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TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

矢野良子「ちょっと好奇心」(1981年)

2007年08月02日 | アイドルPOPS【80年代】
アイドルと呼ぶにはちょっと大人っぽいかな、矢野良子さん。
この時代の方のレコード盤は「歌とサイン会」の会場で
購入するパターンが多かったワタシですが、このシングルはジャケ買い!
普通っぽいところが良い感じで、彼女にしたくなるタイプですね。

軽いビブラートや声質はちょっと岡田奈々さんに似た感じです。
そして歌声を聞いていても、おねぇさん的な印象を受けます。

彼女は第32回「スター誕生」の決戦大会で合格してデビュー。
「スター誕生」出身者のデビュー曲と言えば阿久悠さん。
その通りでデビュー曲の「ちょっと好奇心」は作詞:阿久悠さん
作曲:中村泰士さん、編曲:戸塚修さん。
ちょっと小粋なアイドルPOPSです。

この曲の間奏の部分には、彼と電話で話をしているところがあるのです。

  もしもし・・・・・ 私・・・・・
  今? 髪を洗って・・・・

などと言っていて、夜中にヘッドフォンで聞いていると
にやぁ~(^.^)と、ニヤけてしまいそうになってしまうのです。

河合奈保子「スマイル・フォー・ミー」(1981年)

2007年07月29日 | アイドルPOPS【80年代】
「大きな森の小さなお家」でデビューした河合奈保子さんの
5枚目のシングルが「スマイル・フォー・ミー」。
このジャケット写真の笑顔は最高ですね。

胸の大きさが話題に上ることが多く、グラビアアイドル並みに
水着の写真ばかりが雑誌の紙面をにぎわしていましたが
本業はもちろん歌手。あの伸びがあって明るくハキハキした歌声は
同時期のアイドル歌手と比べても、抜き出ていたと思います。

ワタシは結構好きでしたが、生で彼女を見たのは一度きり。
それもデビュー時のイベントに行った時だけで、売れっ子になってからは
コンサートなどにも足を運んだことはなかったです。
今思うと一度くらいコンサートに行っておくべきだったと・・・

「スマイル・フォー・ミー」作詞:竜真知子さん、作曲:馬飼野康二さん
編曲:大村雅朗さん。夏っぽいうきうき弾むようなリズムは彼女にぴったり。
まだこの当時は編曲がとても豪華で、演奏はストリングス、ホーンも入った
フルオーケストラ仕様。この贅沢な音空間を楽しめるアイドルPOPSは最高!

  もっと愛を教えて
  そうよ ときめく胸に

どうしてもそこに持っていくのですね。


黒川ゆり「愛を告げて」(1984年)

2007年07月28日 | アイドルPOPS【80年代】
今日は暑くなりました。さすがにこれほど暑くなるとプールにでも行って
水に飛び込みたくもなりますね。プールと言えば水着のおねぇさま。
ということで今回はジャケット写真が水着ものを持ってきました。

第10代クラリオン・ガールの黒川ゆりさんのデビュー曲「愛を告げて」。
1984年のクラリオンCF イメージソングとクレジットされています。
小麦色の肌に片側ほどけたブラの肩紐・・・Muuuu~~
挑発的とまでは言わないですが、目線もなかなか来てます。

クラリオン・ガールと言えば、カーオーディオメーカー・クラリオンの
キャンペーンガールで、初代はアグネス・ラムさん。そして
堀川まゆみさんや烏丸せつこさんもクラリオン・ガール出身者。
この黒川ゆりさんは愛知県一宮市の出身で、地元なので応援していました。

「愛を告げて」は元々はアグネス・チャンさんの名曲「白いくつ下は似合わない」の
B面の曲で、作詞・作曲が荒井由実さん。まさに知る人ぞ知る名曲でした。
「白いくつ下は似合わない」が発売されたのは1975年でしたから、9年後に
カバーされたと言うことになります。

