武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

僕が思う「65歳の壁」

2017-02-07 15:57:21 | 武久の視線
介護保険第二被保険者を体験しているの僕が、懸念する65歳の壁は
サービスの時間、回数、料金とかのハード面より
介護サービスを受ける方の精神面、つまりソフト面だ


障害者総合自立支援法、障害者の自立した生活などへの支援色が強いのだろう

一方、僕が体験している介護保険は
介護を受ける利用者を「お世話する」想いが主流のもの

片や障害者の自立支援、片や高齢者のお世話的支援
介護への意識の差や、接し方の差があってあたり前にも思う


しかし制度上、65を堺に障害者総合自立支援法から介護保険へ
介護を受ける側、介護を提供する側、両者にとって大変な事だと思います



65歳の壁にせよ、団塊の世代の後期高齢化にせよ
これからの利用者は 羞恥心やプライドなどを主張すると予測します

今までのような、遠慮がちな気質の利用者は少なくなる
良くも悪くも自己を主張する利用者が増えて来る

人前での露出、他人からのシモの世話などを恥ずかしいとか
こんなことはしたくない、とか、あの人はキライとか

そうした気持ちを言葉にする人が増える
これをひとえに「わがまま」と押さえつけることは出来なくなる

一番、大切になってくるのは「対話」
その人と話して歩み寄ったり 折り合いをつけ、緩和してゆく

要介護者でも、利用者は あなた(支援する側)と同じ気持ちを持つ普通の人 
利用者本位とか 様とか尊厳とかが欲ししい訳ではない


ただ「普通の一人の人として 関わって欲しい」のだと思います。

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