「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

X巡回+向う一週間メ~テレ太陽放送 2024/5/13-

2024-05-12 20:45:30 | 放送予定

昨日の訂正、「コロンボ」が「コボンボ」・・・まずいなぁ・・・そういえば、昔・・・スケッチをスコッチと打ったりしたことも思い出し、げんなりしているけぶでございます<(_ _)>

X巡回

▼酸欠!?
これも先日、マカロニマカ男氏がXにて紹介されていた、特命課の「息を止めて走るテーマ」ステレオ版。いやぁ・・・素晴らしい。本編ではフルサイズで流れる場合と前半か後半どちらかで流れるパターン等があったと思いますが・・・そういえば、件の「息を止めて走る」。殆どのメンバーが走るときに唇を結んで走っているんですよね。実は太陽並みに走るシーンが多い特命課でしたが、恐らく、これは太陽を意識して特別捜査のプロである特命課員は口を開けずクールに走るという演出的意図があったのではないかと。
特に激しい走りの多かった、桜井・吉野・津上・橘・叶、そしてなぜか老刑事については、走りながら目は充血し、こめかみ辺りや額の血管が切れそうな勢いで膨らんでいましたから、ある意味太陽より特命課の方がハードだったとも言えます。(神代課長もそうだった。)

▼『国立国会図書館デジタルコレクション』
実は日テレから出版された一部の本、市川森一さんの作品集各種が、今年の2月にデジタル化の公開となっていたようです。ということで、昨日公開ではありませんでした<(_ _)>
いやぁ・・・気が付かなかった・・・・不甲斐ない・・・。
その他、誇りの報酬、無印あぶ刑事のノベライズも同じタイミングで公開となっており、あぶ刑事は全巻持っていますが、報酬の方は「1」のみ手に入れましたが、「2」「3」は未だ見つけられていないので嬉しい公開です。
マカロニマカ男氏が仰られていた、特命課の後出しノベも公開されており、刑事ドラマファンには、スマホのお供が一気に増えた感じとなりました。
って、便利ですよ!
スマホで完結記念号(トシさん登場からPART2までのあらすじを網羅)が観られるというのは、殊の外ですし、本日もタイヤ交換+オイル交換で札幌トヨタの待合で待っている間に気軽に見ることが可能なんですから・・・・良い時代になったものです。

それから・・・長谷inも公開。
『長谷直美in太陽にほえろ!』,日本テレビ放送網,1986.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12437625 (参照 2024-05-12)
女ざかりの時期の長谷さんの美しさ・・・(照

▼茶屋町吾郎の趣味シュミtapestry
「太陽にほえろ!」を殉職降板しなかった刑事とそれを演じた俳優のその後
https://ameblo.jp/goro-chayamachi/entry-12851850010.html
茶屋町さん最新の渾身太陽記事。<ぜひぜひ
そうなんですよね・・・初期を語れば玄人という方向性は昔からあるのですが、それはあくまでも裕次郎さんが亡くなるまでの15年の間の初動のお話で、それ以後は惰性といわれるのは非常に心外なところはあるんですよね。山下さんの時もいろいろあったようですし、三田村さんの降板はトリプル出演でかつ壬生方面は主役なので・・・三田村さんは太陽終了時点では「過去の作品」というコメント(^_^;)。
それにしてもシンコの冷遇は・・・確かに2年目からは製作側もセミレギュラーという認識でしたが、スポンサーの問題などの要素があったとしても・・・なんですよね。


=向う一週間のメ~テレ太陽放送=

この週のメ~テレジーパン編は、長さんシンデレラアクション編(^_^;)を皮切りに、視聴率が30%突破した#94、観念的というか、ある女性を介してジーパンとシンコの関係を描く、木下亮監督作品の#95など、結構バラエティにとんだ週かと。

※URLは幣ブログの該当話がサンテレビで放送された時の記事です。

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #36
「#92 シンデレラ刑事」
5月14日 火曜 4:00 -4:55 メ〜テレhttps://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/9eb75b11f881702e8212381d20a0130f

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #37
「#93 真実の詩」
5月15日 水曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/438f2ebc5ebb1adf1a8a6c6c8420caaf

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #38
「#94 裏切り」
5月16日 木曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/c327904e82212e69ea63b656e50c8dc9

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #39
「#95 愛のシルクロード」
5月17日 金曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/6edbb95e5d4f00f75ec369340e2d947f


