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TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

鹿取洋子「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」(1980年)

2007年05月30日 | アイドルPOPS【80年代】
時代を問わず、洋楽に日本語の詩を乗せてカバーするという事が
流行る時期があるのですが、80年頃も盛んであったと思います。
この「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」もそのひとつで
鹿取洋子さんはこの曲でデビューしました。

何と言っても井上鑑さんの編曲は洋楽そのもの。イントロから全面に
出ているドラムとベースは「ボストン」のような音で、特にサビに出てくる
ドラムのフィル・インなんか鳥肌モノであります。
また間奏のサックスとキーボードが泣ける・・・。
良いよ~、この曲。

さらに岡田冨美子さんの詩はとても大人っぽくて

  港の灯りキラキラ 夢みたいにきれい 
  そっと私をつねって 好きになった人

話がそれますが、藤原紀香さんと陣内智則さんの結婚披露宴を
TVで見ていました。場所は神戸市のホテルオークラ神戸。
夜景がとてもきれいでした。

  今夜 強く結ばれて CHINA
  今夜 あなたと眠りたい

あのお二人は今夜・・・
たぶん仲間に祝福されて、朝まで飲んでいるかもね。
でもなんか結婚披露宴を見ていたら、一般ピープルですが
感激しちゃいました。

という事で、今日の出来事とつながっているのかどうかは・・・ですが
「ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ」が似合う?今夜の一曲でした。

芳本美代子「雨のハイスクール」(1985年)

2007年05月25日 | アイドルPOPS【80年代】
名古屋は今日、一日中雨が降っていました。

最近は暑い日もあって、空気も乾燥しているので、たまにはこういった
雨の日も良いなぁと思いつつ、そういえば今月はあまり雨が降っていない
なぁと思っていました。
そのとおり、今月は全国的にも雨が少なくて、水道用のダムの
貯水率も下がっていて、このままですと節水をしないといけないとか。
でも、すぐに梅雨の時期になるので、多分大丈夫でしょうと
勝手に思っているのであります。

そんな雨の日に聞きたくなるのは、タイトルに「雨」が付いた曲。
そしてアイドルPOPSではこの曲が一番でしょう。
芳本美代子さんの「雨のハイスクール」。

  静かすぎる図書館で
  口説くなんて馬鹿ね

ワタシは高校は男子校でしたので、こういう経験は無かった・・・
まぁ公立の図書館でなら機会があったかも知れないですが
夢の世界。ちょっと憧れますね。

イメージとしては、校舎に時計台があって、制服はセーラー服で・・・
それって「うる星やつら」の友引高校・・・(^^ゞ

  クラス中の人が 見てる前でいいわ
  頬にKissをしよう  でもね 無理ね

う~ん、ラムちゃんと諸星あたるの関係に似ているかも。

「雨のハイスクール」の作詞は松本隆さん、作曲は財津和夫さん。
そして編曲は大村雅朗さん。
みっちょんに対するレコード会社のテイチクの期待というのは
大きかったのだろうなと、改めて思います。
でもこうしていつまでも、ココロに残る楽曲を残してくれたのですから
当時のスタッフには感謝です。


沢田富美子「ちょっと春風」(1981年)

2007年05月08日 | アイドルPOPS【80年代】
ゴールデンウィークも過ぎた昼下がり
部屋の窓を開けていると、外から流れ込む風が心地よく感じるこの頃。
ちょうどそんな時期に聞きたくなるのがこの曲。

彼女の歌い方は高音域を、一度聞いたら忘れない程き~んと伸ばす
のが特徴なのです。本当に血管が切れないかと心配になるほどの
ハイトーンですが、慣れてくるとそれが心地よくなるPOPなナンバーです。

作詞:三浦徳子さん 作曲:小田裕一郎さん 編曲:大村雅朗さん
この組み合わせは80年に発売された松田聖子さんの「青い珊瑚礁」
と同じですね。レコード会社も同じですから、言われて見ると似たような
仕上がりとも言えますね。でも音の造りは繊細で良いです。
特にバックのコーラスがとても美しい。それにストリングスやホーンの
アレンジの鋭さはさすがと思います。