  だめなの あなたの笑顔に出会うと
  つられて おこれないのよ

いつもデートの時間に遅れる彼氏のことを歌っているのですが
キャンディーズの「年下の男の子」みたいです。

アグネス・チャンさんの「愛を告げて」は編曲が矢野誠さん。
フィドルの音や独特の乾いたギターの音が聞こえてくるので、特にクレジット
されてはいませんが演奏しているのはムーンライダースでしょう。

そして黒川ゆりさんの「愛を告げて」は編曲が松任谷正隆さん。
アグネス・チャンさんバージョンと比べるとテンポを落として、しっとりと
大人っぽい雰囲気で聞かせるアレンジになっています。
ジャケット写真のイメージとは全く違って落ち着いた感じです。

B面の「硝子のヒロイン」はリズムが熱くてカッコ良いので
こっちの方がジャケット写真っぽい曲ですね。


松本典子「青い風のビーチサイド」(1985年)

2007年07月25日 | アイドルPOPS【80年代】
夏休みも始まっているというのに、なかなか梅雨が明けないですね。
名古屋はもうすっかり夏の空ですが、何故か梅雨明け宣言を見合わせて
いるような気がしてならないのです。
それでもビーチには、夏を楽しむ方々がいらっしゃる事でしょう。

そこで夏っぽい歌が聞きたくなって、今日持ってきたのは
松本典子さんのセカンドシングル「青い風のビーチサイド」。
相変わらず松田聖子さんの路線を追うような曲調であり
ジャケット写真もそんな感じではありますが、彼女の清楚さはやはり違います。
歌声からも容姿からも、お嬢さん的な雰囲気が醸し出されていて
またそんな魅力的な要素を発揮できる歌を歌ってくれるのです。

「青い風のビーチサイド」作詞:麻生圭子さん、作曲:岸正之さん
編曲:船山基紀さん、コーラスアレンジ:岸正之さん。
全体的にウェストコーストサウンドっぽくて、リードギターの音がかっこ良い。
なんだか夏になると聞きたくなる一曲なのです。

  お願いよ 今日こそは ささやいて
  キミが大好きだと

ささやくだけで良いのでしょうか。
「典子さ~ん 好きじゃぁ~~」と言ってもらった方が良いのでは・・・
でも、こんな可愛い娘だったら、そばで見つめているだけで
満足してしまうかもね。

B面の「ジンジャー」は作詞:麻生圭子さん、作曲:矢野顕子さん
こちらもまたいい曲です。

セイントフォー「ハート・ジャックWAR」(1985年)

2007年07月24日 | アイドルPOPS【80年代】
セイントフォーの3日目です。
ワタシは好きでしたコミカルな「ハイッ!先生」の売れ行きが
芳しくなかったという事からか「ハート・ジャックWAR」では
「太陽を抱きしめろ」のようなダンサブルなナンバーに戻りました。

熱いビートのファンキーな曲で「一緒に踊ろうよ」と誘っているのでしょう。
セイントフォーらしい曲と言えばこんな曲です。ホントかっこ良い曲です。
キャンディーズもファンキーなナンバーを歌うことがありますが
こちらは人数が一人多い分、音に厚みが感じられます。

作詞:荒木とよひささん、作曲・編曲:佐藤準さん
大御所の方の作品ですね。

ただ、何と言ってもこの時はおニャン子クラブが大旋風を巻き起こして
いた時期。ですから、おニャン子以外のグループに目を向ける人自体が
少なかったのです。
こう言っては失礼かもしれないですが、TVで見る限りセイントフォーからは
ある意味で「悲壮感」ともいえるような、頑張って姿が感じられました。
それが見る側に伝わるようではまずいわけで、その通りこのシングルが
ラストシングルとなってしまいました。

誰でも楽しめるおニャン子と比べて、歌と踊りをメインに持ってきて
完成度の高いものを見せようとしたわけですが、それが受け入れられなかった
ということだったのかな・・・と思うのです。
結局は素人集団に負けてしまったということなのでした。

ところで、真似したわけではないですが、板谷祐三子さんが付けているのと
同じようなメガネを、一時期ワタシも使っていました。
つるの部分が耳にクルっと巻きつくような形になっていて
スポーツなどの激しい運動をしても、ずれにくいという特徴があるものでした。
ただ、耳に触れる部分が普通のメガネよりも多いので、痛くなりやすく
激しい運動などしないワタシにとって、メリットは無いので止めました。

