梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

お休みでした

2010年07月11日 | 芝居
寝坊しようと思っていたのに、8時くらいに目が覚めてしまいまして(会社勤めの方にとっては遅いのでしょうが)、おかげで洗濯や事務作業がはかどりました。

お昼過ぎから藤間の御宗家に伺いまして、<一心會>で部屋子の梅丸が勤めます『子守』のお稽古に立ち会い。
久しぶりに会った梅丸はまた背が伸びていたような。聞けば只今160センチだそうで。照明室の椅子に座らせるのに、持ち上げていた頃が嘘のようですナ。
いろんな小道具を使う踊りですが、元気にやってます! どうぞ応援をよろしくお願いいたします。弟弟子の梅秋も付け後見として、私と一緒に勤めます。

その梅丸がまたまた活躍する<趣向の華>の『真田小僧』の資料にどうぞと、脚本・演出の尾上青楓師が、古今亭志ん生師匠の『真田小僧』のCDを送って下さいました。
落語と歌舞伎で、女性の表現の仕方は当然違うのですけれど、前回の読み合わせで、青楓師からは「志ん生の雰囲気で」とご指示がありましたので、よく聴いて、感じを掴みたいと思います。

  ◯

選挙もちゃんと行きましたよ。
選挙特番を見ながら過ごす夜。いろんなことを思います。

  ◯

『合同公演』はこれからが正念場!
この度は舞踊ではなくお芝居に出演ですので、やはり相手がいないと感覚が掴めないところが多いです。
だから今は、ひとり勝手に考えて<固まって>しまうことがないように、ほとんど何もしていません。
先月、加賀屋(東蔵)さんにして頂いたお稽古で教わった、お役の<気持ち>と、台詞だけは忘れないよう、台本を読み返してはいますが。
何遍も何遍も喋らないと体が覚えてくれないんです。
考えなくても口が動くくらいにしておきませんと、“おかや”は長台詞が多うございまして…。

全ては、8月になり「五・六段目」メンバーが揃ってから! みんなのイキを合わせる稽古をどんどん重ねてゆきます!
音羽屋(菊五郎)さん、加賀屋さん、三河屋(團蔵)さんから沢山ダメ出しを頂き、いろんな変化がおきるはずです。それがとても楽しみです。

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