梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

寝覚月稽古場便り・3

2009年08月30日 | 芝居
午前10時半から、『竜馬がゆく』の「ええじゃないか」メンバーでの<録音>。
生演奏、生の歌のほかにも、S.Eとしても随所でつかうそうです。マイクを前に三味線を弾くなんて、初めての体験で面白かったです。テストのあと、テンポを変えて2テイク録りました。…これが舞台で実際に使われると思うと、さらに責任重大ですが、何度も申すようですが、素人がてんでに弾き流し、ところかまわず歌っているという設定ですから、どうか大目に見て下さいませ…。
引き続いての<総ざらい>も、だいぶスムーズになりました。正味1時間の予定です。


『馬盥』も<総ざらい>。約40分の正座。これまでお勤めになってこられた先輩方の経験談がとっても面白かったのですが、ここでは申せません。だって今月、私が新たな珍談を生んでしまうかもしれないんですもの…。仕事や用事があるお役ではないので、とにかく痺れを切らさないように気をつけるのみ!

『鈴ヶ森』は今日が<附立>。『河内山』と同じく、私は黒衣で裏の仕事です。初めて携わる演目ですのでなんとも申せませんが、諸先輩方によく伺って、師匠の演技を支えられたらと思っております。…それにしましても、雲助との立廻り、面白いですね~。

朝、劇場に向う前に投票。
先ほどまで先輩とお食事をして、帰ってくると<勝負あった>。

これからどうなるのか、目が離せません! 

最新の画像もっと見る