彼女は愛知県出身という事もあって、この曲が発売された時に
イベントを見に行きました。手持ちのシングル盤はその時に買ったもので
握手して帰ってきましたね。

 肩先揺れる長い髪に・・・

という歌詞のとおりのロングヘアがとても似合っておりました。

ところでB面の「5月の色」
これがまたこの季節にとっても似合った一曲です。
「ちょっと春風」とはちがってスローなバラードで、今聞くとこちらの方が
良いなぁと思うのであります。

岩井小百合in武道館(1983年)

2007年05月06日 | アイドルPOPS【80年代】
ネットオークションなどでは時々見かけるのですが出来れば
自力で現物を見つけたいと思って、探しつづけていたこのレコード盤。
何しろCD化されていない音源ゆえに、貴重な代物で
なかなか無かったのですが、ついに発見! それは
ちょくちょく見に行くリサイクルショップのアナログ盤コーナーにありました。
年月が経っていて、保管状態もよろしくなかったですが、購入しました。
値段は250円。手放してくれた方に感謝です。

岩井小百合ちゃんは1983年1月12日に『ドリーム ドリーム ドリーム』で
デビュー。この時はまだ14歳でしたから今で言うところの「U-15」
アイドルですね。そしてデビュー曲のジャケット内側には

  次のシングルの発売日は3月9日です。
  『ドキドキHeartのバースディ・パーティ』

と書かれていたのです。そして、セカンドシングルのジャケット内側には
  
  次のシングルの発売日は4月13日です。
  『いちごの片想い』

と言う怒涛のシングル発売をしておりました。
さらにセカンドシングルのジャケットには

  「コンサート決定!!! 9月24日(土) 日本武道館 

という告知がすでにされていたのです。
デビューしていきなりのファースト・ソロ・コンサートが日本武道館。
でも当時の彼女の勢いなら、それも有りかなとは思っていました。

この武道館ライブの模様はVTRにもなっていて、そこからも会場の
盛り上がり方はわかりますが、できればライブレコード盤も欲しいと
思っていたのです。と言うのもライブVTRをダビングした映像は持っていて
それで満足してしまったのか、このライブ盤は当時買わなかったのです。
岩井小百合ちゃんのシングルやアルバムはいろいろ持っているのに。

レコード盤に針を落とすと、まぁ凄い・・・
ファンのオトコの子達の熱気が伝わってきて、ものすごい盛り上がり。
80年代のアイドルのコンサートは、今の様にジャンプはしないけど
声援は凄かったです。それに親衛隊なる応援組織があって
その頭の合図に従って声を出すと言う、統制の取れた応援スタイルで
言わば『体育会系』のノリであったように思います。

「チャ・チャチャ」というリズムで拍手をする時には彼らは笛も吹くのです。
あれ、近くでやられると耳ざわりなのですが、そういう方に文句など
言えません。恐かったから・・・

でもこのライブ盤、音もなかなか良いです。ホールの残響もうまく
処理されていて、先ほど書いたようにお客さんの声や拍手も適度に
加わり、臨場感はたっぷりと思います。
また小百合ちゃんの歌をサポートするバックの演奏も、なかなか熱く
かつ洒落ているのです。破壊的衝動のロックンロールでは無く
優雅さえ感じるPOPSです。時々怪しくもなりながら(生ですから・・・)
きちんと歌う小百合ちゃんの歌声を前に出すような配慮が素晴らしい。

ゴールデンウィーク最終日に、懐かしい音源に出会えて良かった。

岩井小百合in武道館(1983年9月24日)

A1 ドリーム ドリーム ドリーム
A2 いちごの片想いPartⅡ
A3 初恋
A4 YESTERDAY ONCE MORE
A5 銀蝿一家メドレー
B1 いちごの片想い
B2 恋 あなた し・だ・い
B3 ドキドキハートのバースデイ・パーティ
B4 To you love letter
B5 アンコール~ドリーム ドリーム ドリーム