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【速報】驚きの国立国会図書館デジタルコレクション

2024-05-11 18:18:44 | 当直室日記

偶然の発見。

本日登録されたようですが、国立国会図書館デジタルコレクションにて、「利用者登録」を行えば、無料で、下記のオフィシャルな太陽本のネット閲覧が可能となりました。

●市川森一 著『太陽にほえろ!』,大和書房,1984.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12486604 

●『太陽にほえろ! : 完結記念号 14年7カ月の軌跡』,日本テレビ放送網,1987.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12436643

小職は何れも所有しておりますが、これもまた何れも市場には今やあまり出回っていない2冊となると思いますので、是非。

 


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サンテレビ太陽放送5/12=野崎家動乱!?とお天気

2024-05-11 07:05:17 | 放送予定

【訂正】コロンボ総統氏を「コボンボ総統」と表記・・・・申し訳ありません、訂正しました。

しかし誰やねん、コボンボって・・・ボンボ・・・ボン・・・ぼん・・・もしかしたら、これも太陽病かもしれないです。たまに、ごみをごりと打ったり、添加を殿下と打ったり・・・同じフレーズを繰り返すのも昔からの癖ですが、最近酷くなっています。

-----------------------

社畜継続中のけぶでございます<(_ _)>
あぶ刑事宣伝攻撃がすごいですね(^_^;)

ところで、一週間のメ~テレ太陽放送につきましては、日曜日の午後からのUPとします。
タイミングを考えると、自分でやっていてあれ?と思ったもので(^_^;)

X巡回。

▼製作費1983
最近の茶屋町さんの記事、1983ボスの全身ショットがカッコいい・・・・。
当時の内訳は19百万円、キャスト30% 美術費30% 芸文費30%(内、監督料2-3%、脚本料3-5%、他スタジオ使用料、機材費、フィルム代、交通費)
30%は5.7百万円・・・・ただ、美術費がそんなにかかっているようには見えない・・・・(^_^;)。これ、多分基本的に東宝への外注費(日テレ社員経費除く)なのかと思いますが、ギャラ相当額が安すぎるような・・・(^_^;)

▼へびいやー!へびきらいー!
鮫やんが失神したと思えばタンカをきった#472の「七沢温泉」とされる場所、コロンボ総統氏の丹念な捜査で水没前の「宮ヶ瀬湖」であったことが判明。そうか・・・七沢温泉よりちょっと先方面のロケだったのか・・・。
ここ、確か#358もここを通過したような・・・(殿下コロナ)
田園調布の洋館・・・ピンとこないなぁ・・・(^_^;)


さて、5/12サンテレビ・太陽放送。
#201は、殺人強奪犯・迫田を逮捕したものの、心証から彼を犯人ではないと感じた長さん。そのアリバイ立証に懸命になる中、長さんの娘・良子の恋人である気象庁の市村も現れ、困惑しながらも、迫田のアリバイの証拠である「にわか雨」の資料を求めて一緒に捜査する・・・という、市村進=柴俊夫さんの初登場回です。
大人になった良子、そして飄々として何を考えているかつかみどころのない市村。長さんの困惑ぶりも見ものです。
ゲストでは迫田は蟹江敬三さん、じつはこちらも飄々でしている(^_^;)
港北署・小林刑事には未だ『大都会 闘いの日々』に出演中の小野さん、個人的には東映のイメージがある賀川雪絵さん・・・・ところで桂木梨江さんの出演シーンはどうやらカットのようです。


野崎「今の・・・・誰だ!?」

【地上波】サンテレビ・テキサス&ボン編

5/12(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス・ボン編 第33話)
サンテレビ1(地上波)

第201話 51.05.21 にわか雨 (長さん家族)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
        田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

セミレギュラー:
 野崎良子/井岡文世 
 野崎康江/西朱実 野崎俊一/石垣恵三郎
 市村進/柴俊夫

ゲスト:小野武彦
   賀川雪絵 蟹江敬三 桂木梨江
   谷本一 折原真紀 朝野和信 猪野剛太郎
   篠原大作 杉田明夫 中川明 渡辺 巌
  
脚本 田波靖男 小川英 柏倉敏之

監督 澤田幸弘

指名手配殺人犯が七曲署管内に潜伏していた為、管轄の刑事を応援しながら男・迫田を逮捕した長さん。
迫田は犯行を自供したものの、迫田の人柄や供述の中に出てきた「にわか雨」のことが引っ掛かり、一応雨のことを調査する長さん。
その頃、長さんは娘・良子と男が一緒にいるところを目撃、その直後に良子は長さんにその男・気象庁の市村に会ってほしいと頼まれる。
動揺する長さん、しかし毅然とした父親を装いながらも、捜査中もそのことが頭の片隅に残るが、結局捜査に没頭して良子たちとの約束をすっぽかしてしまう。
そんな中、長さんは捜査のことや良子たちのことにケジメをつけるためか、その足は気象庁に向いていた・・・。

