'12-12-22投稿
既報(その21、21-2、21-3)にて、震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域の周辺の状況(地震規模の増大に影響すると個人的に想う要因)を整理しましたが、それらを抽出して以下に列記しました。
<周辺状況>
地表
・地下水源から出る放射能が多い地域
・自然放射線強度の高い地域
・中央地溝帯(フォッサマグナ)と構造線が存在する地域
・古代の化石・有機物堆積物(天然ガス、メタンハイドレイド、油田、メタンガス、褐炭など)
が多い地域
・地殻の地質(火成岩、変成岩、堆積岩)の混在する地域
ウィキペディア「地殻」によれば、
「地殻(ちかく、crust)は、天体の固体部分の表層部。マントルの上にあり、大気や海の下にある。・・・
1=地殻; 2=マントル; 3a=外核; 3b=内核; 4=リソスフェア; 5=アセノスフェア
地殻地球化学的な観点から地球を深さごとに分けたうち、最も外側に位置するものである。地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩・安山岩などの中性岩・玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。海洋地域にはごく稀に、地殻が存在せずマントルが直接海底や水面上に露出するメガマリオンと呼ばれる地質構造が存在する。リソスフェアの表層を形成する地殻は、主体をなすマントルと比べ剛性が低い。すなわち「柔らかい・・・」
・火山帯、プレート、海溝の存在する地域
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31609?page=2
・局所的な地磁気の反転現象おこる地域
(噴火の前兆として磁気異常が起きるのは観測されている)
http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/chijiki/chijiki.pdf
・海水温度が変化し易い地域
http://boppo20110311.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html
・砂鉄鉱床に関連するFe(鉄)の濃度が多い地域、海域http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zooma/ocean/zFe2O3/index.html
・自然放射能関連のU(ウラン)、Th、K(カリウム)の濃度が多い地域、海域
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zenkoku/periodic_table_riku-umi.htm
宙空
・ヴァン・アレン帯の乱れ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E5%B8%AF
地球の磁場にとらえられた、陽子、電子からなる放射線帯
(内帯と外帯との二層構造になっている。赤道付近が最も層が厚く、極軸付近は層が極めて薄い。内帯は赤道上高度2000~5000kmに位置する比較的小さな帯で、陽子が多い。外帯は10000~20000kmに位置する大きな帯で、電子が多い。)
・太陽風の異変
エックス線などの電磁波、大規模な爆発によって陽子や電子などの粒子やガンマ線はバンアレン帯でカット、地表まで届くのは、可視光や電波、赤外線と紫外線の一部
・超新星爆発などで発生した地表に到達する宇宙線の増加
ミューオン、ニュートリノ、電子線、などが1秒間におよそ100個身体に降り注ぐ
・電離層の乱れ、オゾン層の破壊
紫外線など波長の短い電磁波の地表への増加
(図拡大クリック)(google画像検索から引用)
これら周辺状況は大地震の発生に対して相互に影響しあっていると思われますが、
地下マグマ、宇宙・太陽、高自然放射線地域、原発などからの環境放射能が高く、かつ、砂鉄鉱床が多い地域の地殻に対してどのようなメカニズムで地震規模の増大に影響しているのだろうか?
既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。
周辺条件を含めて、砂鉄鉱床と高環境放射能地域で大規模地震が発生し易いメカニズムについて関心がありますが、今回は既報までの調査結果を無作為に断片的に抽出して感想しました。
<雑感>
1) 3.11震災後、数々の震度5以上の地震を経験しましたが、昔はM6、震度4で大地震と思っていましたが、最近では、M7、震度5程度なら、街を飲み込むような津波が来なければよかったと思っています。
大津波は浅い震源のM8クラスの大地震でなければ発生しないのだろうか?地震の種類(質)が違ってきているのか?
関連投稿:地震および津波に係る記載(その9:地震規模および地震の種類)
2)昨今の東日本を中心とする震度5以上の地震の多発は地殻の地質(ケイ素、鉄など化学成分、砂の粒子径など)が環境放射能によって変質したのだろうか?
既報地震・津波規模に係る要因で記載した着目点として、環境放射能の作用によって地質(組成、強度、電荷、磁性、微生物の質・棲息数など)、地層の状態(耐ストレス性、含水量、断層、亀裂・空隙)がどのように影響されているのか?関心があります。
環境放射能⇔地殻の地質、地層の状態との係りはどのようなものか?
