温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

iPad出現で考えた 紙の本て私にはいらないかも

2010-06-10 22:09:13 | 
iPadが登場してから、世の中では紙の本はなくなるのか?という議論が盛んだ。
でも、振り返って私の場合を考えると、私にとって紙の本っているんだろうかと疑問になってしまった。
実は私は、今年からめざめて紙の本はできるだけ買わないようにしている。
そう、iPadの発表前からだ。
なぜって、読んだ後の本は邪魔でしかない。
1冊の値段は、なんか高い。
基本的には¥1,000以上の本は、何度も読み返す必要のある文献的な本だけにしようと思った。
そうしないと、家には本だらけになってしまい置き場に困ることとなる。
きちんと整理しないと、必要なときに見つけて読むことができなくなる。
翻って作家の立場で考えると、本を書いて売るという行為は、自分の意見を広く多くの方に知らしめたいということが目的だと思う。
それが達成できれば、手段は紙だろうが、電子だろうがかまわないはずだ。
そう考えたとき、紙より電子の方がその目的達成には理にかなっていると思う。
安い、読後邪魔にならない、再読のとき検索しやすいなど。
そう考えると、iPad出現で、出版業界が危機だとか言っているけど、うまい金儲けの手段が危うくなっているというだけの話ではないだろうか。
出版業界も社会的使命という視点で考えると、本来やるべきことが危機にさらされている訳ではない。いままでの金儲けのビジネスモデルの手段が変わってきたというだけのことではないか。
その変化に対する努力をしたところが競争に勝利するということだろう。