演奏:牧田バンド

松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」(1981年)

2007年05月02日 | アイドルPOPS【80年代】
「笑っていいとも!」水曜日レギュラーとして南野陽子さんが
出演するようになり、80年代アイドル好きとしては
お昼休みの楽しみが増えたこの頃。

そして今日の「プラチナランチショー ~アルタの花道~」は
80年代アイドル歌手の誰が生歌を歌うかが問題でした。
浅香唯さん、斉藤由貴さん、早見優さん、松本伊代さん
この四人の中でさぁ誰が出てくるでしょうか・・・

個人的には斉藤由貴さんが希望だったけど・・・
正解は松本伊代さんでした。
「センチメンタル・ジャーニー」を本人が歌うときに
バックに当時と同じようにキャプテンが出てくると言ったので
もしや当時のメンバーが出てくるのでは・・・
と期待しましたが、若い子が二人出てきて踊っておりました。

でも歌声はほとんど変わらず、アイドル声でしたね。
さすがにキューティー・マミーで活動しているおかげでしょうか。

「センチメンタル・ジャーニー」はJAZZのスタンダードナンバーと
タイトルは同じですが、当然別の曲。
作詞:湯川れい子さんで、作曲:筒美京平さんで、何と
ジャケット写真は立木義浩さん撮影。かなり力を入れて
売り出そうとしたことが、このデビュー曲からもわかります。

  伊代はまだ 16だから

このフレーズは、彼女にずっとついて回ることになりましたが
聞く方にとってもあまりにも印象に残るので、それは
プロモーション的にも成功であったと言えます。
それにしても、ママになっても今も現役と言うのは凄い事であると思います。

石川秀美「ゆ・れ・て湘南」(1982年)

2007年04月25日 | アイドルPOPS【80年代】
湘南エリア・江ノ島はいろいろと歌になっていますが
「ゆ・れ・て湘南」もそうですね。
歌われている季節は真夏ですが、江ノ島近辺では
マリンスポーツが盛んなので、いつでも夏気分ってところでしょう。

   バックミラーに 映る江ノ島さ・・・

TVなどでは何度か見た事がある景色でしたが
実際に見ると、確かに歌になる場所です。
波打ち際にいると「青春!」っていう感じが波とともに打ち寄せてきます。

この曲もワタシが好きな松本隆氏の作詞で、作曲は小田裕一郎さん。
石川秀美さんのデビュー曲「妖精時代」と同じ組み合わせです。
曲調も何となく似た感じになっていますが、それはアイドルPOPSの
お約束で、聞いていて安心できる曲というものです。

ところで愛知県出身の石川秀美さん。
この曲を歌うことになって、江ノ島まで行って風景を見てきたのかな
と単純に思ったのであります。

松田聖子「赤いスイートピー」(1982年)

2007年04月14日 | アイドルPOPS【80年代】
春ですから・・・こんな曲も聞きたくなりました。

  春色の汽車に乗って海に連れていってよ・・・

どこの海でしょうね。
この当時でも「汽車」が走る鉄道路線はほとんど無くなっているはず。
そこを拡大解釈して、電車でもOKとするならばどうでしょう。
おそらく日本各地にあるでしょうね。ですから、この歌は自分の住んでいる
ところかもと思うとまた、気持ちが入るところです。でもたぶんJRである
ことには間違いないでしょう。

作詞は松本隆さん。
歌の世界が聞いている人の頭の中で、すっと広がって
「そうだよね、そう思うよ」と考えさせられるのです。

作詞は呉田軽穂さんと表記されていますが、実は松任谷由実さん。
ユーミンが曲を書くと、本当に切ないメロディーになって
儚い青春の日々を花のように咲かせてくれる気がするのです。