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板谷祐三子さんは、当時水着のグラビア写真もメガネを付けて写っていました。
彼女こそ真のメガネっ娘であると思っています。

セイントフォー「ハイッ!先生」(1985年)

2007年07月23日 | アイドルPOPS【80年代】
セイントフォーの2日目(笑)
先日はセイントフォーの「太陽を抱きしめろ」を書きましたが
彼女達のデビューシングルは「不思議Tokyoシンデレラ」。
じゃあ何故、そこから始めなかったのか・・・
実は「不思議Tokyoシンデレラ」のシングル盤を持っていないのです。
ただベストアルバム「ザ・ベスト・オブ・セイントフォー」のLP盤
を持っていて、そこに収録されているので、音源としては持っております。

「ハイッ!先生」は今までの2曲から、がらっと変わって
JAZZのビッグバンドをバックに歌う、スィンギーでコミカルな曲。
この曲好きでした。ダンスを前面に持って来ない分
歌に入り込めるという感があります。

  先生 お家で トラブルあったみたいね

おニャン子クラブの「およしになってねTEACHER」より少し前に発売
された曲ですから、聞き比べも楽しんでおりました。
おニャン子の方は女子生徒が挑発的態度を取って、先生の反応を楽しむ
ようなところがありますが、こちらは素直な女子高生って感じ。

  言われてることは みんなわかっています
  ハイッ! 先生

ココロの中ではどう思っているか・・・
でもこの態度は良いでしょ。歌っているときの笑顔は最高でした。
作詞・作曲:古田喜昭さん、編曲:笹路正徳さん。

空前のアイドル歌手ブームの1985年。そこにおニャン子が加わりまさに戦国時代。
セイントフォーは大変な時期にデビューしてしまったと、今はそう思っています。


セイントフォー「太陽を抱きしめろ」(1985年)

2007年07月21日 | アイドルPOPS【80年代】
しばらく3人組のグループの曲をネタにして書いてきましたが、今日は
4人組のグループに人数を増やします。とは言え、ワタシもそれほどレコード盤を
所持しているわけでもなく、手持ちでは「セイントフォー」くらいかな。
とりあえずおニャン子からの派生ユニットについては置いておきます。

「セイントフォー」と言えば歌って踊れるアイドルグループです。
『おはようスタジオ』には何度か出演していましたね。朝の生放送にもかかわらず
元気良く歌い、間奏のところでバク宙をするなど、激しく踊ってくれるので
「今日も一日頑張ろう!」と見ていて感じたものでした。

メンバーは板谷祐三子・浜田範子・鈴木幸恵・岩間沙織の4人
そのなかで、お気に入りはメガネの「板谷祐三子ちゃん」でした。
どちらかと言うと、勉強好きなオトコの子っぽいメガネでしたので
「メガネっ娘」好きな方には受けていたと思います。

でもその板谷祐三子さんが途中で脱退したときはショックでしたよ。
名古屋でコンサートがあると言うことで、行きたいなぁとも思っていましたが
さすがに彼女の脱退後でしたので、すっかり行く気をなくしてチケットは買わなかったです。

「太陽を抱きしめろ」
作詞:森雪之丞さん、作曲:加瀬邦彦さん(ワイルド・ワンズですね!)
編曲:京田誠一さん。踊ることを目的にしている事もあってか
リズムが細かくて早い!エレクトロPOPSって言うかワイルドな音で
まさに1985年のアイドルPOPSです。ギターもギュンギュン鳴っていて
聞いていると、自然に高揚してくるナンバーです。

ミルク「リトル・キッス」(1980年)

2007年07月20日 | アイドルPOPS【80年代】
ミルク(MILK)は小学生の女の子3人のグループで
メンバーは荻野目洋子(ルミ)、大森絹子(クミ)、小畑和美(ミミ)
夏休みの間だけの期限付き活動だったらしいです。

