タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

勉強せんと

2018年03月08日 | 山歩きから
雨になりました。しかし、いまのところ小降りです。

山の天気を見ると今日も明日も荒れ模様、雨量はともかく風は強いようです。

このような日は自宅でチンですね。本でも読むことにします。

        

その本ですが、たまにはこのような本に目を通しています。

小説の筋を追うようにマジメに読むのではありません。その時気になるところを拾い読み、というようなイメージです。

何回読んでもすぐに忘れてしまうので、毎回毎回新しい本を読んでいる気分です。

先日、右側の本を読んでいたら、著者がタカ長と同じようなことを経験していたことを知りました。

その話題です。

    

昔のことです。子育て最中のことです。

そのころは山に登る回数が落ちていました。

そのころわが裏山の古刹からふもとの団地に下りるときのことです。

突然膝に異常を感じました。膝を屈曲させて立位姿勢を保てなくなったのです。

歩くときは、そこが山であろうが町であろうが、膝は屈曲しています。膝はくの字になっています。それが普通の歩き方です。

山を下りる時の、足の大腿四頭筋を見ると、筋肉を伸ばしながら力をかけています。「伸長性収縮」といって、筋肉にとっては苦手なことをしています。

そのときタカ長は足を「くの字型」にして力を入れることが出来なくなり、膝を完全に伸ばしたまま、つまり足を一本の棒のようにして、少しずつ少しずつ山を下りたのです。

人に見せられるような歩き方ではありません。そのため人に会ったら立ち休憩しているフリをしてやり過ごし、誰もいなくなった隙に下山しました。

そこが小さな山だったので自力で下山できましたが、大きな山だったら誰かに助けてもらわないと下山できなかったはずです。

    

その原因は、、、、そのころ山行回数が落ちていたので大腿四頭筋の筋力が落ちていたため、、、と勝手に決めつけていました。

しかし、この本を読むと、その解釈は間違っていたことが分かりました。

タカ長は医者ではないので詳しいメカニズムは省略しますが、、、、

大腿四頭筋のグリコーゲン(ブドウ糖)を枯渇させると体重を支えるだけの張力を発揮できなくなる、ということなのです。

山でそのようなことを起こしたら登山を中断せざるを得なくなります。場合によって遭難につながる可能性もあります。

このように登山をするときは筋肉内のグリコーゲン量を意識することが必要なのです。

そのことをこの歳になって勉強したわけです。

そのようなことを知っても、あの時グリコーゲンを枯渇させていたことは理解できません。

子育て最中でビンボーしていても三度三度の飯だけはチャンと食べていたのに、、、、、、。

    

この歳になっても勉強しながら山歩きをすることは大切だと思います。

しかし、この表に見るように、色々なデータは70歳まで、というのがほとんどです。

80歳とか90歳までのデータは取られていないのか、勝手に類推しなさいということか、それは分かりません。

しかし、少しは勉強しながら山歩きを継続するが大切ことは言うまでもないようですね。