梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

雨の須賀川でした

2010年07月06日 | 芝居
福島県須賀川市<須賀川市文化センター>での1回公演。
何度もお邪魔しておりますが、こちらの会館での楽しみは、ケータリングサービスです。
普通は、お菓子やのど飴、お茶やお水などソフトドリンクが用意されますが、こちらでは、それに加えて地元でとれた新鮮な野菜が振る舞われるのです!
キュウリやトマトが氷でキリッと冷やされ、辛味噌やお塩が添えられ、ホクホクのジャガイモにたっぷりのバター、ゴボウの煮たものなど、夕方からの公演で小腹がすいた一座の面々にとっては有難い軽食となりました。
キュウリもトマトも本当に美味い! みずみずしくて、そのままの味もしっかり。やはり地元産の辛味噌も病みつきになります。
月並みな言い方ですが、大地の旨味を存分に堪能し、ただでさえバタバタする1回公演を元気に乗り越えることができました。

公演途中からまさに車軸を流す大雨。雨音が舞台にも聞こえてくるくらいでした。
宿泊地である仙台への移動も心配されましたが、なんとか無事に到着。これから3連泊です。
…いよいよ「巡業に出た」という気分になってきました。
荷開け、荷造りの段取りもついてきましたし、毎回寸法が変わるお芝居にも慣れてきました。

本日も大入り満員! 本当に有難いです。