温故知新~温新知故?

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浜松でのスクールバス事件〜園児の送迎あるいはスクールバスの運営において日本は後進国だ〜

2022-09-08 20:30:53 | ニュース
浜松でまた、幼稚園バスでの園児置き去り死が起きてしまった。ニュースやワイドショーで連日取り上げられているけど、人の不注意を避難するような情緒的な扱いが多い。理事長も職員も悪いのはその通りだけど情緒的に「理事長が悪い」、「職員が悪い」と言っているばかりだと、また起きる。再発防止として何をするかの議論が大事だと思う。
そこで見つけたのがこの記事。
最初に以下のように、事実を淡々と記述し、日本でもそれなりの対応、基準やハードでの対応などはしていることを記述している。
その代わりに国交省では平成25年に「幼児専用車の車両安全性向上のためのガイドライン」を定めている。 事故の衝撃を受けたとき、前のシートの背もたれに幼児が倒れこんでもけがをしないよう、衝撃を受け止める柔らかいクッションを備えることや、事故時の衝撃を和らげるためシートバックの高さを高くするなどの内容だ。
そしてアメリカの例を示して、日本とのアメリカの違いを述べている。
センサーやカメラではない アナログな方法で子どものスクールバス置き去りを阻止
スクールバスの後部安全機能「Leave No Student Behind」について 朝、子どもたちを乗せたバスが学校に到着し子どもたちが降車するのを見届けると、ドライバーはエンジンキーをイグニッションから抜く。 その瞬間からバス内にアラームが鳴り響く(10分以上の走行後のみ)。このアラームを消すためにドライバーはバスの最後部まで歩いてアラームを解除(リセットボタンを押す)する必要がある。 リセットボタンを押す際に最後部まで行く間、一席ずつ確認して子どもが眠ったまま残っていないか? シート下に隠れたりしていないか? 確認しながら歩くことになる。
上の仕組みは秀逸だと思う。1番素晴らしいのはアラームをリセットするには、リセットボタンのある一番後ろまで歩いていかなければならないところだ。ハイテクとローテクのすばらいいコンビネーション。
ほかにも、アメリカではスクールバスの運転者は、必要な訓練や講習を受けたものしかできないので、理事長が代わりに運転することなどないという点も、日本が学ぶべき点である。こうしてみると日本は、園児の送り迎えに関して、非常に後進国だということがわかる。
アプリがどうこうなどというワイドショーの取り上げ方を見ていると、幼稚園の当事者だけでなく、日本人全般が地に足がついていないことがよくわかる。このような話だらけの日本どうなるんだろう。


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