案されましたが、あらゆる観点から検討した結果、遠い昔に実際に何度か地球の磁場が反転したと考える以外に、それを説明することはできないと結論付けられました。・・・

本文を詳しく読む>>

 以下、地磁の気数々の不可思議な現象に係る記載

名古屋大学太陽地球環境研究所
「50のなぜ」シリーズ http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/doc/outreach_j.html#anchor-naze

噴火の前兆として磁気異常が起きるのは観測されている
.http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/chijiki/chijiki.pdf



関連投稿(メモ):
大地震の発生要因:
地震および津波に係る記載(その14:大津波に地殻の圧電体・高温超伝導体化が影響しないか?)

地震および津波に係る記載(その13:酒で煮ると鉄化合物が超電導に)


地質構造:
地震および津波に係る記載(その10:地質構造に関連する学際分野)

環境放射能:
放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
環境中の水の性状異変に係る記載(その1:地下水の放射能汚染はどのようにして起こるのか?)
天変に影響する要因に係る記載を調べました。(その4:大気圏より上の宇宙空間)

地震および津波に係る記載(その8:ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度)
地震および津波に係る記載(その8-2:続き ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度)


クジラなどの打ち上げ:
地震および津波に係る記載(その20:地震前の海洋生物の彷徨に環境放射能の増加が関係するのか?)


電磁波のイズ:
地震および津波に係る記載(その19:電磁波ノイズによる地震予知はなぜできるのか )


地震雲:
放射化現象に係る投稿(その4:地震予兆である地震雲と環境放射能との関係に係る考察)


異常発光:
放射化現象に係る投稿(その3:地震予兆としての異常発光現象と環境放射能との関係)

 


地震および津波に係る記載(その21:震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況)

2012-12-20 | 地震・津波関連

'12-12-18投稿、12-20追加・更新

 地震はプレートテクトニクス(大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに振動する日常茶飯事な現象ですが、大中規模地震は一口に言えば、プレート境界、火山帯の周辺地域で発生しています。詳しく見る>>

しかし、その中でも、既報「地震および津波に係る記載(その1)」にて、わが国において昨近の頻発する震度5前後の地震は概ね福島原発などの周辺で環境放射能が比較的高く、かつ砂鉄鉱床(鉄鉱石)が多い地域で発生し易い傾向であると思われます。
  一口に鉄鉱床と言っても、玄武岩、酸性岩類のチタン分が少ない花崗岩系、塩基性岩類のチタン分が多い閃緑岩系などあるようです。また、ウラン鉱石は花崗岩系に多く存在すると言われています。
  個人的には、砂鉄鉱床と下記の大中規模地震発生地域と対応しているように想っていますが、それ以外の要因、特に、砂鉄鉱床と環境放射能、地磁気との関係について理解しなければと思っています。

 既報でも記載しましたが、妄想?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 ・大地震発生地域
世界の火山帯、プレート周辺で昨今起こっていますが、

わが国においては、

 東北地方の三陸明治、昭和、平成(3.11)の三陸沖地震首都圏関東大震災、兵庫県阪神淡路大震災3.11後の東日本~房総半島昨近の震度5前後の群発地震静岡県東部地震長野県昨年の長野県北部地、新潟県新潟地震日本海中部地震、十勝沖地震、青森県六ヶ所村昨近の地震、三陸沖北東北で震度5弱、津波1メートルM7・3など

参考投稿:地震および津波に係る記載(その4:記録に残る大地震・大津波発生地域の整理)


・砂鉄鉱床地域

引用文献:日本の主な砂鉄産地 井口一幸著〔古代山人の興亡〕よりhttp://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・鉄元素が多く存在する地域

産総研で公表されている元素の濃度分布図である地球化学図

地域別の元素濃度全国の地球化学図(海・陸))のデータによれば

砂鉄に関連すると思われるFe2O3の元素濃度分析結果は 

地球化学図Fe(クリック

⇒上記の主な砂鉄産地以外に海域を含めて、伊豆半島沖海域、静岡県東部、日本海、福井県、十勝沖、鉄元素が多い。砂状、礫状、塊状かどうかは不明。


環境放射能の影響を受けやすい地域
(原発周辺、高自然環境放射線地域など)

   
   引用:石の下にも5年かも
  http://baikautsugi132.blog24.fc2.com/

「本邦初公開!?:日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!」によれば、http://quasimoto.exblog.jp/1923831

