デジスタ見た

昨日はまれに遅くまで起きていたときに見る番組ＮＨＫデジスタNHK デジタル・スタジアムを見た。
NHK デジスタ | これまでの放送
そのなかで２つの作品は驚いた。
エンジニアとしても、作品を作った人のもの作りの力を感じて感心した。
下が、その光ファイバーを使った作品。
NHKデジスタ ＃354 入選作品『ROKURO』

光ファイバーを束ねて回転させ、鑑賞する人が触ってろくろのようにいろいろな形を作れるというものだ。
普通光ファイバーは光を効率よく伝送するために外側には光が出ないように反射皮膜がコーティングされており、このように線上には光らない。
そこで作者は、コーティングを紙ヤスリで削り落としたらしい。
また、当初は水平状態で回転させていたが、それでは重力の影響かなんかでイメージ通りうまく行かなくて垂直にしてこの形になったそうだ。
光ファイバーを束ねて高速で回転させるものを自分で旋盤などを使って、作っているところが凄い。

もう一つは下のゾルゲルを使ったアート。
音も凄いし、後半のゾル（ゲルかな？）が線上に垂れ下がった感じはきれいだ。
この作品もこの液体はスライムと同じらしく、自分たちで成分を混ぜ合わせて作っている。これももの作り力（りょく）だ。
NHKデジスタ ＃354 入選作品『ゾルゲル音楽』


こうなると、どちらの作品もそこらのエンジニアはうかうかできない、クリエティビティとものつくりの能力だ。