何故か「ルミ」と名乗っていますが、あの荻野目洋子さんはソロで歌う前に
このグループのメンバーとしてデビューしていました。
ですからこのシングルは後にマニアの間で話題になっていました。

ジャケット写真を見ると荻野目洋子さんは右端にいますね。
TVでは歌っているところを見た記憶は無いですが、リアルタイムで
レコード盤を買っていましたから、ミルクとしての活動に興味があったのでしょう。

「リトル・キッス」の作詞は湯川れい子さん。
松本伊代さんの「センチメンタル・ジャーニー」も書かれた大御所の作詞家さんです。
作曲は馬飼野康二さん、編曲は竜崎孝路さん。ロカビリー調の仕上がりで
歌って踊れる曲調になっています。

  あなたに 強く抱かれてぇ

なんて、小学生に歌わせて良いのかどうか・・・

「リトル・キッス」でのミルクの歌声は確かに小学生の元気な声ですが
B面はバラードナンバーの「クリスタル・マイ・ラブ」
こちらはじっくり聞かせてくれます。ソロで歌うところがあるのですが
荻野目洋子さんの声ははっきり確認できました。

ちなみに「リトル・キッス」「クリスタル・マイ・ラブ」共に、CD化されています。

桑田靖子「マイ・ジョイフル・ハート」(1984年)

2007年07月09日 | アイドルPOPS【80年代】
九州地方では大雨による被害も出ていて、梅雨時とは言えあまり大量に
降るのも迷惑です。それでいて、四国や関東地方では雨も少ないそうで
日本全国まんべんなく降るというわけには、いかないものですね。

そんな梅雨空を吹き飛ばすような「スカッ」とした歌が聞きたくなり
持ってきたのは桑田靖子さんの「マイ・ジョイフル・ハート」。
季節的には春先の歌ですが、これから迎える夏に向けて
勢いをつけるのにちょうど良いかなと思っています。

1984年の曲ですから、アイドル全盛期。多くのアイドル歌手が
ブラウン管で活躍していた時代ですから、ポンと抜け出るのは
並大抵のことではなかったですね。
歌唱力と歌の表現力では定評のあった桑田靖子さん。でも
なかなかセールス的には恵まれなかったですが、その中でも
この「マイ・ジョイフル・ハート」はヒットしました。

作詞:来生えつこさん、作曲:来生たかおさん、編曲:馬飼野康二さん
というヒットメーカーの手による作品。最初にドカンと力強い音で
聞き手に「おっ」という印象を持たせて、その後は明るく爽やかに
楽しませるという、ニューミュージック的な曲調です。

  陽射しはのびやか 雨のち曇りのち晴れて
  うきうきしてくる 青空に投げキッス

ココを聞くだけで、気分も良くなりますね。だから梅雨時に聞きたくなったのです。
でも梅雨明けまではあと10日程でしょうか。そうすればいよいよ夏の到来ですね。
暑い夏は嫌いではないので、今は雨の時期を楽しみたいと思っています。

香坂みゆき「ジェット・ラグ(時差)」(1984年)

2007年07月02日 | アイドルPOPS【80年代】
香坂みゆきさんのアルバムで手持ちのものを書いている
このシリーズですが、今回は1984年発売の「ジェット・ラグ」。

1984年と言えば、空前のアイドル歌手ブームの最中。
それでも歌唱力を問えばう~んと考え込んでしまうような
方もいる状態ではありましたが多くの歌手の方たちが
ブラウン管の中で輝いていた時でありました。

実力はあるのに、何故かなかなか出てこない香坂みゆきさん。
彼女にとって「ニュアンスしましょ」は久しぶりのヒット曲でした。
資生堂の1984年、秋のキャンペーンソングとなり
TVでもバンバン流れて、耳にする機会も多かったこの曲は
作詞:大貫妙子さんで、作曲:EPOさん、編曲:清水信之さん
というニューミュージック界でのヒットメーカーの作品。
ですから印象に残るのは間違いないですね。
香坂みゆきさんの代表曲とも言える作品になりました。

