人それぞれ

一まとめに看護師とは言っても人それぞれに違う
一まとめに介護職とは言っても人それぞれに違う

一まとめに障害者と言っても障害も違えば度合いも違う
一まとめに高齢者と言っても男女差もあれば性格も違う

対人関係の基本、立場は何であれ
老若男女、人はそれぞれだと言うこと

そしてその認識がその人の人権に繋がると言うこと

障害

人は生きていく上で色々な障害がある
生活の障害なのか、身体の障害なのか、精神の、、、

実に様々な障害を様々な人が抱えている
生きていれば障害はつきものなのである

人生は障害物競走なのだから障害を抱えているのは
君一人だけではないのだよ、君は独りきりではないのだよ



#当事者の視線　

感動ポルノ

患者や利用者との関りを
自己陶酔調、感動的に話す書く専門職の方を多々目にする

決して感動するのがいけない訳ではないのだが
そこには専門職としての深い視点は何もない

専門的視点のない素人並みの美談感動なのだ
専門職にとって患者や利用者は美談のネタではないのだ

#当事者の視線　

妻

妻はまれに「父ちゃんも大変ね」と口にする
傍目、世間的には夫を介護し苦労する妻、の図

訪問サービスの人たちも妻を労う
中には僕に「奥さんに感謝しなきゃダメよ」(大きなお世話)

僕から見ても妻は大変だ、感謝とか言葉には表せない想いがある
動けない僕の大変さを自分なりに理解し労ってくれる唯一の人だ



#在宅介護

男女

男性はプライドが高く無口な人が多い
女性は社交的でおしゃべりな人が多いなど

男女の内面的特徴は色々とあるのに高齢者介護となると区別はなくなる

これからの時代
高齢者介護の業界も男女の区別を考慮しなければいけないのでは


#当事者の視線　

中途障害者心理

僕もだが中途障害者の人たちは不運な受傷を
自分なりの理屈や言葉に変え、受け止め生きているのだろう

僕が動けないことは、修行だと思っている
僕の暇や退屈さは仕事だと思っている

受け入れられない現実は
諦めと折り合いをつけ落とし込み、腹をくくり生きるしかない


#中途障害者

「何でも言って下さいね」

声かけに思う

「何でも言って下さいね」と声をかけられても
自分から言える患者や利用者はなかなかいない

「何でも言って下さいね」は体裁の良い
コミュニケーションを一言で終わらせる手段に聞こえる

#当事者の視線　

目に見えないもの

バイタルなら測れる
血液検査なら数値で分かる
レントゲンやCTなら映る、見える

患者の不安や心配ごと
羞恥心や自尊心などは見えない
見えないからと言ってやり過ごしてはいけない

人には
体の痛みと心の痛みとがあるのだから。。。


#当事者の視線　

自分らしく逝く

いくら生前に計画、話し合いなどをしておいても
自分が逝く流れには自分の意向が及ばない部分がある

関わる人に委ねなければいけないところがある

どう生きたのかが、どう逝くのかに繋がる
だって生と死は同じ線上のもの、僕はそう信じている


#当事者の視線