タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

これって人助け?

2018年03月16日 | 山歩きから
昨夜からの雨はまだ上がりません。

今日は裏山の日ですが、この空を見ると山を歩く気になれなくて、今日はキャンセルしました。

明日の予報はガンガンの晴れ、無理して雨模様の裏山を歩かなくても、、、、というような気持ちです。

    

14日にさくちゃん(最後尾)に案内してもらい歩いた絵下山、駐車場まで下りたところです。

よく見るとクロ兵衛がどこかの女性と腕を組んで、いい仲になっている、、、、、のではありません。

シッカリ撮っていませんがあの女性の下山をサポートしているのです。

絵下山から下りている時、下から登って来る軽装の女性が登ってきて、、、

タカ長は危なっかしいとは思ったのですが、、、さくちゃんはその瞬間ピンと来たようで、、、、

「頂上まではまだまだなので一緒に下りませんか、、、」と話しかけました。

その女性も渡りに船の感じで私たちと下りることを快諾しました。下の駐車場からもう少し、もう少し、、、、と登って来たようですが、自分がどこにいるのか分からなくなっているような雰囲気でした。

運動靴は履いていましたが、小さなバッグひとつの軽装、、、、絵下山の山頂部は公園化されていると言っても、登山道は普通の登山道です。

私たちが下山する時間にほとんど空身で登るのは軽率すぎます。

    

何年か前の冬、この絵下山で遭難死亡事故が起きています。

夫婦連れで山に入り、奥さんが主人とはぐれて谷すじに下りて遭難死したのです。

そのとき私たちは登山を終えて小屋浦駅で列車を待っていました。その時間から山に入って遭難したのです。多少でも山経験をもつものからみたら、冬の午後遅くから山に入ること自体が問題なのですが、、、、、

いまはそのようなことさえ分からない登山者が多いようです。

    

絵下山の登山道はこのようにシッカリとしているようなので、ルールを守って登山をすれば問題ありませんが、、、、

山をなめているといつ何が起こるか分からないのは言うまでもないことです。

山での人助けといえばタカ長にも記憶があります。

冬の大山の勝間ケルンのところで動けなくなっていた九州の登山者をサポートして無事下山したのは青春のころの想い出ですが、、、

この歳になると、本当の意味の登山者のサポートをする場に遭遇するのではなくて、今回のような認知症が疑われるような登山者に遭遇することの方が多くなるのかも分かりませんね。

現実問題として考えたら、この歳になって他の登山者を物理的にサポートすることは不可能です。

しかし、今回のように認知症が疑われる人が山を歩いていることもあり得る、、、、という程度の心の準備だけはしておく必要がありそうです。