梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

沖縄旅日誌1

2010年05月09日 | 芝居
9日から13日までの、石垣・沖縄本島旅行の記録です。(5月16日 記)

9日 くもり一時晴れ 『詰め込み過ぎ? の1日目』

午前6時25分 羽田発の飛行機に乗って、初めての沖縄へ。
自宅から向うとすると午前4時には起きねばならず、さすがにツライということで、前日から羽田に泊まったのが正解でした。
石垣空港へ直行する便で、3時間20分のフライト。さすがに後半は腰が痛くなりました…。

午前9時40分 石垣空港着。降り立ってまず感じた空気の違い。湿度、温度、匂い…。遠くへ来た、旅行へ来たという感覚が俄然強まりまして、テンションもあがり出したところで早速行動開始です。まずはタクシーで10分の<石垣島鍾乳洞>へ。沖縄に来てまで鍾乳洞なぞ見なくても…と思ったんですが、意外や意外、なかなかな規模と奇観の連続で面白かったです。
見学コースの中ほどで、記念写真を撮ってくれる女性の係員がいらっしゃるんですが、お客が多い時はいざしらず、ポツリポツリのときは待っているのも大変なんじゃないかしらんと思って、「中でお客を待ち続けるのも大変ですね」と申しましたら、
「ずっと鍾乳洞の空気に包まれているおかげで、肌がプルプルになるからイイんです」って…。ホント?



鍾乳洞を辞して、本日から2泊する<フサキ リゾートヴィレッジ>へ。石垣島の南西部にあたる海岸沿いのコテージです。
チェックインには早い時間でしたので、荷物だけを預け、休む暇なく市街へ戻ります。
今度は生まれて初めてのシュノーケリング体験! マリンレジャーの<トムソーヤ>のインストラクターの案内のもと、石垣港からボートに乗り込み、竹富島近くのシュノーケリングポイントへ向います。
おりしも前日に入梅した沖縄。ボートに乗り込むまでは、たまに雨がぱらつくあいにくの天気だったんですが、なんという幸運でしょう! スポットに着く頃にはサーッと雲が晴れ、夏のようなまぶしい日差しが差し込んできたではありませんか。聞こゆるは波音ばかり、見晴るかす大海原は碧く輝き、まことに感動的なものでございました!(すでにスキューバの装備完璧の状態だったので、写真が撮れなかったのが惜しい!)
そして海中に身を投じますと、まるで浦島太郎になったかのような、色とりどりのお魚さんのお出迎え! 怖がらないのですね~。青、黄、紫 桃、浅葱。その鮮やかさ、紋様の妙。自然には勝てません…。
珊瑚を傷つけないよう気をつけながら、1時間半くらい海中の絶景を楽しみましたが、インストラクターのお兄さんが大きなシャコガイを海底から持ってきてくれたりニモちゃんを見つけてくれたり、休憩中には温かいレモンティーを出してくれたり。あれやこれやとお世話して下さいました。


気がつくとかなり体力を使っておりましたが、帰港後シャワーを浴びて気分を一新、次なる目的地は当地の伝統工芸“みんさー織”を伝える<みんさー工芸館>です。
いわゆる絣織りである“みんさー”の製糸、糸染め、織りまでの過程を見学でき、製品も買える当館。その歴史や紋様の意味、染色法などは大変興味深く、また出来上がりの、飾らない、品の良い風合い、あれもこれも買いたくなってしまいました。
一角には<みんさー織体験コーナー>もあって、当然参加。20分くらいでコースターの出来上がり! …といったって、準備は全部プロが整えてくれているわけで、私はただ杼(ひ)を往復させるのと、足踏みで縦糸を上下させることだけを考えていればよいのですが、不器用な私、ペダルを踏むきっかけは間違える、「シャッと投げるように通せ」と言われた杼はホントに投げて床に糸がデロデロ、狼狽しまくりの体たらく…。


気がつけば夕暮れ時、といってもこちらは7時近くまでかなり明るい!
港近くに戻って、夕食ということで、この島出身の友人に聞いておいた居酒屋<海人居酒屋 源>さんへ。
漁師さんの直営ということで、やっぱりお魚が美味しい! 泡盛も安い! 
海ぶどう、近海魚刺身盛り、グルクン唐揚げ、石垣牛網焼き、チャンプルー、島らっきょう塩漬けなど平らげて、ホテルへ帰りました。

(右の写真の葉っぱ、オオタニワタリというのだそうで、ちょっとぬめりのある食感です)


続く






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