その流れで作られた「ジェット・ラグ」に久しぶりに針を降ろす。
タイム・カプセルを開けた、とまではいかないけど
宝物を見つけたような気分になりました。
アイドルPOPS路線とは離れて、ニューミュージック系の
作品が並んでいます。

「さよならの鐘」は山崎ハコさんの作詞:作曲でアダルトテイスト。
もう聞き惚れます。また伊藤薫さん作詞:作曲の「Too far away」
この歌唱力には脱帽。まさに珠玉の一曲です。

「良いものを聞かせていただきありがとうございます」

そう言いたくなるアルバムです。

A1 1965
A2 恋は急がず
A3 言えるあてない I love you
A4 Feeling again
A5 さよならの鐘
B1 42nd st.
B2 つま先でハートブレイク
B3 Natural
B4 Too far away
B5 ニュアンスしましょ

香坂みゆき「FAIRWAY」(1985年)

2007年06月24日 | アイドルPOPS【80年代】
香坂みゆきさんのアルバム(手持ち分)について書いていますが
「FAIRWAY」はこれからの季節にぴったりのアルバムです。
実にありきたりの表現方法ではありますが

「~爽やかな風を感じる~ウェストコースト・サウンドに乗せて」

そんな感じのアルバムです。というのも、特にA面の音が素晴らしい。
作曲を村田和人さんが担当して、編曲はセンチメンタル・シティ・ロマンス。
センチメンタル・シティ・ロマンスと言えば、名古屋を拠点に長く活動している
ロック・バンドですが、特徴的なのはそのサウンド。

音楽好きな名古屋人なら必ず耳にしたことがあるはずの音は
とびっきりのウェストコースト・サウンド。彼らの活動は
加藤登紀子さんのバックとしても有名ですが、数え切れないほどの
アーティストの演奏・レコーディングに参加しています。
香坂みゆきさんの「FAIRWAY」もその中のひとつ。

特に「上昇気流から I Love you」この曲は完璧なる
センチメンタル・シティ・ロマンスの音で聞いていてうれしくなります。
また「晴れてよ!Boy」でのコーラスは最高なり。

このアルバムは、晴れた日にクルマの窓を全開にして
カーステレオのボリュームを上げて、海岸沿いの道を走りながら聞きたいです。
とにかくバックの演奏と、香坂みゆきさんの歌声との一体感が
心地よくて大好きなアルバムのひとつです。

A1.Horizon
A2.Wow wo train
A3.Season off
A4.上昇気流から I love you
A5.渚から
B1.Summer Days
B2.晴れてよ!Boy
B3.街翳ロンリネス
B4.Traveller
B5.夢のまがり角



倉沢淳美「六月の花嫁」(1985年)

2007年06月17日 | アイドルPOPS【80年代】
「六月の花嫁は幸せになる」というのは西洋のこと。
ここ日本では、梅雨時ですから、結婚式・披露宴が雨降りですと
着物を着て参加される親戚のおばさんに迷惑がかかるし
引き出物だって、濡れるとまずいものは出せないですね。
さらに披露宴の食事を持って帰ることは、食中毒の危険があるので
止めてくださいとか・・・

それでも、一部の女性陣の中には、「六月の花嫁」にこだわる方もいて
これが、夫になる方や親戚筋からひんしゅくを買ったりするのです。
でも最近ではオトコも
「六月の花嫁。それ良いじゃん、どうせ入籍するだけだから」
なんて言っているかも・・・

ところで、この歌を歌っている倉沢淳美(あつみ)さんは人気番組
『欽ちゃんのどこまでやるの!?』のわらべの「かなえ」役で芸能界にデビュー。
そしてこの「六月の花嫁」は5枚目のシングル。

作詞は森雪之丞さんで、作曲は吉田拓郎さん。編曲は武部聡志さん。
そうです、歌が始まると誰でもわかる、あの拓郎節。
アイドル歌手にもいろいろと楽曲を提供された吉田拓郎氏ですが
この「六月の花嫁」もリズミカルでなかなか良いです。
途中で手拍子を入れたりするのは、ファンの方が
イベントで盛り上がるのを想定しているのかなぁと思ったりしました。

