大寒波が襲来とかで、毎日寒さで縮んでいる。
家の中にいても上着を重ね着している有様だ。
川は凍結し、車の中に置いたままにしておいたペットボトルはカチンカチンだ。
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そんな中、ワンコのラブチャンは また横の空き地で大騒ぎしていった。
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クシャミをすると唾液が何メートルも飛ぶとテレビの放送で知ってから ルンバは私のクシャミに目を光らせている。
別の部屋にいても 私の「ハークション」が聞こえた途端、飛んできて きちんとテイッシュで口元を押えているかを 確認する。
テイッシュが間に合わなかった時には、もう大騒ぎで私を罵り、唾液が飛んだ方向を確認して 除菌スプレーをまき散らす。
常に家内の味方であるスリスリ娘は、いつの間にか全く同じ行動をとるようにになり 監視人は二人になり厳しさを増した。
多分 二人の目には 私のことは ばい菌に見えているのだろう。
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クシャミは 予告なしに突然出ることもある。
間に合わないことは 多々あるのだが、そんな時でも すっ飛んでくるルンバが到着する前にテイッシュを取って口元を押え 間に合ったフリをする術を身に付けた。
数日前、テルテルが家へ来ている時 テレビを観ていた私が 急にパッとテイッシュを取り 口元へ当てた瞬間 クシャミをしたのを目の当たりにして目を丸くしていた。
私の この動作は そう、あの新年のカルタ取りをも凌ぐスピードに違いない。
つまり 私は ここまで飼いならされたと云うことだ。
しかしムカつくのは ルンバの己自身への寛容さだ。
自分がクシャミする時には 間に合わなくても平然としているのだ。
「今 テイッシュ 間に合わなかったよね」と言っても 「うん」だけで誤魔化そうとしている。
「除菌スプレーは どうした? 撒けよ除菌スプレーを・・・・・」と言いたいのをグッと飲み込む 優しすぎる私。