スイートピーは蝶の飛ぶ姿に似た花を咲かせる、マメ科のつる性植物。
以前植えたことがあったけど、つるが伸びるので扱いが面倒でした。
それ以来家で咲かせるのは、止めようと・・・。

松田聖子さんの歌には、季節を歌ったものが多いので、時期になると
「あぁ こんな歌もあった」
と思い出すことが多いですね。これこそ名曲です。

松本典子「春色のエアメール」(1985年)

2007年04月10日 | アイドルPOPS【80年代】
桜の花も散り始めて、日差しに暖かさを感じるようになると
本格的な春がやってきます。
その時期には、思いっきり春っぽい歌が聞きたくなるのです。
「春色のエアメール」はそんな気分にさせる代表的な1曲なのです。

松本典子さんは1984年の「ミス・セブンティーンコンテスト」で優勝し
翌年3月にこの曲でデビュー。その後はTV番組などでの活躍が有名
ですが、なかなかいい歌を歌ってくれました。特にデビューしてからの
「春色のエアメール」「青い風のビーチサイド」「さよならと言われて」
この3曲はかなり好きな曲です。

そしてデビュー曲の「春色のエアメール」ですが
作詞・作曲はEPOさん、編曲は大谷和夫さん。

 あなたの街を地図でさがすの・・・

なんて言い方は、聞いていて切なくなります。
そして躍動感のあるメロディーは、デビュー曲らしい若さが伝わってきて
アイドルPOPSの王道路線ですね。
また、ストリングスを効果的に使ったアレンジが、とても繊細な音として
響いてくるのは、さすがに音の良さに定評があるCBS・ソニー。

この頃にデビューしたアイドルは、どうしても松田聖子さんに容姿や歌い方が
似てしまうようなところがあって、彼女にもその事が言えます。
しかも同じレコード会社で、音の造りも似ている・・・

しかしながら松本典子さんの清純なイメージは、他に類が無いと
言っても良いくらいと思っています。松田聖子さんの「わたしはアイドル」という
存在感とは違った、清楚な感じは彼女ならではのものと思います。
それゆえに、熱烈なファンもついていたと思うのです。

春の夜聞いていると「ふ~っ」と落ち着けるこの曲は、大好きな1曲です。

岡田有希子「ヴィーナス誕生」(1986年)

2007年04月07日 | アイドルPOPS【80年代】
桜が散り始める頃になると、どうしても思い出してしまうあの日の事を。
第一報を聞いた時はとても信じられなかったのですが、続報が入るにつれ
彼女の飛び降り自殺のニュースはあっと言う間に広がることとなりました。

花が積まれた現場には、レポーターと、思いつめたような表情の若者達。
その姿を、胸が締め付けられる思いでブラウン管を通して見ていたのです。
なぜあの日彼女が自らの命を絶ったのか、未だに謎の部分は多いのですが
彼女の歌に魅せられた若者達にとっては、永遠のプリンセスであり続けるのです。

事件直後の事、レコード屋さんに入ってアイドルのところを見ていたら
  「岡田有希子さんのレコードですか」
と店の方に言われたことを覚えています。
おそらくワタシの顔に書いてあったのでしょうね。たぶん。

自殺する直前に行われた名古屋でのコンサート。行きたいなぁと思って
いたのですが、結局行かなかったのです。未だに行っておけば良かったと
悔やんでいるのです。ですから、結局生で歌声は聞いたことは無かったのです。

彼女の最後のアルバムはこの「ヴィーナス誕生」。
全曲ムーンライダースのかしぶち哲郎さんが編曲をしています。
アレンジがテクノ系なので、それまでのアイドルPOPS路線とはちがって
洒落た大人の女性を演出しています。演奏もムーンライダースの
メンバーが参加していて、骨太の音でぐいぐいと押してきます。
しかもメリハリがあり、切れが良いサウンドが心地よく響きます。

1曲目の「WONDER TRIP LOVER」とシングル曲の「くちびるNetwork」は
作詞がSeikoで作曲が坂本龍一さん。曲が良いこともあって
「くちびるNetwork」は今でも聞くと妙に悲しくて切なくなります。
この優しくて、みずみずしい歌声がこの一枚を最後に封印された事が
残念でならないのです。