柴俊夫さんの市村進が初登場、長さんに協力し局地的に降った「にわか雨」の解明を手伝いますが・・・。
男性ながら飄々として不思議キャラの市村と長さんのぶつかりあい(^_^;)が見ものです。

さらには、長さんの父親としての複雑な感情の移り変わりも必見です。

#200は、もし最近太陽ファンになった方が初見であれば、非常に辛い作品になったと思います。
この作品よりももっと辛い・・というか体液を目から出し尽くしそうな勢いの#206も待ってます。
そのような展開の中で本作は確かにメンバーの転機を描きながら、前向きでほっとする作品で、ある意味逃げ場かもしれません。

というよりも、太郎フェチには必見作でもあります。


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X巡回・・・というか結局は「太陽沼」?

2024-05-06 18:46:54 | 当直室日記

X巡回、麻矢さんへの返信みたいなものですが(^_^;)

▼バディ刑事モノの始祖・製作費の内経費。

始祖という観点からいけば、『二人の事件簿』『俺たちの勲章』『華麗なる刑事』『兄弟刑事』と、刑事ドラマブームの旗揚げ元年だと小職が感じている1975年4月に2作始まっているんですけど、『二人の事件簿』が通算70話。『俺勲』(19話、本放送は18話)がバディものの元祖のような感じが結構一般的なんですが、ほぼ同時スタートなんですよね。ならば『二人-』『俺勲』なんですけど、継続的な観点でボン・ロッキーについては、宿なし(^_^;)⇒結成⇒同居(^_^;)⇒活躍・成長⇒喪失⇒結婚・・・とものすごく大河なんですよね。バディの継続的描写の原点であると小職は思っています。
そもそもの発想の原点は日テレは『傷だらけの天使』だと思いますが、他の番組は外国モノの影響があったのではないかと思います。ただ、これらの番組が終わったあとは、『誇りの報酬』までバディ刑事ものって印象が薄い・・・2時間ドラマ系はありましたけどね。単発的要素が濃かったし。
・・・・『非常のライセンス』の会田と矢部さんもある意味バディ・・・・(^_^;)
そんなこと云ったら、ボスと山さんもバディ・・・・>>>沼

製作費、ほぼギャラ含めた人件費が大半を占めていて、その他の経費はカスッカス(^_^;)だったそうなので・・・っと考えると、他の作品に比べ人件費の割合はかなり高かったのではないかと思います。一係部屋のセットですら、什器は流用みたいでしたから、ひょっとすると経費は1話50万円ぐらいじゃなかったのかと(^_^;)。そういった意味では太陽の製作費って結構近代的というか現実的だったというか。スター系のプロダクションだとそうはいかない。拘りを貫き通せば真っ赤っ赤で会社が成り立たないし、なるべくバランスよく運営していた三船プロでさえダメになっちゃいましたしね。良い悪い別として、裕次郎さんの事業センス(コマサさんのセンスともいえる)で、ご自分の意見をごり押ししなかったから、共同企業体としての太陽は成功したというところはあったんだと思います。

・・・・内緒話ですが、公な研究者(原稿料に金銭を伴ったり、出版できる方)には、もっと太陽を深く掘り下げて欲しいという個人的な欲求はありますね。マカロニ・ジーパン編は当たり前だのクラッカーなんですよね。スニーカーだって掘り下げれば沼だし(^_^;)、DJにしても公な掘り下げはまだまだ。
キャラを個別に掘り下げるのもありますが、太陽を一事業として見るという方向性もあったり、全体像からの変貌もありながらも基本は大きく変えていないところもあったり、いや・・・沼ですね(^_^;)


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X巡回+ちょっと下世話かなぁ・・・(^_^;)

