温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相 ジョン・キャリールー著 読了〜エリザベス・ホームズ〜

2021-05-17 21:13:29 | 

BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相 | ジョン・キャリールー, 関 美和, 櫻井 祐子 |本 | 通販 | Amazon

この本は今年の1月に投稿したときから、読みたいと思っていた本だ。図書館に購入依頼をして、連休明けにやっと順番が来て、5月8日にやっと借りることができた。そして、380ページくらいあるのだが昨日読み終えた。
Theranos(セラノス)の創業者であるElizabeth Holmes(エリザベス・ホームズ)の事件 - 温故知新~温新知故?
今日TVで太田光VS凶悪詐欺師!!というTVをみてElizabeth Holmesの設立したTheranosの詐欺事件を知った。これは、下にあるように、一滴の血液の採取、検査で「1滴の血液で200種類の病気の診断ができる」というようなものである。画期的ある。

さらに、遡ること13年かな2008年に投稿したDNAのノーベル賞をのがしたロザリンド・フランクリンという女性の話と、それにまつわるスキャンダルの話や日本での小保方晴子のSTAP細胞騒ぎなど、化学の世界はいろいろな女性にまつわるスキャンダルには事欠かないようだ。
ダークレディと呼ばれて 二重らせん発見とロザリンド・フランクリンの真実 - 温故知新~温新知故?
先日「生物と無生物のあいだ」を読んでブログ生物と無生物のあいだ - 温故知新~温新知故?にも書いたけど、興味を持ったDNA発見、ノーベル賞受賞に関わる人間模様についての本「ダークレディと呼ばれて 二重らせん発見とロザリンド・フランクリンの真実」を読んだ。
面白かった。感想などはamazonのコメントと同じなので省略するけど、ユダヤ人、女性、演繹法、帰納法などのキーワードが思いつく。
あ、それとイギリスかな?。
「生物と無生物のあいだ」を読むまでは、DNA発見に関連してこのような話があることはちっとも知らなかった。
本来は「二重らせん」という本を先に読んだ方がいいのだけど、これを先に読んだのは理由がある。
実はこの本は図書館で借りて読んだ。この本より前に「二重らせん」を借りたのだけど、かなり汚れていて読む気がしなくて、すぐ返してしまった。

さて内容だが、サスペンス調で面白い。そのまま映画になりそうで、実際映画になるらしい。
史上最大の詐欺スタートアップ、セラノスを描いた「The Inventor」がサンダンス映画祭でプレミア上映 | TechCrunch Japan
一時の飛ぶ鳥を落とす勢いから廃業へと追い込まれたバイオテクノロジーのスタートアップTheranosのファウンダーで、刑事責任を問われているElizabeth Holmesの失敗を描いた長編映画が、2019年にユタ州パークシティーで行われるサンダンス映画祭で正式デビューする。

この本も読みながらいっぱいポストイットは貼った。他の人の感想は検索する富山のように出てくるが、私なりにポストイットを貼ったところを紹介する。主に現実シャキの有名人が登場する部分。
・シューメイカー中佐、微生物学の博士号を持つ軍事官僚。FDA規制の第一人者。エリザベスが規制をを守っていないと一蹴する。
・エリザベスは「次のスティーブ・ジョブズか、ビル・ゲイツだ」と言われる。
・シュルツ、マティス、元国務長官キッシンジャー、元国防長官ウイリアム・ペリー、元上院軍事委員会委員長サム・ナン、元海軍大将ゲイリー・ラフヘッドらがセラノスの取締役。
・カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部臨床検査部の副部長のティモシー・ハミルの言葉、セラノスの血液の希釈化と技能評価試験のやり方について、手法が疑わしい、「彼らがこの難問を解決できると言われるよりも、27世紀からタイムマシンで戻ってきたと言われる方がまだ信じられるな」
・ジョー・バイデンにもエリザベスはプレゼを。ヒラリー・クリントンも。ビル・クリントンもジャック・マーと一緒にエリザベスのインタビューに登場。
・ルパート・マードックも投資。
・コックスエンタープライズのジム・ケネディ、ウォルマート創業家のウォルトン一族、NFLのニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーのボブ・クラフトも投資、メキシコの大富豪カルロス・スリム、フィアット・クライスラー・オートモービルズのオーナーのジョン・エルカーンも投資あるいは株主。
・そして、エリザベスのサポートは辣腕弁護士のデイヴィッド・ボイーズ。
これらの有力者がみなエリザベスを信じたとのことだ。特に弁護士のデイヴィッド・ボイーズは、時には内部告発者に脅しをかけるのは迫力あるシーンとして映画を見るようだ。
私も現役の頃、特許やリコール訴訟で辣腕弁護士が相手と聞いたことがあったけど、バスケットボールの花形選手のO・J・シンプソンが奥さんをピストルで殺した裁判で彼を無罪とした弁護士が相手側についたと聞いたときは、これはかなわないと思った。映画みたいだと思ったし、お金で正義や無罪が買えるんだと思った。真実はわからないけどね。
弁護士もそうだけど、アメリカという国は、このように良いとこ出の20歳くらいの女性が9億ドルの資金を超有名人から集めて、億万長者になる夢を実現できるんだということを再確認した。日本ではここまでは無理だろう。これと比べると小保方晴子はスケールの小さいスキャンダルだったなぁ〜とつくづく思う。まあ、すごい話だし、本もすごく面白かった。でも面白さはクララとおひさまが、5点満点で5点だとするとこれは4点かな?
Youtubeでこれらの人たちの顔を見ることができる。下は弁護士ボイーズ。Youtubeで翻訳を日本語にすれば内容も理解できますよ。
The reputations of both the company and its founder and CEO Elizabeth Holmes have been tarnished as

下がこの本の作者、3分くらいから登場。
Theranos, Elizabeth Holmes, and the Cult of Silicon Valley

日本人が解説してる。
第二十四回 詐欺師だか救世主だかよくわからないエリザベスホームズ Elizabeth Holmes

今年裁判のようだけど、延期になったらしい。新しい彼との間に子供ができたそうだ。これくらいのことでシュンとしないのがまたアメリカ女性らしい。
セラノス創業者エリザベス・ホームズの裁判、妊娠で再延期に | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
「史上最大の詐欺会社」と呼ばれる米医療ベンチャー、「セラノス(Theranos)」の創業者エリザベス・ホームズの裁判の開始が、またもや延期されることが判明した。3月12日に提出された裁判書類によると、ホームズは現在妊娠中で7月に出産予定のため、裁判の開始が6週間先送りされるという。






中国日記2012年5月17日〜中国では銀行では通帳は作らない、カードだけ〜

2021-05-17 18:07:00 | 中国日記
5/17 木曜日
今日も2回ほど会議。今週早速、いろいろ資料作成を頼まれる。
持っていった日本円の両替のついでに、かみさん用に日本での給料の引き出しようにもう一つキャッシュカードを作りに中国銀行に行った。無事作成終了。驚いたのは、通帳がないこと。キャッシュカードがあるから不要だそうだ。日本より進んでいるのかも。
〜玉林市の中国銀行の窓口で、紙の通帳はいらないでしょう、作らないと言われて驚きました。その後中国での給与支払口座である中国工商銀行の日本の支店に行って通帳記帳や引き出しをしようとしたけど、日本ではできないと言われました。もう数千円しか残っていないのだけど、そのような小さな額はセブンのATMでは引き出せなかった。中国行ったら引き出せるのかな?〜