A1 WONDER TRIP LOVER
A2 愛…illusion
A3 ヴィーナス誕生
A4 Spring Accident
A5 銀河のバカンス
B1 ジュピター
B2 くちびるNetwork
B3 眠れぬ夜のAQUARIUS
B4 水晶の家
B5 愛のコロニー

うしろ髪ひかれ隊「ほらね、春が来た」(1988年)

2007年04月04日 | アイドルPOPS【80年代】
満開の桜を見ていると、気分も何だか陽気になります。
花びらが風に舞って散っていっても、そこには春の喜びがあり
決して切ないものではないような気がするのです。

そして最近の春の歌は「桜」ばかりで、しっとりとしたものが多いので
たまにはこんな明るい曲だって良いじゃないかと思うのです。

  3!4! 春が来た ほらね春が来た

もぉ「ぱぁ~っと行きましょう!」
というノー天気とも言える歌ですが、春だから許されるのです。
そんな「ほらね、春が来た」を歌っている「うしろ髪ひかれ隊」は
おニャン子クラブからのユニット。メンバーは右上が生稲晃子さん
左上が斉藤満喜子さんで、真中が工藤静香さんの3人組。

おニャン子からはいくつかユニットが出来ました。
その中でも人気のあった「うしろゆびさされ組」が高井麻巳子さんの
卒業で解散した後に出来たのが「うしろ髪ひかれ隊」。

「うしろゆびさされ組」はゆうゆと高井さんの二人の個性が適度にぶつかって
そこから出てきたアンバランス感が絶妙であったと思うのですが
この「うしろ髪ひかれ隊」は工藤静香さんの力量が全てであったと
ワタシは思っています。3人でそろって歌うところでは、声のバランスも
あっているのですが、さすがにソロとなると工藤静香さんが抜きん出ています。

それゆえに、工藤静香さんは「うしろ髪ひかれ隊」解散後ソロデビューして
その後の活躍は皆さんご存知の通りです。でも、このジャケット写真を
見ると本当に楽しそうにしている感じですし、歌も3人でまとまっています。

「ほらね、春が来た」は作詞:秋元康さん、作・編曲:後藤次利さんという
おニャン子ナンバーには欠かせない最強ペアの作品。
完全無欠な、聞いていても安心出来るアイドルPOPSです。
ストレートでこれくらい明るい曲って、今はなかなか無いですね。
このような曲が受け入れられた80年代は、実は凄かったと
改めて思うのであります。

松田聖子「チェリーブラッサム」(1981年)

2007年04月01日 | アイドルPOPS【80年代】
今日、近所の桜を見に行ってきたのですが、満開の木もあれば
まだ8分にもならない木もあって、完全な満開になるのはもう少し先
かなぁと思いました。でも頬をなでる暖かい風とともにほのかな桜の香りが
漂ってきて、いよいよ五感で春を実感できる時期となりました。

桜が満開になると、やはりこの曲が聞きたくなります。
そう「チェリーブラッサム」の歌詞には今時の歌でしたら必ず入る
「桜」や「春」と言う言葉は入っていないです。

  つばめが飛ぶ青い空は

と言うフレーズが直接的に「春」を印象付けているだけです。
でも桜の季節に気分を一新して「新しい私」になり、あなたへの愛を
貫いていくというような歌ですから、これで良いのです。

作詞は三浦徳子さんで、作曲が財津和夫さん、編曲は大村雅朗さん。
松田聖子さんというとデビュー曲の「裸足の季節」セカンドシングル
「青い珊瑚礁」、そして「風は秋色」まで作詞:三浦徳子、作曲:小田裕一郎
と言うコンビでの楽曲を歌ってきました。ところがこの「チェリーブラッサム」と
次の「夏の扉」は作曲が財津和夫さんなのです。そしてその2曲は編曲が
大村雅朗さんという事もあって、ロックテイストがふりかかった歌謡曲。
ワタシが大好きなタイプの曲なのです。

