武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

俺たちにとっての普通

2015-12-28 16:20:29 | 武久の視線
今年のクリスマスにこんな事を思い出した

僕らが在宅生活を始めた頃、地域の知的障害者の授産施設とおつき合いがあった
今は施設長が変わったりなどで疎遠になってしまったが、以前は季節ごとの行事をみんなで楽しんだものだった


そんな中に、クリスマス会があった
各自にショートケーキ、紅茶などが出、職員の寸劇、利用者の唄、ボランティアの演奏などなどで楽しんだ


その時書いたブログの一節を、うる覚え思えに噛みしめた

そのパーティーには、着飾った女も居なければ、美味しい酒や豪華な料理もない
洒落たイルミネーションもなければ、カッコイイ音楽も流れない


しかし、そこには、各テーブルのロウソクの灯りにゆれる笑顔がある
決して派手じゃなくとも、豪華ではなくても、、、そこには真心があった



そんな事を書いた記憶がある


決して僕らは、不幸でも、淋しくとも、辛く大変ではない
でも、一般社会の人たちには、この生活が大変で我慢することが多く、ストレスが貯まる、息抜き不可欠、みたいに映るらしい


僕らは悩んだり、ケンカしたり、葛藤もするけど
それって普通の夫婦にもある事だし、在宅介護生活だから特別って事でもないのじゃ?


この生活には大変、苦労、介護疲れ、ストレス、などなどのダークなイメージが湧くらしい
まっ、どう思われ様が僕ら夫婦は 凡庸 な心もちなのだけれどね。








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