タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

奈良県天川村

2014年07月03日 | 旅行のことなど
本格的な雨になりました。

この雨がもう少し早くやってきていたら旅行の最後に嫌な思いをしたはずです。予報に反して晴れ続きだったので、暑い暑いと文句たらたらでしたが、雨よりは良かったですね。

今回も友だちに案内してもらい、タカ長は車の後部座席に座っているだけですから、どこをどう走ったのかイマイチ理解が出来ていません。頭の中の地図はいまだに未完成なのです。

それは仕方ないのですが、、、、、と言うか、、、、、分からなければ分からないなりの面白さがあります。山のガイドブックなどで見たことのある地名を見て喜んだりしていました。

天川村もそのひとつです。大峰山系のガイドブックを見ると普通に見ることができる天川村という地名ですが、もちろん初めて訪れた村です。

その天川村は「奈良県の北海道」といわれているとか、確かに気温は低いようでした。私たちが泊った日の朝、7月1日だというのに道路わきに表示される気温は14℃をさしていました。

    

そのため朝の散歩はこのような服装で、、、、、、。

この天河大弁才天社はその日とまった民宿から車で5分のところにあります。

タカ長はまったく知らなかったのですが、ここは別名天河神社ともいい、日本三大弁才天の筆頭だとか。また芸能の神様ということで、東京あたりから有名タレントの参拝も多いということでした。

    

その神社に朝のお勤め前からお参りしましたが、、、、

    

中はまだまだ暗くて、、、、、

友だちによるとこの神社は横溝正史の小説の舞台ともなり、その小説は映画化されたということでした。もっともその映画のロケは別のところで行われたようですが、、、、、、、。

    

    

天川村は南北朝時代には後醍醐天皇などを擁護し続け、この神社には御所がおかれたこともあるとか、、、

    

神社のそばにはこのようなものも立っていました。後醍醐天皇が隠岐の島をでたあとこちらにこられたようですが、そのあたりのことにはまったく疎いので、気のきいたことを書くことが出来ません。

いずれにしても天川村は古くから由緒のある村で、それを物語るように綸旨・令旨が13通も残されているいるようです。これだけ多く保有している市町村は他にはなく、これを見るだけで天川村の重要性がわかるような気がします。

      

    

そのすぐそばにはイチョウの巨樹がありました。そばの説明版には「県指定天然記念物 坪内のイチョウの巨樹」とか枯れていましたが、大きさを示す数字とか樹齢などは書かれていませんでした。

観光案内所でもらった資料によると、この大銀杏は空海(弘法大使)のお手植えのものだとか。空海はこの神社への参篭や大峰山中での修行で神仏習合の密教を完成させたという経緯があるからでしょうか、この神社の朝のお勤めでは般若心経もとなえられています。

何も知らないで訪れた天川村が、このように由緒正しい村だと知って何かしら得をしたような気分になっているタカ長です。