とにかくこの当時のCBSソニーの音はとても緻密でありそれでいてパワフルでした。
ストリングスの加わったバックの音の重厚感は、音の壁となって迫ってきます。
そこに切り込む適度に歪んだギターとキレの良いリズム隊が高揚感を与え
聖子ちゃんの歌声をぐっと引き立てていくのです。そんなオーケストラサウンドと
アイドル歌手との融合は、80年代ならでは音なのです。

ところで「チェリーブラッサム」のB面は「少しずつ春」。こちらは思いっきり春の歌です。
作詞が三浦徳子さんで、作曲は小田裕一郎さん。今までの路線を踏襲した楽曲
なので何となく安心して聞けるという印象でした。

桜の時期は短いので、そのひとときは充分楽しみたいですね。

大西結花「アラベスク・ロマネスク」(1985年)

2007年03月31日 | アイドルPOPS【80年代】
「ガシャ~ン」
いきなり、ガラスの割れる音から始める「アラベスク・ロマネスク」は
大西結花さんのデビュー曲。タイトルも早口言葉みたいですし
サウンドも打ち込みを多用したメリハリのある音が耳に残って
一度聞いたら忘れられない個性的な楽曲です。

「アラベスク・ロマネスク」は魔女の呪文で、作詞は宮原芽映さんの詩。
魔女といっても若い娘ですから、妖しくもなく可愛い感じで
こんな魔法だったら、わざとかかったふりをしても良いかなと
思ってしまうのです。何しろ朝のTV番組「おはようスタジオ」での
白のミニの衣装がとても眩しかったから・・・。
まさに当時のアイドル歌手の王道路線、正統派アイドルは
こうでなくてはいけません。

そしてこの曲は2月発売であり、B面は「春のコサージュ」ですから
ちょうど今時、春の曲と思っています。春に現れた彼女の歌声は
ちょっと荒削りなハイトーンボイスですが、春眠で寝ぼけたところに
聞くと「ピクッ!」と反応してしまうような魅力があります。

大西結花さんというと、デビュー当時出演した相米慎二監督作品の
「台風クラブ」での演技が際立っていました。ワタシは一緒に出ていた
工藤夕貴ちゃん目当てで映画を見たのですが、なかなか頑張って
いるなぁと思っていました。あの映画は内容的にも今の時代ですと
TVでの放送は不可能でしょうから、見るならDVDでしょうね。

さらにあの、スケバン刑事での中村由真、浅香唯と組んだ「風間三姉妹」。
ユニット名義でシングル盤も出していましたし、ものすごく人気もありました。
当時のアイドル達は勢いもありましたし、魅力的でしたからメンバーそれぞれに
きっちりファンも付いて、皆で盛り上がる相乗効果もありました。

今も大西結花さんはTVなどで時折見かけるので、これからも活躍して
欲しいと思います。

芳本美代子「白いバスケット・シューズ」(1985年)

2007年03月29日 | アイドルPOPS【80年代】
新聞にはこの間まで「スキー場たより」が掲載されていましたが
いつしか「桜情報」が掲載されるようになりました。
そういえば、いつのまにか学校も春休みになって
宿題の無い休みを謳歌している、お子様達も多いでしょう。

春になると、暖かい風と、やわらかな日差しとともに
何とな~く、ちょっと懐かしい「春の曲」が聞きたくなります。
今は「桜」がタイトルに付く直球勝負的な楽曲が多いですが
80年代には「桜」の曲はそれほど多くは無かったと思います。

芳本美代子さんの「白いバスケット・シューズ」は
砂丘での若いカップルの物語。
  
  春の風が冷たくて 借りたの スタジアム・ジャンパー

スタジアム・ジャンパーが似合うのは、20代前半までだろうな
それに体格もある程度良く無いと、そもそも格好が悪い。
最初にこの歌を聞いた時、こんな事を一度はやってみたかったとも思った
のですが、過去においても自分にとって似合うはずも無いアイテムでした
のでスタジアム・ジャンパーは一度も買ったことなかったです。

