梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之名古屋日記・15

2008年04月19日 | 芝居
一昨日から降り続いた雨も止み、今日は朝から快晴。
暖かな陽射しに包まれ、お気に入りの曲を聴きながらテクテク劇場へと向う15分間、とっても幸せな気分です。
この前もご紹介しました白川公園を通り抜けるコースをとっているのですけれど、園内のケヤキ並木を通り抜けるときの清々しさ! 今日などは、雨上がりのせいでしょうか、樹々の香りがいつにもましてみずみずしく、なかば寝ぼけながら家を出る体も、楽屋入りする頃にはシャキッとしているのですから、自然はありがたいです。

そのケヤキ並木の下に、『緑陰』と彫られた碑がポツンとありまして、これまでこのこの言葉に対しては<木陰>と同じくらいのニュアンス、イメージしか抱いておりませんでしたがそうではありませんね。幾重にもかさなり合う若葉を通り抜けて降り注ぐ光が、ちらちらと見え隠れするその場その空気、それ自体がほのかな緑色に染まっているのですね。

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3 コメント

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まぶしい緑 (ひさ)
2008-04-19 16:11:49
綺麗な色ですね。生命力を感じます。朝の散歩、仕事前によさそうです!
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歌舞伎座 (カトウ)
2008-04-20 01:30:25
今日は歌舞伎座で観劇です。夜の部は将軍江戸を去る、勧進帳、浮かれ心中でした。将軍は千住大橋の場は美濃部の母は位置が違いました。勧進帳は役者さんによってずいぶん変わってくるものだと思いました。浮かれ心中は喜劇の中にネズミに乗った宙乗り三階席の方が良く見えたようです。明日は昼の部です。
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2日目 (カトウ)
2008-04-20 22:54:01
昨日は二階の二等席の後ろでした。普段は売っていない席のようで割安でしたが狭かったです。今日昼の部は十種香、熊野、刺青奇偶。古典、舞踊、長谷川伸作。変化があって面白かったです。5月は梅之さんは歌舞伎座團菊祭ですね。六七月は博多と巡業ですね。お身体にもお気をつけください。
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