  駅を7つも載り越して 異国気分の港町

歌いだしはこれですから、演歌っぽいですね。
最近では「駅」が曲中に登場する事って少ないと思うけど。
でもその後、教会に忍び込んで、結婚式の真似をするという
おはなしですから、演歌ではないですね。純粋なアイドルPOPSです。

それにしても、さわやか系アイドルPOPSはこの時代が最後だったかなぁと
聴き直しては思うのであります。

香坂みゆき「from MIYUKI」(1980年)

2007年06月15日 | アイドルPOPS【80年代】
香坂みゆきさんの5枚目のアルバム「from MIYUKI」は「海」が
テーマになっていて、さらにA面とB面を別々の方が担当しています。
それぞれの解釈による、海への想いを曲にしたアルバムは
聞いていて楽しめるものになっています。

針を降ろすと波の音が流れてきます。
SEが消えると響き渡るのはきらめくホーンサウンド!

A面は新田一郎さんが担当していて(表記ではArranged&Conducted)
一曲目の「SEA MAJOR」この曲だけを聞いただけで
「ドッカ~ン」と来る、まさしくそれは「スペクトラム」サウンド。
香坂みゆきちゃんの歌が聞こえてきても
「これはスペクトラムのアルバムでしょ」と思いたくなるほどの音です。

A面の参加ミュージシャン
Dr.岡本敦男
Eb.渡辺直樹
Key.難波弘之
Eg.西慎嗣
Per.斉藤ノブ
Tp.新田一郎
Tp.兼崎順一
Tb.吉田俊之
T.Sax.村岡健

コーラスで新田さんのファルセットボイスも聞こえてきますし
ホーンの音はそのものです。また難波弘之さんがキーボードで参加
されていてこれまた好きな音なので、大好きなアルバムなのです。
とってもアイドルのアルバムとは思えません。思いっきりボリュームを
上げて聞きたくなります。

アップテンポな「MEXICAN DREAM」の次はちょっとスローな「LITTLE GIRL」。
 
  a little girl 君を女に変えたのは
  ぼくじゃない季節のせいさ夏だから

遊び人だね。その男は。と、ホットな曲の次は「流れ星」。

この曲は香坂みゆきさんの曲の中で、最も好きな曲。
宇宙的な広がりとでも言いましょうか、音にスケール感があり、さらに
彼女の歌声は迫力をともない、ものすごく伸びがあるのです。
アイドルPOPSの域を越えた作品と思います。

B面は佐藤準さんが担当。A面とは違った、しっとり感が楽しめます。
一曲目はアコースティックギターが全面に出ては来ますが、フォークではなく
ウェストコーストっぽいですね。ちょっと大人っぽい仕上がりです。

「SILVER NIGHT」は香坂みゆきさんが作詞していますが
ものすごく大人の詩。海を見ながらのアバンチュール・・・。
でもそれもサウンドが詩の良さを引き出しているので
「え!何」とは思わせずに、自然に感じてしまうのです。

最後の曲はインストがメインですが、曲の終わりには
また波の音が流れてきて、アルバムの余韻を楽しませてくれます。
梅雨入りしたばかりですが、波の音を聞きと夏が待ち遠しくなりますね。


A1. SEA MAJOR
A2. MEXICAN DREAM
A3. LITTLE GIRL
A4. 流れ星
A5. RAINBOW
B1. SAIL ON
B2. GREEN LIFE
B3. SHOW ME, MY LOVE
B4. SILVER NIGHT
B5. SEA MINOR

伊藤つかさ「涙のクレッシェンド」(1984年)

2007年06月09日 | アイドルPOPS【80年代】
昨日から名古屋は梅雨入りしたような雨模様。
そんな雨の季節になると聞きたくなる曲があります。

  雨が降ってる 夜のステーション
  階段にもたれてた

すぐに情景が頭に浮かぶかなり切ない失恋ソング。
しかもちょっと大人っぽさを演出したものでした。

彼女はずっとジャパンレコード(徳間音楽工業系)から
レコード盤を出していましたが、この「涙のクレッシェンド」は
ビクターに移籍した第一弾シングル。
ですから音があのビクターの「ドンシャリ系」になりました。
それで今までのつかさちゃんの曲とは完全に変わってしまい
ちょっと戸惑いさえ感じた曲でした。

