梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

水戸でした

2010年07月31日 | 芝居
<茨城県立県民文化センター>での2回公演でした。
こちらの会館には、2〇〇1年3月国立劇場の『新世紀累化粧鏡』が、本興行を終えての"小旅(こたび)"でお邪魔したのが初めてです。その後普通の巡業でも来ていますが、何故か『新世紀累』のときの印象が強いです。

…『重の井』で二重屋体に座っている間、頻繁に舞台がグラグラと揺れるのです。群発地震かしらと思うくらいだったんですが、あとでわかったことですが、ちょうど屋体が大ゼリにおさまるように乗っかっていたので、舞台裏を人が通るたんびに、その振動が増幅されて伝わっていたのだそうで…。

いやホント、いったん引っ込まれた加賀屋(魁春)さんとも「地震だった?」と話したぐらいだったのです…。
大事でなくてなによりでした。