タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

普通のババになった?

2012年08月22日 | 日々雑感
 タカ長一家の皇太后が入院してからまもなく一ヶ月になります。

 入院早々に最初の山があり、、、この猛暑の中で葬式をすることを覚悟する状態でしたが、、、

 そのときは驚くほど回復して、これでは100歳まで生きられるのではないかとマジ考えたほどです。しかし、その後10日も経ないのにまた悪くなり、お盆休みに葬式を出すのも面白くないと考えていたらまたまた回復。

 いまどきの薬は良いのでしょうが、それにしてもそれだけ回復するのですからこの人の生命力はすごいですね。と他人事のような感想を持っています。

 このところ少し調子が悪いのか、微熱もあるようですが、、、、、しかし、早々に葬式を出すような状態ではないように思えます。まもなく98歳、歳が歳ですからいつ何があってもおかしくはないのですが、こと体力に関しては普通以上のものを持っているようで、奇跡的な(?)回復をみせています。

        

 普通のババになったと言うのは、、、、、要するに普通のババ、認知症の症状がすすんできたことに関係するのかも分かりませんが、あれほど私たちを苦しめた、言葉の暴力と言っても良い言動がまったく見えなくなって、見舞いに行ったらとりとめのない話を普通にするのです。

 他の人にはなんでもないことなのでしょうが、タカ長にとっては、普通のババになった皇太后はまったく別の生き物に見えてくるのです。本当に、、、、、。

        

 そのようなことになるのなら認知症もまたヨシ、と言うことになりそうです。この先どれほど生きられるかは誰にも分かりませんが、いずれにしてもそう長い時間は残されていないはずです。

 写真のようなミゾソバやアケボノソウが咲くまで生きられるのかどうか???

 それまでの限られた時間、普通のババとの短い交流を心に刻んで、そっと旅立ってくれれば、これまでいろいろなことがありすぎたタカ長としても、悪い印象を引きずることなく見送ることが出来そうなのです。