タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

マレーシアでの探鳥~フレーザーヒルその4

2008年01月01日 | 旅行のことなど
明けましておめでとうございます
     今年もよろしくお願いいたします

 さて、フレーザーヒルでの探鳥です。2泊3日の滞在中に結構多くの鳥を見ていますが、少し時間をおいて思い返してみても、頭の中は整理できないままです。短期間に多くの鳥を見ても、頭の中で消化されないと言うことでしょう。そこで印象に残った鳥の紹介にとどめます。

 最初は何と言ってもハチクマです。

 フレーザーヒルに滞在した3月4日午後から3月6日昼までの間、熱帯雨林の中を歩いているとき以外はできるだけ空に注目していました。そしてその間に10羽くらいのハチクマが北方向を目指して渡っていくのを確認しました。近いのはホテルのすぐ頭上を渡るのもいました。ホテルの前は北方向の展望が遠くまできくので、かなり遠くを飛んでゆくのも見ることが出来ます。そのために双眼鏡だけでは確認できないこともあり「くらい」と言うことになるのです。

 いずれにしてもこの時期ハチクマはマレー半島を北方向へ渡っていくと言うことです。今回の旅行中ハチクマを確認したのは、マラッカ海峡を渡るハチクマ以外はここだけです。ハチクマを観察するためだけにフレーザーヒルに行く人もいないでしょうが、仮にここで定点観察をすれば相当数のハチクマを数えることができるように感じました。

 2~3写真を紹介します。相変わらず友人の写真を借用しています。



 これはシキチョウです。フレーザーヒルでは普通に見られる鳥です。タカ長はききなしを上手に表現できませんが、とてもきれいな声でさえずる鳥です。図鑑ではche'e'e'e'hと書かれていますが、これでどんな声か分かりますか?。



 これはベニサンショウクイのオスです。オスがこのように派手なのは理解できますが、この鳥はメスも派手です。このオレンジ色を黄色に塗り替えるとメスになる、と言ってもほぼ間違いありません。詳しく見るとのどの色など違っているところもありますがチョッと見には分からないかも分かりません。

 このベニサンショウクイを見て思いました。オレンジ色の鳥と黄色の鳥が結婚したらその子どもはどうなるのだろうか、と。もちろんオスはオレンジ、メスは黄色になっているのですが、それでもメンデルの法則に合っているのだろうか、とわけのわからないことを考えたくなる鳥です。



 これはロクショヒタキ、文字通りロクショ色をしている鳥です。青空バックに青い鳥、友だちは写真を撮るのに苦労したようですが、そのような苦労を知らないタカ長は、色の補正などチョッと考えすぎではないですか、と勝手なことを言っています。

 フレーザーヒルで見た鳥はまだまだいますが、今日の紹介はこれだけにさせて頂きます。