 

 自然放射線強度の高い地域 

 「全国の放射能濃度一覧」(http://atmc.jp/)


自然放射線マップ


  (google画像検索から引用)

- 日本地質学会 - 日本の自然放射線量
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map



 (この全国の自然放射線量は地質の組成から試算されたもの。)

 

  周辺の状況

砂鉄鉱床が多い地域の地殻がどのように地震に影響しているのかも、個人的には不詳ですが、今回、あらためて砂鉄鉱床、環境放射能だけにこだわらず、以下に整理しました。

土砂災害(「土砂崩れ」「土石流」「地盤沈下(陥没)」「堤防などの決壊」)も地殻(地質)、環境放射能などの影響があるのでは?と個人的には思っています。

・地溝帯、構造線の周辺

 ・中央地溝帯(フォッサマグナ)と構造線
西縁は(糸静線)、東縁は新発田小出構造線及び柏崎千葉構造線
 地震によって地盤が緩んだ地帯と赤色の中央地溝帯もしくは他の地溝帯の近傍に土石流が発生しやすい要素が あるのか?
 

 

 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(2011/06/10 08:19 UTC 版)
 (google画像検索から引用)

 ・古代の化石・有機物堆積物が多い地域
(天然ガス、メタンハイドレイド、油田、メタンガス、褐炭など)
メタンなど天然ガスの影響

 

 

 

 

 

 (google画像検索から引用)


・地質(火成岩、変成岩、堆積岩)の分布

   

 (google画像検索から引用)

岐阜県同様中央構造線周辺に種々の地層が存在している。


・火山帯、プレート分布

 

 

  やはり、環境放射能が高く、砂鉄鉱床が多い地域が地震に影響しているのか?
引き続いて、他の要因について調べる予定です。

 

 

 


地震および津波に係る記載(その11:巨大地震予言まとめ の調査とその後)

2012-12-14 | 地震・津波関連

10-03投稿、12-14追加更新

 既報地震および津波に係る記載(その4:記録に残る大地震・大津波発生地域の整理)にて過去の発生事例を記録しました。

地震プレートテクトニクス大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに振動する日常茶飯事な現象ですが、昨近、伝えられる大規模地震予測、特に、海底地震によって誘起される大津波の発生メカニズムはどのようになっているのか?個人的に不詳につき、気になるところです。

  特に、大津波は震源の深さによって海水の遥動が異なり比較的浅い時に発生するという。

 問題は大地震・大津波の発生メカニズムがよく解っていないためか?

 TPOに則した予測・予知*がいまだかって公開された例はありません。結果論としての「想定外」ともっともらしい言い訳、もしくは過去の延長線上の類推の類しかなされていないように個人的には思われます。

* 「災いは忘れたころにやって来る」(T)に加えて、「思わぬ地域で発生する。」(P)どのようなメカニズム・状況」(O) が不的確、不詳とも思われる。特に、3.11後やたらに地震規模予測値が大きくなってきています。この理由も不詳。

 今回は既報に引き続いて、発生要因の考察とメカニズム仮説との関連で「巨大地震予言まとめ 」に係る記載を調べました。

更新日: 2012年06月27日http://matome.naver.jp/odai/2130456327194761101

(一部割愛抽出しました。)

「M7」巨大地震、実は近畿が危ない!地下水に異常確認 - 政治・社会 - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120626/dms1206261556013-n1.htm

「3・11」から1年以上が過ぎ、体感できる地震の数も減っている。だが安心しているとしたら大間違いだ。・・・

東海地震が切迫している理由 大地震・前兆・予言.com
http://okarutojishinyogen.blog.fc2.com/blog-entry-2053.html

房総半島沖で大地震の可能性 NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20120531/k10015498291000.html

東京新聞:関東M8級早まる? 研究者警鐘 大震災が岩板を刺激:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052302000218.html

富士山 「3年以内に噴火が起きる可能性かなり高い」と専門家 - 政治・社会 - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120521/dms1205211601011-n1.htm

深海魚や生き物たち 海の異変 まとめ - NAVER まとめhttp://matome.naver.jp/odai/2133757953619571201

 打ち上げられる珍しい深海魚、イルカ、鯨などのまとめ

三重県伊勢市の名所、夫婦岩の異変が注目を集めている。普段は海水に浸っているにもかかわらず4月上旬に突如、根元まで露出したのだ。・・・

河北新報 東北のニュース/白頭山、噴火の可能性 巨大地震と相関あり 東北大教授
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120516t75013.htm

