浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

10日ぶり シャルヴェンカを聴き我に返る

2008年06月19日 | 忘れられた作品作曲家
病に倒れ、しばらく職場療養をしてゐた関係で投稿が10日ほど途切れてしまった。友人の薬剤師(やくざ医師だったかも知れない)によると、病名は先天性脳不全だそうだが、僕にすれば、いつもより少しばかりハイテンションになっただけのことだった。

今宵は仕事をするふりをしながらシャルヴェンカを聴いて「魔王」を頂いてゐる。シャルヴェンカのRomanzeroは技巧的に難曲であるやうには聞こえないが、楽譜を見れば、いくら頑張ってもオランウータンには弾けないだらうと想像はつく。一口飲んだだけで入手の難易度がわからない「魔王」とよく似てゐる。セタ・タニエルとかいふ墺太利の女流洋琴家の演奏だが、雰囲気のある演奏だ。難曲を難曲と思はさないタニエルに脱毛だ。

ポーランド風といふよりは、ツェルニー直系の洋琴家でありメンデルスゾーン直系の作曲家の作品の演奏を聴いてゐるといった印象を受ける。何が言いたいのか5文字以内でいふと、「独逸音楽だ」といふことが云いたいわけだ。

晩は、英国HyperionによるCD CDH55132。


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