北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

良い年になりそうな予感

2017-01-11 21:42:35 | 日記

卒業した京都の学校から「学友たより」が届いた。

全国各地に同窓生で作った支部が広がり、クラス会とは別に支部会も写真入りで報告されるが、どの写真も大部分がジジイとババアの
オンパレードだ。

そう云えば 数年前 クラス会が行われ 全員が笑顔で写っている写真が送られてきたが、「コイツは誰?」と思うのが5人もいて
もう一度「名前を入れた写真を送ってくれ」と催促したことがあった。



年月の経過はとても残酷なものだ。

自分の顔は自分では見えないし、あまり鏡なんか見ない私は ジェームスが元気を失ったことを除けば心の中では未だに二十代だ。

しかし 先日送られてきた「学友たより」には一つ上の先輩の訃報が載っていた。
同じ寮に暮らし、キビキビと動いていた格好良い先輩の姿が目に浮かんだ。

(そうなのか、亡くなったのか)と云うショックを受けたまま図書館へ行った。



「ドナルド・キーン 石川啄木の日記を読み解く・・・・・」展が開かれているのを思い出したからだ。

「人事で対立し 出社しなくなった」とか 書かれていて 啄木の子供みたいなワガママぶりを知り少し呆れた。




図書館から出た所で 高校の同級生に良く似たオッサンが歩いてくるのが目に入った。

目も頬も口元も全てがダランと下がり Sに似ているのだが別人にも見える。
しかし、顔の輪郭と雰囲気は Sなのだ。

だから恐る恐る「Sちゃん?」と声を掛けてみた。語尾が上がっているのは自信の無さだ。

一瞬怪訝な表情を浮かべられたものの、直ぐに「ダラン」と弛んでいた顔は そのまま弾けるような笑顔に変わった。

やっぱりSだ。私は嬉しくて仕方が無いのだが、Sも思いっきり笑顔を浮かべてくれたので喜びは2倍にも3倍にもなった。

まず訊いたのは仕事の事と身体の事。話題が思いっきりオッサンだ。

学校の先生をしていたSは既にリタイアし私と同様に自由の身とか。でも軽い脳梗塞を患って言葉が少し不鮮明だが普通に生活できるようだ。

常に耳鳴りがして難聴気味の私との会話はなかなか弾まないが、それでもあの特典付の名刺を渡し、ブログを見て「いいね」の拍手を強制する抜け目のない私(笑)

先日は私の数少ない札幌の友人から思いがけない電話が入り「大丈夫?」の応酬をしたばかり。

今年は良いぞ。何か良いことが起こりそうな気配がしてきた。