  ・・・中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山(中国名・長白山、2750メートル)が近い将来、東日本大震災に関連して噴火する可能性があるという研究結果を、東北大の谷口宏充名誉教授(火山学)=宮城県塩釜市=がまとめた。過去1100年間…

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120515044jd.jpg http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120515044jd.jpg

ロシア極東のカムチャツカ地方政府13日、地元のロシア科学アカデミーの地球物理学研究者による予測として、今後1カ月以内に同地方南部でマグニチュード(M)6~7の…

これは何の予兆なのか 琵琶湖・富士山・桜島に 不気味な異変が起きている | 大規模な地殻変動が起こっているのは、東北や首都圏だけではない。いま、日本各地で、誰も見たことのなかった奇妙な怪現象が次々と起こっている。それらが意味する最悪の事態とは何か。

気をつけて欲しいのは茨城県、千葉県の内陸部から海域にかけての地域。ここは9月5日までに地震が発生する可能性が高い。

 次は四国から大分県、宮崎県の太平洋側の内陸部から海域にかけての地域です。こちらは8月30日までに地震が発生すると予測しています。

 最後に高知県、宮崎県、鹿児島県にかけての地域。ここは9月5日までの間が要注意です」(前出・平井社長)

~中略~

政府の地震調査委員会(委員長・阿部勝征東大名誉教授)は11日、東日本大震災の影響で、神奈川県の三浦半島にある3つの活断層帯で地震が起きる可能性が高まったと発表した。大震災後の地殻変動で活断層帯に新た

~後略~ 」という。

PS:その後、今までわが国で発生した大地震といえば、既報で記載したように地震および津波に係る記載(その18:東北で震度5弱、津波1メートル 避難指示も、M7・3 )(2012-12-07 )がありますが、久しぶりに津波が発生していましたが、3.11程の規模ではなかったのが何よりでした。
 別報の記載では、気象庁の見解ではアウターライズ型の一種で3・11の余震と言われています。
  東日本大震災の巨大地震の余震活動がしばらくぶりに活性化した原因は???、一体何なのだろうか?世界各地で発生した大中規模地震数と比較してわが国の発生頻度はどのようになっているのだろうか?

 上記の巨大地震予言で記載されている発生予測地域では特に大地震は今のところ発生していないようです。

既報(その17)に記載した太陽活動の影響なのか?、または地球内部地殻からのニュートリノ  、ラドンなど環境放射線の異変なのだろうか?また、環太平洋火山帯周辺各国に発生している大中規模地震もアウターライズ型なのだろうか???

 既報で記載した 地下水の放射能汚染が激しい三陸沖の大規模な余震が久しぶりに発生したのはやはり環境放射能が影響しているのだろうか?

関連投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その1:'11-03-13~'11-12-27)
 ・今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その3-1:地震・津波規模に係る要因~'12-06-09)
 ・今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その3-2:地震・津波規模に付随する現象について)


地震および津波に係る記載(その19:電磁波ノイズによる地震予知はなぜできるのか )

2012-12-13 | 地震・津波関連

 '12-12-13

 地震はプレートテクトニクス(大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに振動する日常茶飯事な現象ですが、

 基本的には環境放射能の変化⇔地殻の地質、地層の状態変化が交互に影響している過程において、「地震・津波規模に付随する現象」として、自然科学的な目に見えない1) 「爆縮現象」、2)地下水中のラドンの変化、3)地殻中からのオゾンの発生、4)環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノ)の増加、4)大気イオン濃度の増加 、5)電磁波ノイズの発生、また肉眼観察が可能な6)地震雲の発生、7)鯨など生命体の異常行動などが誘起されているようです。

 急に大地震・大津波が発生して被災することは避けたいものです。誰でもわかる的確な地震・津波予測が確立されて杞憂を払拭したいと常々思っています。

goo辞書によれば、
「杞憂」とは「懸念(けねん) 恐れ(おそれ) 憂慮(ゆうりょ) 取り越し苦労(とりこしぐろう) 危惧(きぐ) 」という概念でありますが、・・・。
 本来の杞憂、すなわち「中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという、「列子」天瑞の故事《中国古代の杞の人から》・・・」という。

