3月7日、実家に用事があって未明に東京を出発。空が白み始めたころエコーバレースキー場の駐車場に到着して車中泊。ゆっくり起きて車の外に出てみると、ふわふわの雪が積もっていて、ゲレンデも圧雪していない。これは滑らなきゃ損だ。この日の計画を考える。ゲレンデを数本滑ってバックカントリーに出る。午前中に終わらせて、それから実家に行こう。
「もしかしたら」と思って、東京を出るときにバックカントリーに出られる準備をしてきた。
エコーバレースキー場には午前券というのがある。2500円だ。これを買って第8リフトで滑る。
「なんちゃってパウダー」が気持ちいい。足慣らし。
次に第5リフトで上部ゲレンデに移動。
第6リフトに乗って第3リフトの乗り場に滑りこむ。第4リフトに向かうためだ。
第4リフトの終点から、(パトロールにお断りしてから)バックカントリーに出る予定だったが、まだ第4リフトは動いていなかった。
仕方なく第2まで下り、夏のハイキングコースから登ることにした。
ハイキングコースを登りながら振り返ると、故郷のシンボル「蓼科山」が見える。
ノートラックに自分だけのトレースを引くというのは、実に気持ちのいいものだ。
「鷹山峰」から「北の耳」を目指す途中、こんな魅力的なクリフがある。しかし着地点は唐松林。
「北の耳」「西の耳」を通過して「殿城山」に到着。今年は雪が深い。ここからの滑降コースは、毎年滑っているが、今回はベストだろう。
シールを外し、身支度を整える。
身支度は整えたけれど、鼻水が垂れているのが残念。
出だしは狭い尾根。しっかり雪崩対策をして、パートナーがいればこの急斜面に飛び込みたいのだけど、今日は単独なので控えました。
「殿城山東尾根」の上部。いつ来てもいい斜面です。
尾根から沢筋に入ると、ツリーランが楽しい。
毎年、地元のスキー仲間と訪れるコースですが。今回は一人で来てみました。(突然だったので)
エコーバレースキー場やブランシュ鷹山スキー場の北霧が峰周辺は、初心者の入門的なバックカントリースキーコースから、
上級向けのスティープな斜面や、スロープスタイル的なフリーライドが手軽に楽しめるコースがあります。
今のところ、スキーヤーがこういったコースに出ることを、スキー場関係者などがあまり喜んでいないようなので、詳細は公開しませんが、
コアなスキーヤーも満足できるルートを、私は知っています。
現時点では勝手にスキー場内から外に出たり、外からスキー場内に滑りこんだりしないように楽しんでいます。
また、スキー場上部を通過するときには、雪庇を崩して雪崩を誘発しないように雪庇から離れて歩くことが必要ですし、
何も知らない、装備も整っていない一般スキー客がついてこないように、目立たないところをトレースするなど、気を使っています。
そして霧が峰高原には、積雪期でも立ち入り禁止の湿原地帯がありますので、そのことも把握しておかなければなりません。
個人的には、シーズンはみじかいけれど、「神楽峰」より手軽で楽しいバックカントリースキーが楽しめるエリアだと思っています。
(コースを熟知していれば)