タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

マレーシアでの探鳥~マラッカその1

2008年01月05日 | 旅行のことなど
 マラッカはマレーシアの首都クアラ・ルンプール(KL)の南150kmにある、人口60万足らずの古都です。現地ガイドの話では、マレーシア人がマラッカ旅行するのは、日本人が京都・奈良へ旅するのと同じような感覚だと言うことです。

 

 私の部屋はこの方向ではなかったので友だちの写真を使わせてもらっていますが、私たちが利用したルネッサンスホテルから南を見たところです。マラッカ観光の中心地、オランダ広場やサンチャゴ砦方面です。遠くに高層ホテルなども見えますが、大きな建物は少なくて田舎町の雰囲気がするところです。

 

 07年3月6日夕刻マラッカに到着した私たちは、まずオランダ広場、チャイナタウン方面に向かいました。



 時間は現地時間の7時過ぎです。やっと明かりがともる頃ですが、空には昼の明るさが残っています。画面のライトアップされた木にはたくさんのムクドリの仲間がいました。糞をかけられそうなので、その木を避けて通過しています。



 あまり広い広場ではありませんが、ところどころに花も植えられ、きれいな広場でした。もちろんそのときの私たちの目的はこの広場でくつろぐことではありません。夕方の7時過ぎです。そうです。チャイナタウンで夕食するつもりで歩いているのです。

 チャイナタウンはマラッカ広場のところからマラッカ川に架かる橋を渡ったところにあります。そこにババ・ニョニャ様式のレストランがある、とガイドブックで見たことがあるので、そのレストランに向けて急いでいるのです。

 マラッカ川に架かる橋を渡るとき、ふとオランダ広場のほうを見たら白い鳥の群れが南の方向に飛んでゆきました。サギの仲間で群れの大きさは少なくとも50羽、そのような群れが少しの間隔をおいて飛んでゆきます。何処からどこへ飛んで行くのか、旅行者である私たちには想像もできませんが、トータルではかなり多くの鳥が飛んでゆきました。



 さてチャイナタウンです。夕食です。この写真はチャイナタウンではなくオランダ広場川の通りですが、夕方7時半頃のチャイナタウンもこれと同じようなのです。ほとんどの店はしまっているのです。お目当てにしていたレストランも閉店していました。ガイドブックをよく見るとそのレストランの閉店時間は16時30分。そこまで確認しなかったのはタカ長の手落ちだとしても、その時間でほとんどの店が閉まっていることは思っても見ませんでした。



 結局私たちは何も食べることが出来ないで、マラッカ川の岸辺の道をホテルに向かって帰りました。ホテルの周りには小さな食堂があったようですから、、、



 その夜私たちがありついたのはこのようなささやかな夕食です。これが一人分ではありません。仲間と分けて食べました。

 それにしてもマラッカの町の店は早く閉まります。私たちの感覚とはまったく違いますから、マラッカを観光される人は要注意です。

 このようにしてマラッカの第一日は終わりました。

ダカールラリー中止

2008年01月05日 | 旅行のことなど
 今朝のNHKニュースを聞いていたら、今年のダカールラリーが中止になると報じていました。突然パリ・ダカの話をするわけではありません。タカ長はモーターファンでもありませんから、この件でコメントするものは何も持っていません。

 もう十年近く前になります。友人とセネガル方面への探鳥旅行を計画したことがあります。正確に言えば、仕事でダカールに滞在しているお嬢さんを訪ねる鳥友に同行させてもらおうとしたのです。時期はダカール・ラリーの頃、ゴールの日にはダカールに滞在していると言うプランです。

 当然ですが日本からダカールへの直行便はありません。ヨーロッパ経由になります。それならスペインで鳥を見て、それからダカールに入るプランを立てました。スペインの探鳥地案内の本、ヨーロッパとセネガル、ガンビア方面をカバーしている図鑑も買い求めました。しかし、直前になって友だちの家庭の都合で行けなくなりました。逃げた魚は大きい、そんなことを思わせる探鳥プランでした。

 他意あってこの話をしているのではありません。チャンスがある時に行っておかないと、一度逃したチャンスはなかなかめぐってこないと言うことなのです。そのことを考えさせてくれる、私の鳥見人生の大切なエピソードとして紹介したかったのです。

 どうですか皆さん、心当たりはありませんか?アフリカまで鳥を見に行くチャンスはもうタカ長には永遠に訪れそうもありませんが、この話は別に遠くの国への旅行に限ったものではありません。国内の、近場での探鳥にしても一度チャンスを逃すとなかなか次がめぐって来ない、そのような思いはどなたもお持ちではないですか?

 人生その日その日が勝負だと言うことを考えると、めぐってきた今日のチャンスは大切にしたいものです。