作詞はあの秋元康さん。作曲はオフコースの松尾一彦さん。
そして編曲は井上鑑さん。強力な作家陣でした。
ですから、ファンとしては戸惑いを持ちつつも重厚になった
サウンドにココロ惹かれるものがありました。

でも歌声は変わらずにいてくれたので、ちょっと安心。
背伸びしないで、等身大のつかさちゃんでいて欲しいというのは
ファンの願いかも。でもいつもけなげに歌っている姿を見ると
可愛いなぁと・・・思っていました。

カップリングは「6月の方舟」でアップテンポなアイドルPOPS。
今までつかさちゃんが歌ってきた曲とは違った感じでは
ありましたが、やはり6月になると聞きたくなる曲なのです。



河合その子「Dancin' In The Light」(1989年)

2007年05月31日 | アイドルPOPS【80年代】
おニャン子関係のアルバムの中で1枚を選べと言われたら
ワタシはこの「Dancin' In The Light」ですね。
おニャン子も解散し、残ったユニットやソロ活動でかろうじておニャン子の
面影をつないでいたような1989年。この頃から世間ではアイドル歌手と言う
存在に飽きが来たという空気が流れて、アイドル歌手にとっては
冬の時代の到来でした。当然アイドル好きにとってもやるせない気分でした。

やはり今思っても、おニャン子は秋元康氏の創り上げたものであって
皆が彼の世界で踊っていたような気がします。そして解散後、時間を置いては
いましたが、秋元氏がメンバーの高井さんと結婚した時点で、確信しました。
「目が覚めた」という思いにもなったのです。

このアルバムは、全体がトータルなイメージでまとめられています。
作詞は谷穂ちろるさん、森田由美さんなどが担当して、秋元さんの詩は無いです。
さらに作曲陣からもおニャン子関係の方は姿を消して、その代わりに
河合その子さん作曲の曲が3曲あり、さらに彼女が作詞・作曲した曲「海の足跡」も
収録されています。まさしくアイドルからアーティストへと脱皮を図ったアルバムです。

以前のアルバムに比べて、力が抜けたような自然な歌い方に説得力を感じます。
またご自身で作曲された曲は、聞いていても心地よくなり、特に2曲目
「生まれたままの風」このゆったり感はたまりません。
アルバムには打ち込みを使ったダンスナンバーもありますが、曲の流れが良くて
ちょうどこの時期、クルマの窓を開けて走りながら、カーステレオで聞くのが好きで
それで一番聞いているのです。

「海の足跡」は作詞・作曲・編曲/河合その子とクレジットされていて、バックの演奏は
ピアノのみ。と言うことは彼女の弾き語りなのですね。詩の内容は実話なのでしょうか
切ない恋愛を歌っていて、これがとても染みるのです。また「淡い紫のブライトライツ」も
彼女が作曲した曲で、優しいメロディーが良いです。

このアルバムを引っさげてのライブツアーがあり、名古屋でもライブが行われました。
おニャン子時代はホールでしたが、場所はライブハウス。
何とかチケットを取って行きましたよ。舞台とお客さんとの距離が極めて近いので
見ていてもちょっと緊張してしまいました。でも「大人のその子」さんを間近で見て
生歌も聞けることがライブの魅力。

そのライブで歌われた曲の中で印象深かったのは「Dancin' In The Light」。
特にアンコールでの、その子さんの涙が忘れられないのです。
言わば地元ですから、いろいろ思うこともあったのでしょうね。

1. Libra
2. 生まれたままの風
3. Contrastのすきまで
4. Hillsideの星空
5. Marvy Lady
6. Crazy Thing
7. ふたりぶんの背景画
8. 海の足跡
9. 淡い紫のブライトライツ
10. Dancin' In The Light


第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

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