タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

幸運つづきのタカ見旅

2008年01月15日 | 旅行のことなど
 世の中ケアシノスリ騒動の真っ最中です。タカ長もその騒ぎに参加しました。行き先は山口県のきらら浜です。

 その前に小月の木屋川の河口へ行きましたがあいにくの干潮です。鳥が遠くてよく見えないので干拓地を見るとハイイロチュウヒのメスがスゥ~、、、、。これは序曲です。

 次は菊川町のオジロワシ。鳥友に聞いたポイントに行くとでかいカメラをすえた先客がいました。まず挨拶をして、防寒衣を着たと思ったら頭の上をオジロワシがふわふわ羽ばたきながら右方向へゆっくりと飛んで尾根の向うへ消えていきました。この間15分足らず。

 オジロワシをゲットしたので、この日のメイン、きらら浜へ向かうべく木屋川沿いの道を上流に走ったら別のバーダーがいました。聞くとその先にオジロワシが止まった由、バーダー氏は「遠くに止まっている」と言っていましたが、双眼鏡で見ると思ったより近い木上に止まっていました。
 相棒はゆっくりとデジスコ写真を撮っていましたが、、、、何とか見られる写真が撮れたでしょうか?

 そんなことをしてゆっくりしたようですが、時間は40分しか経過していません。本当に楽勝だったオジロワシ探鳥でした。



 さてこの日のメイン、きらら浜での探鳥です。公園の入り口に到着したら(本日は休園日)葦原の上にホバリングしているタカが、、、、。急いで双眼鏡に捕らえると間違いなくケアシノスリです。



 その後この葦原の上を何度も飛んでくれました。多いときは一度に3羽、遠くを飛んだり、双眼鏡の視野をはみ出しそうなくらい近くを飛んだり、ゆっくりとケアシノスリを楽しませてもらいました。

 ここを飛んだのはケアシノスリだけではありません。ハイイロチュウヒのメスが2、オスが1羽順光線の中を飛んでくれました。
 相棒はデジスコ写真に熱中しています。予想外に近いところを飛ぶのでタカ長は2万円で釣りの来るコンパクト・デジカメで写真を撮りましたが、、、、いくら何でもこのカメラで写真らしい写真を撮るのは無理ですね。これで撮れれば一眼レフの立場がなくなりますから、、、、、。







笑ってください。ピンボケ写真ですが、これが3倍ズームのコンパクト・デジカメで撮ったものです。

それにしても幼鳥のケアシノスリは人がいることをまったく気にしていません。この木の下で「大砲」を構えていたカメラマン氏を無視して木に止まりました。カメラマン氏は何枚かシャッターを切っていましたが、あまりにも近すぎたのか、彼のほうが逃げ出してしまったほどです。

 何事も順調すぎたので、きらら浜でゆっくりしても時間が余ったので、佐波川や大道干拓を見て帰りました。

 大道干拓では電柱の上に止まっているチョウゲンボウを見ました。アカアシチョウゲンボウ?と淡い期待を寄せましたが、、、、、
 そこまでツイていたら、後が怖いですね。普通のチョウゲンボウを見て満足し、今日のタカ見旅行の幕を閉めました。