温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

橋下発言~誰にも世界各国のお互いの文化は永遠に理解できないでしょう、違いを認識することすら難しい~

2013-05-16 19:09:24 | ニュース
橋下さんの発言、騒ぎになっていますね。
その発言の内容自体は、言った方もそれを避難する方も政治的戦略の中でいろいろ使おうとしているので、私はそれには触れないつもり。
朝日新聞デジタル:橋下氏「傷ついた方がいるなら申し訳ない」 慰安婦発言 - 政治
言い方、順番、アメリカの文化、風俗文化、性に対する考え方、価値観について認識が甘かった」

私の僅かな欧米人や中国人との付き合いの中でも、上にあるようにお互いの文化(風俗が一番難しいかも)を知ることすら大変難しいと感じた。最初に異文化体験としてフランス人と付き合い、その後ドイツ人、イギリス人、アメリカ人、オランダ人、スペイン人などと、つきあった。オランダ人、スペイン人、アメリカ人は同じ会社だったので、会社の中での目標管理や人事などの不満などの人生相談めいた話もした。
これらの経験から、皆どこの国の人も、人間自体はそれほど大きな違いはないということ、同じようなことを悩み、同じようなことに不満を持っているということ。でも、それらは、言葉の上で話せる内容。日本人でもそうだが、彼らが育った環境で培われたものは、我々はなかなか知ることができない、なぜなら、かれらは、それらは日常であり、空気のようであるので、普段何も意識していないからだ。他の国の人と違っているということが認識できないのである。これは、ケンミンショーという番組で、いい例が思いつかないけど「私の県では玉子はこのようにして食べる」など、東京に出てきて、初めて自分たちが他の人達と違うことをしていることに気づくのと同じだろう。
だから、私は、異文化の人たち年子をする時、違いは何かを、いろいろ聞くことにしている。こちらが当たり前と思っていることが当たり前でないし、他文化の人がこちらでは異様なことを当たり前と思っていることをしることによって、妙な誤解をシないようになるのだ。そうすれば、このような誤解というか、期待通りに動いてくれないことに、無駄に腹をたてないですみ、共同作業がスムーズに進むのだ。

橋下さんのアメリカの性に対する考え方の発言やアメリカの政府御方の発言を読んで、多くの人はアメリカは風俗なんてないんだろうとおもうかもしれないけど、そんなことはない。映画で見るようなポールダンスをヌードで踊るような飲み屋はあちこちにある。日本の寿司屋があるようなモールというか小さなブロックの数件先に、そのような店があるのは日常茶飯事だ。住宅街のちょっと大きな街の食堂やお店の集まっているブロックに、そのようなお店がある。
また、マイアミなどの歓楽地にも当然ある。高級なお店には、男性と一緒に女性もそのようなお店(いわゆるストリップショーのあるお店)きていて、踊り子はその女性の前ですべての衣類をぬいで踊ったりするのを見たことがある。これは日本ではあまりみない光景だろう。しかも、アメリカではポールダンスは、エクササイズとして女性の中で成立しているようですね。これも日本の女性には理解し難い所ではないだろうか。
アメリカのこのようなお店は女性にふれることは厳禁である。それがルール、ルール違反は、ボディガードにつまみ出される。
このような光景は、映画などでも多くの人が目にしているだろう。あの映画のとおりである。

フランスのリドやムーランルージュなどのナイトクラブのショーも踊り子はすべての衣服を脱ぐけど、見に来ているのはいかにも裕福そうな紳士淑女である。来ている人達を観察するのは、ショーを見るより面白いかもしれない。

このようなショーを見るあるいは、そのような場所に行った経験のない人の意見は、私は、あまり取り上げる価値がないと思う。

文化というのは、本当に空気のようなものであるので、現地人と一緒に生活や行動をしてみて初めて違いに気づくのである。
言いたいのは、異文化というのを理解するどころか、違いを認識するのさえ難しいということである。だから、お互いを理解し合うなどという偽善をいうのではなく、違いを認識する(理解ではない)努力を精一杯することが、グローバルに地球上で共存していく上で大事だということである。