それにしても、春になると何故かまず思い出すのはこの曲。
芳本美代子さんのデビュー曲であり、TV東京「おはようスタジオ」には
良く芳本美代子さんが出ていましたから、ワタシにとって印象が強いのでしょう。

そういえば「みっちょん」と呼んでいましたね。あの言い方は好きでした。
この当時はおニャン子クラブが売れ始める直前の、空前のアイドルブーム
の最中でした。そしてアイドル歌手が出演出来るような歌番組もありましたから
82年組や同期の方々が頑張っている中でも、みっちょんの明るさと元気の良さは
目立っていたと思います。

この「白いバスケット・シューズ」作詞は松本隆さん、作曲は井上大輔さん。
ワタシの大好きな松本隆さんの作品ですので、それだけでもお気に入りの曲。
ちなみに芳本美代子さんはテイチクの所属でした。テイチクと言えば「演歌」
ですが「アイドル歌手のレコードも出すんだぁ」と思っていました。
でもいきなりデビュー曲がこの曲ですから「なかなか力をいれているな」
とも思ったのです。

とにかくみっちょんの曲は名曲が多いので、またネタにしようと思っています。


中山美穂「色・ホワイトブレンド」(1986年)

2007年03月14日 | アイドルPOPS【80年代】
このところの寒の戻りで、2月頃の陽気に逆戻り。
朝夕は「寒~い」と首をすくめるような状態なのですが
春の化粧品メーカーキャンペーンソングを持ってきました。

中山美穂さんの「色・ホワイトブレンド」は1986年資生堂
春のキャンペーンソング。ですからジャケット写真も
バッチリメイクの中山美穂さんです。当時は16歳ですから
これはかなり背伸びをさせて撮ったのだろうなと思います。

曲の作詞・作曲は竹内まりやさん。
もう彼女らしい作品で、安心して聞ける楽曲です。
古い言い方ですが、若さあふれるリズミカルな歌詞!
であって、それをうまく歌っているのは中山美穂さんの魅力です。

化粧品メーカーのキャンペーンソングには名曲が多いです。


斉藤由貴「卒業」(1985年)

2007年03月11日 | アイドルPOPS【80年代】
3月2日付けのブログで斉藤由貴さんの「卒業」について

  そしてタイトルに「卒業」が付く曲の中でワタシが最も好きな曲。
  じゃぁ何故シングル盤を持っていないのか・・・

などと書いたのですが、今日某リサイクルショップで見つけました!
この曲は彼女のデビュー曲。デビュー曲は押さえておこうという
必然性があったので、黄色の背景をバックに、キラキラとした目で
写っている由貴ちゃんのジャケット写真を見たら、即購入でした。

改めてシングル盤で「卒業」を聞きなおしましたが、シングル盤は
45回転で33回転1/3のLP盤より回転数も速く、また1曲あたりの
レコード盤の溝は広くて深いので、音にも深みが出て繊細な音まで
表現できますから、理論的に音は良いはずです。
実際聞き比べても、シングル盤の方が音は良いので、「卒業」が
見つかってラッキーでした。

この曲には、明星食品「青春という名のラーメン」イメージソング
と記されています。確かカップ麺でしたよね。あの頃はアイドルが
CMにも良く出ていました。
家で録画した昔のVTRを見ていると古いCMもそのまま残っている
のでたまには「なんじゃコリャ!」と言うCMも出てきます。
斉藤由貴さんは、良くCMに出ていたので寝ているVTRを
発掘すると何か出て来るかも・・・
と思いつつ「卒業」のシングル盤に聞き入ったワタシです。

そう言えば、斉藤由貴さんって何本か映画にも出ていました。
何だか「雪の断章・情熱」とか「恋する女たち」が見たくなりました。

第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

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