向日市寺戸町の西国街道沿いの商店街にある江戸期の建物「富永屋」の保存活用に取り組む市民グループが、多くの人が集うように建物をギャラリーとして活用し、メンバー自作の絵画や写真を座敷に展示している。第3弾の童画展を16~18日に催す。
グループ「富永屋の会・グループとみじん」は、職人を招いてかまどの修復や料理を味わうイベントやひな人形の展示などを催している。市民による文化行事などの利用へと幅を広げようと、まずメンバーの作品を展示している。
第1弾は昨年11月、市文化資料館でボランティア活動する福原敦子さん(76)=寺戸町=が乙訓の竹を題材にした写真の作品展を開催した。今年2月には「とみじん」メンバーの生嶋博子さん(64)による抽象画や人物画の作品を展示した。
メンバーが竹を組み合わせた手作りのイーゼルを用いるなど座敷の風情と作品が調和するよう展示を工夫している。訪れた人は作品を鑑賞するだけでなく、縁側で談笑したり庭の風情を楽しむなど思い思いの時間を過ごしている。
「童画展」は、メンバーの片山秀雄さん(66)=鶏冠井町=が初の個展として催す。生まれ育った寺戸町の暮らしを中心に10年間で描いた22点を展示する。かまどがあったり、もちつきやコマ遊びを楽しむ子どもの姿を、アクリル絵の具の温かみのある筆づかいで表現した。
片山さんは「見た人が子どものころの暮らしへと思いをめぐらせてもらうとうれしい」といい、「富永屋そのもののよさを一人でも多くの人に知ってほしい。絵画などのグループ展として利用されるきっかけになれば」と話す。午前10時~午後3時、無料。
【 2013年03月14日 11時28分 】
グループ「富永屋の会・グループとみじん」は、職人を招いてかまどの修復や料理を味わうイベントやひな人形の展示などを催している。市民による文化行事などの利用へと幅を広げようと、まずメンバーの作品を展示している。
第1弾は昨年11月、市文化資料館でボランティア活動する福原敦子さん(76)=寺戸町=が乙訓の竹を題材にした写真の作品展を開催した。今年2月には「とみじん」メンバーの生嶋博子さん(64)による抽象画や人物画の作品を展示した。
メンバーが竹を組み合わせた手作りのイーゼルを用いるなど座敷の風情と作品が調和するよう展示を工夫している。訪れた人は作品を鑑賞するだけでなく、縁側で談笑したり庭の風情を楽しむなど思い思いの時間を過ごしている。
「童画展」は、メンバーの片山秀雄さん(66)=鶏冠井町=が初の個展として催す。生まれ育った寺戸町の暮らしを中心に10年間で描いた22点を展示する。かまどがあったり、もちつきやコマ遊びを楽しむ子どもの姿を、アクリル絵の具の温かみのある筆づかいで表現した。
片山さんは「見た人が子どものころの暮らしへと思いをめぐらせてもらうとうれしい」といい、「富永屋そのもののよさを一人でも多くの人に知ってほしい。絵画などのグループ展として利用されるきっかけになれば」と話す。午前10時~午後3時、無料。
【 2013年03月14日 11時28分 】