北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

未だ 信じられなくて

2024-07-11 21:08:42 | 日記

朝、ノンビリと起きて顔を洗い、パンを食べながら新聞を見ていてエエッと二度見、三度見。そして、バンを噛んだまま口の動きが停まった。

「お悔やみ」のページに昔の同僚(先輩)の名前が載っていたからだ。
私よりも2歳年上だったのかと初めて知った。

大体の住所は知っていたが、家を訪ねたことは一度も無い。
新コロナが蔓延する前に、COOPで偶然逢ったことがある。
お互い、夫婦での買物途中で「その後、どう? 大丈夫ですか?」と訊いたのは彼が数年前に癌を患っていたのを知っていたからだ。

400キロ離れた札幌の大学病院で入院治療中の彼を見舞い「食べ物がなかなか食べられなくて・・・・・・」と辛そうにしていたのだが、その後元気になって再発も無く現場復帰し数年後に無事定年退職した。

その方の名前が新聞の「お悔やみ欄」に載っていたのだ。
亡くなったのは5日も前で葬儀終了と書かれているところを見ると家族葬だったのだろう。

迷惑かも知れないけれど、「お悔やみ」の言葉を伝えようと新聞に載っている住所を車のナビに打ち込み少しだけ黒い服を選んでご御自宅へ向かった。

玄関先で挨拶をして失礼しようと思ったのだけれど、家の中に招き入れられ部屋の中に作られた祭壇に案内された。
彼の戒名が書かれた位牌とそして小さな箱に納まったHさんと対面し手を合わせた。

「数年前にCOOPで逢ったのが最後になりました」と云った途端、「あぁ・・・・・あの時の」と私のことを思い出した奥様。

祭壇前には私も含め同僚と並んで職場で撮影した写真が置かれていた。
写真が無くて遺影を選ぶのに苦労し、この集合写真を引き伸ばして遺影にしたそう。

Hさんは当時のままの見慣れた顔で微笑んでいた。
私は「良いんじゃないですか、とっても素敵で私のよく知っているHさんの御顔です」と伝え彼とのお別れを済ませたのだが、ショックはしばらく尾を引きそうだ。

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