温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

遅ればせながらメイカーズ読了~いろいろ面白いリンクがあった~

2014-10-02 22:21:24 | 

少し前だけど、メイカーズを読み終えた。珍しく借りたのではなく購入した本だ。
感想としては面白かった。紹介されているいろいろな会社というか動きが非常に興味深かった。また、下に引用したように特許による保護なんてどうでもいいんだみたいな記述は興味深かった。そう、私も大賛成。
Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
今日の発明家は特許保護を受けずにイノベーションをシェアするようになっている(オープンソース)。それは、与えるよりも多くのものを受け取れるとクリエイターが信じているから。有望なオープンプロジェクトに参加したがる人は多く、プロジェクトがシェアされるとさまざまな貢献もシェアされる。発明家はフィードバックを得るだけではなく、宣伝やマーケティング、バグ修正を手助けしてもらえる。特許による法的保護を受けられないが、秘密のうちに作られるよりも速く、安く、より良く開発できる。一部の人の意見にさらされるためあらかじめ市場調査が行われているといってもいいし、コミュニティの中にその製品の成功に力を注ぐ熱心なファンがいる。これは特許に匹敵するほど強力。

模倣天国の中国に対してもうまく利用すればいいし、そんなに脅威ではないとの論調は新鮮だ。
イノベーションをシェアすると誰かに「かすめ取られる」リスクがある。品質も遜色ないのならそれは消費者にとっていいことなのだからもっと付加価値の高い製品に集中すればいい(と、開き直っている)。ただ、中国の部品なども使えるのでそもそも安く作れるのだから労働力で差(特に値段の差)をつけられることはほとんどないし、安く作られたとしても顧客サポートのときには(イノベーションのときの)コミュニティのサポートを提供できる自分たちの方が有利。ただし、商標権だけは取っておいた方がいい。

筆者クリス・アンダーソンへのインタビュー記事もあった。
「メイカーズ革命」は全産業を変える | インタビュー | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
インターネット経済の本質を切り取って見せた『ロングテール』『FREE』というヒット作のある米『WIRED(ワイアード)』誌元編集長のクリス・アンダーソン氏。昨年9月には3冊目となる『MAKERS』を上梓(日本語版は同10月刊行)、第3の産業革命によってものづくりの在り方が大きく変わると予想する。


さて、高尾の本の中に出てくる、だれでもメイカーになれるという。下のサイト、キックスターターは非常に気になる。私の持っているアイデアをこのサイトでクラウドファンディンを利用して実現してみたくなる。
キックスターターというウェブサイトはクラウドファンディングを仲介する。資金調達者は、最低調達目標額を設定し、30日以内に目標額に到達すると支援者全員のクレジットカードから寄付金が引き落とされ、プロジェクト実行となる。支援者に株を取られることはない。

キックスターターを紹介しているサイトが有る。
新規事業を手助けするサイト、キックスターター。日本版はないの? » 風の吹く丘
3Dプリンターを世に売り出すには1000万円必要だとする。(世に売り出すには製造だけではない。サプライチェーン・マネジメント、マーケティング、人件費、オンラインで購入できるホームページなども作る必要がある。そのため1000万必要なのだ) 仕組みが完成したあかつきには定価10万円市場に売り出す予定だ。画期的な3Dプリンターだから売れる自信はある。通常は、投資家やベンチャーキャピタル等にプレゼンして資金を援助してもらう。もしくは利率の低い金融機関から借りるなどする。今まではそのようにして資金を集めていた。だが、キックスターターやindiegogoを利用すると別の方法で資金集めが出来るのだ
まず、キックスーターター上に3Dプリンター製作プロジェクトを登録する。登録時にプロジェクトを説明するためのプレゼン資料(動画、写真、説明)を載せる。3Dプリンターのプロトタイプを動画で紹介して、実際の動きを見せる事が重要だ。見てくれた人が欲しいと思わせる必要があるからだ。
プレゼン資料が完成したら、次に最終目標額、期間を設定して目標額到達した際の見返り製品・サービスを伝える。1口5万円で応援してくれる人を募集する。応援した人達はプロジェクト成立時に3Dプリンターが送られる。Give & Takeだ。

出資方法などの解説サイトもあった。
「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ - GIGAZINE
これまでに50個近いプロジェクトに出資してきた経験から、スムーズな出資方法&出資してからあとはどのようにすればいいのか、さらに出資する際にはどのような点を見て判断すべきなのか、逆にKickstarterで出資を募る場合にはどういった点に気をつけるべきなのかというようなことをまとめてみました。

キックスターターのリンク。
Start your project ― Kickstarter
“The world is but a canvas to our imagination”




最新の画像もっと見る

コメントを投稿