 東日本大震災後に報道される地震予報に対していつも杞憂しても仕方ないことですが、既報天変に影響する要因に係る記載を調べました。(その1:地震予知との関係)でも調べましたが、電磁波ノイズによる地震予知は数日前に予知可能な方法として現在活用されているようです。TPOに則した予測確率を更に上げてもらいたいものです。

 既報を読み直してみると

「~気候に大きな影響を与える微粒子〈エアロゾル〉の変動を読み解く~によれば、
・・・気候変動の要因には自然の要因と人為的な要因があり、自然の要因には、太陽活動の変化・海洋の変動・火山の噴火による大気中のエアロゾルの増加などがあります。・・・
 特に近年、成層圏オゾン層の破壊にエアロゾルが深く関与していることが注目されています。
  また、気候変動の予測を目的とするだけでなく、エアロゾルの変化を地震予知に活かす研究も進められています。・・・

「VHF帯電磁波散乱体探査法による地震予報の研究」によれば、
(一部抜粋しました。)
「・・・ VHF帯の電波伝播異常を起こすいろいろな原因には
(1)スポラディックE層の活動, (2)流星の活動(Meteor echo),(3)航空機からの反射(airplane echo),(4)地震発生前に起こる散乱(Eq echo)がある.
 このほかに異常な電波現象として太陽黒点の爆発や雷放電による電磁波がある(Flare and lightning).・・・」 本文を詳しく読む
 

地震予知情報配信サービスくるかも
「電磁波ノイズ地震予知システム」によれば、
(一部抽出しました。)
「・・・
●地震の予知ができると何がいいの?
日本は地震大国です。
世界の地震の20%は日本で起こっています。小さな地震まで含めると四六時中起こっている国ですから、過度に神経質になる必要はないと思います。
でも、大地震がいつくるかを知らないままで良いでしょうか?
皆さんは、天気予報を参考にして、雨が降ると思えば傘を持って出かけますよね?
気象庁の緊急地震速報をご存じですか?
これは、実際に発生した地震を地震計が感知し皆さんへ知らせるシステムです。
でも、自分の直ぐ近くで地震が起こった場合には
発生から通知までの時間は僅か数秒です。
この数秒で何ができますか?
起こる可能性が高いことを2~3日前から知っていれば、
何かできることもありますし、緊急地震速報を知った時に
スピーディに対応することもできます。
●ラジオの雑音で地震の前兆が分かるのです。Part2
大地震が発生する前には、ラジオの雑音(地下からの電磁波ノイズ)が大量に発生することが、まず最初のサインです。地震が起こる可能性が無い場合には、この大量の雑音すら発生しません。次に、大量の雑音は、徐々に少なくなっていきます。そして、ある時を境に、雑音はほとんど消えてしまいます。その数日後に、地震が起こります
なぜ、地震前に雑音が発生するのでしょうか?
物を強く押すと形が変わったり、割れたりします。岩石も同じです。地下深くで、岩石を押す力が発生し、もともとあった割れ目が大規模にすべったり、割れたりして雑音(電磁波ノイズ)が発生すると言われています。
細かく見ると、岩石には小さな割れ目が多数発生します。この割れ目が電気を帯び、岩石内を電流が走るという現象が起こります。この時同時に、ラジオの雑音の元となる電磁波ノイズが発生します。・・・大地震の前には毎日数十万個から百数十万個もの膨大な数の電磁波ノイズが数週間以上、土日なんか関係なく、ずっと発生することがわかっています。本文を詳しく読む」 という。」とのこと。

 別報に記載した地震雲の発生と同様に、人知可能な方法として、電磁波ノイズによる地震予知に係る記載を調べました。地震雲の形成メカニズムについては現状定かではありませんが、個人的には広義での大気圏に存在するさまざまな物質を放射化もしくは励起する放射性のエアロゾルの影響に着目しています。

 まえがきが長くなりましたが、

 地震雲と同様に、電磁波ノイズも電離層下の大気圏に存在する放射性のエアロゾルの関与があるのでは?と思っていますが、今回は別の角度から電磁波ノイズの発生メカニズムに係る記載を調べました。 

(転載開始)

