本当は、先週のドイツ出張前にフライト中の暇つぶしとして欲しかったけど、帰ってすぐ図書館から準備出来ましたというメールが来た。そこで、早速読了、会社への通勤と昼休みとちょっとで読み終えた。
Amazon.co.jp: 叱られる力 聞く力 2 (文春新書): 阿川 佐和子: 本
感想は、可もなし不可もなし。でも、下の「かりてきた猫」はすでによく知られた話だけど、「かりてきた猫」に当てはめるというのは面白かった。
【読書感想】叱られる力 - 琥珀色の戯言
か……感情的にならない
り……理由を話す
て……手短かに
き……キャラクター(人格や性格)に触れない
た……他人と比べない
ね……根に持たない
こ……個別に叱る
それ以外は、私のほうが歳だけど、まあ同世代として同感ということがいっぱいあった。最近、友達のような親子関係が理想みたいな記述が多いけど、私や阿川さんの世代はそう思っていない、あるいはそれに危惧を抱いていることがわかり、自分が特殊な人間でないと安心した。facebookなどでも、友達のような親子の関係の記述や写真、年賀状の中の良い親子の写真などがはびこっているのは、私にはかなり危ない状況に見える。子供は親なんか大嫌いで正常だと思ってる。自分が子供の頃、親なんて話もしたくなかった。それでいいのだ。理不尽に起こる。それでいいのだ。親は法律だ。”誰々ちゃんの家では許されている。”だって?、うちには家のルールが有る。ってな感じである。
この本人気があるようだが、皆どんなところに共感しているのだろう?。阿川さんの父親が横暴だっていうところ?。そうだとしたら、困るんだけど。親なんて、そんなもんだっていうのなら安心だけど。
下なんて危ない。
ベストセラーに反響続々 『聞く力』『叱られる力』400字感想文 『聞く力』『叱られる力』 (阿川佐和子 著)|ニュース|本の話WEB
くさんたくさん会話をし、少しでもコミュニケーションを上手にとれる子供達に育てたい、そして、いつでも人と話す時は笑顔でいられる子育てをしたい、と改めて思いました。(大分県 40代 主婦)
その叱るときに単に叱るのではなく、相手を不快にしないように叱る力が必要であり、それがこの本に凝縮されているのだと思います。(香川県 20代 大学生 男性)
下はいいかな?
ユーザーレビュー:叱られる力 聞く力 2/阿川 佐和子 文春新書 - 本:hontoネットストア
結局「叱られる力」って、対人関係において、安直にメールやブログやラインに逃げるのではなく、相手と直接対峙することで培われるコミュニケーション能力のこと、そして叱られることで前に進むということと私は解釈しました。
下は書かれていた印象的なエピソード。
お父さんのエピソードが強烈に印象に残ります。お父さんの主義主張は一貫しているので、子どもにすいぶんひどいこというなあといちいち反応するより、なるほどそう来るか、とその切り返し具合に感心してしまいます。佐和子さんのお誕生日に家族で外食し、お店のドアを開けて佐和子さんが「寒い!」といったらお父さん怒りだす。今日は家族でご馳走を食べてみな満たされた気分で帰ろうするところに水を差すような今宵のイベントに関係のない、まことに個人的な体感的な「寒い」発言はしてはいけないわけで!
後はランダムに。
阿川さんのエッセイの様な人格形成になった父とのエピソードみたいな。
こんな家庭絶対厭だと思った。
私も聞く力よりはずっと面白かった。
聞く力よりも私は面白かったです。
うちもやっぱり厳しかったですし、
その中で叱られることに耐性はついたと思います。
まあ、このへんでやめときます。