環境放射能が地殻に沈積・吸着、透過・吸収、もしくは地下水中に溶解および地上に噴出した結果、地殻の強度が低下したり、大陸移動のストレスに対する耐性が低下したりして、亀裂・空隙の拡大によって材料力学における応力腐食割れ的な挙動を地殻に与えているのではないか?杞憂・妄想しています。
3)放射能のベータ壊変に伴って発生するニュートリノは光速とほぼ同等で、物質透過性は他の放射能と比較して大きいという。ニュートリノの存在するところにはベータ壊変由来の電子線(ベータ線)あり。
環境放射能のひとつである電子線の放電によって、圧電効果を有する地殻(引例文献)に逆圧電効果を与えて震動を増大させる可能性?について地質との関連で着目しています。
もし、逆圧電効果があれば、電子伝導性に適した高温超伝導的な地殻成分および性状の影響???もあるかもしれません。より広い範囲の地殻に震動を与えて規模の拡大に繋がるのでは?と妄想しています。
放射能の壊変
(google画像検索から引用)
4)既報にて、地震発生前にオゾンが発生するのは地殻振動によって発生した電場の影響という。
一般的にオゾンは酸素が太陽光からの種々の特定な波長の紫外線によって生成されたり、消滅するという。
環境放射能の励起によって自然蛍光発光鉱物から発生した紫外線など短波長の電磁波もオゾンを発生させたり、消滅させているのでは?と妄想しています。
もし、そうであるなら発光量を多くするためには、発光効率を上げることが必要であり、比表面積の大きい粒子状の砂鉄の方が鉄鉱石より好ましいのだろうか?
どのような環境放射能が支配的な量的かつ質的な影響を及ぼしているのだろうか???
関連投稿:放射化現象に係る記載(自然界の蛍光性鉱物などの発光)
参考投稿:今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)
<宇宙空間に存在する電磁波>
(google画像検索から引用)
環境放射能である電子線(ベータ線)、ミューオン、ニュートリノ(放射能のベータ壊変に伴って発生する粒子線)の砂鉄への影響はあるのだろうか?放射線の透過は砂鉄の方が鉄鉱石より大きいと思われます。
5)地表に到達した太陽光は、熱エネルギーに変換され、熱エネルギーは、赤外線となって地表から宇宙に向けて放射されるという。
赤外線、電波から電気を発生させる材料があることから、赤外線(熱線)、電波がケイ素、アルミニウム、鉄系の複合酸化物などからなる地殻に照射されることによって電気が発生して、逆圧電効果によって震動を増大させる可能性でもあるのだろうか?
わが国の地質・地層の調査に係る記載(その1:地殻の平均的な組成)によれば、
元素 | 割合 |
---|---|
O | 46.6% |
Si | 27.7% |
Al | 8.1% |
Fe | 5.0% |
Ca | 3.6% |
Na | 2.8% |
K | 2.6% |
Mg | 2.1% |
Ti | 0.4% |
P | 0.1% |
参考投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その4:地上電波の電気変換方法)
本法はラジオ、テレビに使用されている波長の長い電波(約1m~1000m)。
銀の微粒子などを含む液をインクジェットプリンターで吹き付けた紙やフィルムでできたアンテナを使う。
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その7-3:排熱でも発電可能な赤外線発電)
岡山大大学院自然科学研究科の池田直教授(放射光科学)らのグループは、電子材料に安価な酸化鉄化合物を用いた光発電装置の開発を進めている。
関連投稿:
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その3:振動を利用する発電)
振動による圧力を圧電素子によって電力に変換する。
再生可能なエネルギーに係る記載を調べました。(その6:09-10更新 宇宙太陽光発電送電法の現状)
マイクロ波帯(周波数1GHz~30GH、:波長300mm~10mm)の電磁波(RF)を使って、地上に電力を送った後、レクテナ(アンテナ)を使ってRFをDCに再度変換する方法。
6) メタン(CH4:炭化水素)ガス発生の影響はあるのだろうか?
日本周辺海域には約7.4兆 m3のメタンガス(国内ガス消費量の約100年分に相当する量)とのことですが、掘り尽くして、地盤沈下など起こさないように、・・・バイオ技術を用いたCO2のメタン変換、エネルギー資源開発の効率化など持続型炭素循環システムの構築の研究の成果を期待しています。
環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか?
7)また、鉄系の化合物には高温超伝導を示すものも知られており、地磁気に対するマイスナー効果的な影響もあるのだろうか? 局所的な磁気異常も起こるのか?
関連投稿:地震および津波に係る記載(その13:酒で煮ると鉄化合物が超電導に)