地震予知情報配信サービスくるかも

「電磁波ノイズとは?」によれば、

http://www.kurukamo.com/wavenoise.aspx

「 地殻を構成する代表的な岩石として、花崗(かこう)岩があります。その花崗岩には、石英が多く含まれています。この石英は、圧力が加えられると、電気を発生するという性質を持っています。
元々存在していた割れ目が大規模にすべったり、割れたりすると電気を発生すると言われています。
この電気(エネルギー)が、電磁波として地上へ放射されます。放射されたこの電気(エネルギー)が、私たちが生活する地上においてノイズとして存在しているのです。

 ○電磁波ノイズが発生し、地震が起こるまで
 地中において地殻変動が起こり、石英に圧力がかかります。
  この時点において電磁波ノイズが発生します。
 圧力に耐えられなくなった石英は、破壊されます。
  石英が破壊されると、電磁波ノイズの発生は終息します。

【ポイント】石英へ圧力がかかったり、破壊されたりした時点において地震が発生する訳ではありません。
 地中において多くの石英が破壊されることにより、断層にまで強力な圧力が及び、
  断層面が破壊されて、断層のずれが生じます。これが地震です(断層がずれた時点)。
  この時の断層面の広さと、ずれとの大きさが、地震の規模に関連します。

上記からもご理解いただけるように、電磁波ノイズの発生が終息してから、実際に地震が起こるまでには、数日間の時差があります。この時差に着目したのが「くるかも」です。
地震が起こる予兆として、膨大な電磁波ノイズが数週間にわたり発生していることが、観測機器によって確認されています。

電磁波ノイズが終息してから数日後に地震が発生する可能性が高いのです。

    」

 (転載終了)

⇒既報地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?と思っていますが、

上記引例の記載で「地殻を構成する代表的な岩石として、花崗(かこう)岩があります。その花崗岩には、石英が多く含まれています。この石英は、圧力が加えられると、電気を発生するという性質を持っています。」と言われていますが、電波ノイズは圧電効果によって発生した電磁波と思われます。岩石には小さな割れ目が多数発生します。この割れ目が電気を帯び、岩石内を電流が走るという現象が起こります。この時同時に、ラジオの雑音の元となる電磁波ノイズが発生するようです。

 ラドンの発生源であるウラン鉱床、花崗岩、砂鉄鉱床の周辺地域の地殻の化学組成について、更に詳しく着目して整理する予定です。

関連投稿:

わが国の地質・地層調査に係る今までの記載の整理
(2012-11-07 01:18:29 | 天変地異・異常気象関連)

地震および津波に係る記載(その14:大津波に地殻の圧電体・高温超伝導体化が影響しないか?)
(2012-11-03 14:18:45 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説)

地震および津波に係る記載(その13:酒で煮ると鉄化合物が超電導に)
(2012-11-01 23:54:25 | 地震・津波関連)

(補足資料)
 google画像検索から引用した「地震発生モデル」例
 
(図拡大クリック)
 






次に、google画像検索から引用した宇宙空間、電磁波の波長を参考のために記載しました。
・粒子線(素粒子)を除く電磁波(放射線)の波長   

             

                       

 

 

 

 

 

 

 

また、震源は海底が多いので電磁波の波長と水との透過吸収反応に係る資料(引用図)参考までに記載しました。
参考:
電磁波の波長と環境中の水に対する透過吸収反応

既報で記載の引用図
http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm

γ線  X線  →紫外線←
     吸収ピーク
      ↓

 

           →透過力大←       

 

 

 

  


放射化現象に係る投稿(その3:地震予兆としての異常発光現象と環境放射能との関係)

2012-12-10 | 地震・津波関連

 '12-12-10

 既報(その1その2)に記載したように、環境放射能がもたらす「放射化現象」は生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異」に影響を与えていると思っています。

 理解し難い言葉ですが、

 地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている

 巨大なエネルギーを持つ放射性物質(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、

 環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的には熱になる可能性が推察されます。詳しく見る>>

【放射化】とは goo辞書によれば、「放射能をもたない同位体に放射線を照射し、放射性同位体にすること。放射化分析や医療・工業分野で利用される。一方、原子力発電所を稼働し続けると部品や設備が放射化され放射性廃棄物になるため、廃炉・解体・処分が困難であるという問題も抱えている。」

~ 励起という現象 ~

 

 今回からは地震予兆現象と環境放射能との関係について、旧ブログ「水徒然」の記載を参考にして、

 地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」とはどのようにして起るのか?

 既報に記載した宇宙、太陽からの放射能の影響はどのようになっているのか?

 地球内部地殻からのニュートリノ  、ラドンなど環境放射能はどのように作用しているのか?

については現状不詳なので、

 さまざまな予兆現象・要因と環境放射能の係りを順次整理しようと思っています。

 

今回は爆縮現象が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象について採り上げました

以下、妄想を含めながら記録していることを予め断っておきます。

・異常発光予兆現象

 

 爆縮現象が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象
竜巻・突風も随伴して、放射能からの崩壊放射線による励起?によって雲底が赤く染まる。

自然環境蛍光物質(微粒子エアロゾル)放射線との相互作用よって発生する蛍光発光?と推察されます。
例えば、赤色発光する蛍光物質として、
ウルツ鉱 (長UV励起,赤)灰クロム柘榴石 (UV励起,赤)鋼玉 (+CrのものはUV励起,赤)
スピネル (場合によりUV励起,赤)直閃石 (UV励起,赤)バスタム石 (UV励起,赤)などが
挙げられます。
引用文献:蛍光性鉱物Fluorescent Minerals
詳しく見る>>

⇒上記の赤色発光と既報の「[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?」で記載した砂鉄鉱床との関係、および花崗岩に多く含まれる地殻中のウランからの壊変によるラドンの地下水への溶解ラドン放射能の増加と爆縮現象との関連はあるのだろうか?上記の蛍光性鉱物との関連について興味深い。

・環境放射能について

 環境放射線は地殻自然放射能、太陽・宇宙放射能および原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出)から崩壊放射線として放出されています。これらの放射能量・比率(含む組成)、および壊変放射線強度については個人的には不詳。
既報の参考投稿から断片的な記載(壊変例など)を以下に抽出しました。
 (着目点は放射線の陸海空での伝搬性の目安を個人的に確認するため)
関連投稿(・大気圏での放射性物質分布 ・(放射性物質の正体は?))

放射線のもつエネルギー:クリック☞拡大>

 
(google画像検索から引用)


1)アルファ線

 



・・・」という。本文を詳しく読む

 

ラドン(222Rn)はウラン(228U)の壊変系列に属する半減期3.8日の放射性元素で、ラジウム(226Ra)を経て地殻中で絶えず生成されているとのこと。

 

 

2)ベータ線 ベータ壊変崩壊時にニュートリノを発生

<放射性崩壊例:クリック☞拡大>

(google画像検索から引用)


3)ガンマ線 多核種からなる環境中の放射性エアロゾル(放射能)からの放射線の大部分はセシウムの壊変ガンマ線と言われ、爆縮現象における放射線強度(ベクレル値)の大きな低下への大部分に関与していると想われます。

4)ニュートリノ 基本的な性質(引例文献詳しく読む)

5)紫外線

     (google画像検索から引用)

 

 地殻、土壌中に無数生息しているバイオケミカル反応に寄与している微生物の損傷は長い目で見た広義の地殻・地盤強度(亀裂など)の脆弱化に繋がるのではと個人的には推察しています。
(隙間が増加すれば環境の放射線の透過量は増加する???)
 紫外線のみならず上記の電離放射線の影響は大きいが、水中での透過性が低い。

 海水中のセシウム濃度の崩壊放射線の増加(原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出))は内部被曝の発症と同様に危惧しています。

関連投稿:環境中の水の性状異変に係る記載(その1:地下水の放射能汚染はどのようにして起こるのか?)


<放射性物質からの放射線の悪影響に係る考察>
 有害な紫外線はオゾン層の破壊によって、近年増加傾向にあるといわれています。その照射エネルギーはオゾン層の破壊、オゾン濃度が回復しない限り、無尽蔵に今後とも生態系に影響し続けると想われます。
 例えば、継続的に海に流出されている法令基準内の微量の放射性廃棄物、
および今回の原発事故によって、大量漏洩した放射性物質からの放射線の大半は熱に変換すると想われますが、環境水中の共存物質を放射化して、その比較的半減期の短い放射化物質から、エネルギー準位の小さい活
性光線が順次、共存物質を放射化して紫外線と同様に、水生生物(微生物、藻類)のDNAを損傷して生態系に悪影響を及ぼすことも想定されます

6)太陽フレア
天変に影響する要因に係る記載(巨大な爆発現象「太陽フレア」接近)