2024-05-05 16:15:47 | 当直室日記

X巡回

▼200回
太陽展もそうですが、本格的に太陽のファンサービスの本格化の口火が切られて、その仕上げがテキサス殉職、再放送開始、スコッチ登場というお祭り騒ぎ的状況。ただ、やっぱり200回記念ベルト期間の「不幸」濃度が高すぎて・・・・。
すべてを賭けて「!」。茶屋町さんのためにとっておきました(^_^;)
恐らくですが、正規データには残っていませんから、直前になって日テレの広報が付けたんでしょうね。それにしても・・・・やっぱり、1話では語り切れないものはありましたね。

それにしても、今年の「あぶ刑事」祭りは派手ですね。これぐらいじゃないとみんな本気にならないし、本編自体も新しいキャストが多くて新鮮だし、総合的に理想な続編かもしれません。

▼コルトローマンMARKⅢ
麻矢さんのお悩みを解消(^_^;)、ボン後期の愛銃はコルトローマンmarkIII。簡単に言えばコルトMARKⅢシリーズの警察用拳銃の一種としてローマンが存在したということで、マークトゥは無いです(^_^;)

▼主役級の刑事が通り魔に襲われて死ぬ…「太陽にほえろ!」が刑事ドラマとして日本で初めてやったこと

筆者は研究者かとは思いますが・・・・太陽に対しての掘り下げが本当に御免なさい、浅い。筆者が採り上げている初期についてはあくまでもファーストインパクトであって、バディものの定着的原点をボン・ロッキーに見出してほしいという欲もあるし、公式(プロ)な発信者であれば、一般的な「殉職」ばかり扱わないでほしいというところはありますね。
太陽自体は刑事ドラマという意識はマカロニ時代は薄かったことを前提に考えると、それこそマカロニの死はショーケンさんにしてみれば「最終回」だったし、最終回に主人公が死を迎えるというのは実は当時でも珍しい事ではなかったから(TV版の寅さんですら生命を落としているわけで)、構想的なインパクトとしてはそれほど新しい事じゃなかったですが、結果的に番組継続の中で主役が死ぬという形式となったことと、その完成作のインパクトがミソではあるんですよね。だからこそショーケンさんは偉大であるんですよね。

 

以下、ちょっと下世話となりますので、太陽にロマンを求める方はスルーしてください<(_ _)>

=大人な話か¥スポンサー料金=

番組の製作費なんていうのは、正直よくわからない部分があって、あまり語られない部分ではあります。
まあ、確かに下世話な話ではあります。
ただ、スポンサーが居なければ番組の資金は調達できない、逆に言えばスポンサーがあってのTV番組でもあるのは事実、特に太陽のように長期放送が実現できるのは、スポンサーの理解があってからこそというのは、実は太陽中毒に陥った後にしみじみと痛感した部分であります。
現在では基本、放送後のスポンサーと作品との関係を切り離している傾向があって、これは各々の番組の性質や世情にも関わっているようですが、ただ、太陽に限って云えば、それは気にかけなければならないというのが小職の思いです。
だからと言って、スポンサーへの貢献というのは中々難しいんですよね。この年齢になって継続できているのは化粧品は資生堂のアウスレーゼを愛用しているぐらいと、ノンクレ協力企業であるトヨタの車を愛車にして推しているぐらいでしょうか。

国会図書館検索なのですが、
=「テレビCMと子どもたち」隅井孝雄 著 あゆみ出版 1981.12=
によると、太陽の制作費は当時で1本2千5百万円。スポンサー料は月間60秒で3千5百万円。三菱電機は180秒(6分)で1億5百万、グリコ・資生堂・久保田鉄工は60秒3千5百万、この差益(電波料)は製作の日テレとよみうりで3割、その他はNNN29ネット局で配分していたようです。
逆算すると、1本あたりのスポンサー料は5千万円弱。
となれば、まあまあ良い稼ぎではありますね(^_^;)、これも下世話ではあるのですが、そうなってくると敢えて新番組にするよりは継続できるのであればその方が良いということにもなる。

現在の1話の製作費は『相棒』で6千万円以上、通常のゴールデン・プライム枠で4千万円ぐらいなんだそうで、1万円あたりの価値は実は1981年と今ではあまり変わりがないそうですが、人件費が膨れ上がっているので、『相棒』を基準に個人的に算出すると、今太陽を同じキャストとスタッフで製作するとなると、1本1億円以上は軽くいくのではないかと思われます。

太陽本放送の時代は、スポンサーもキャストもスタッフも各自の信念で金銭は二の次なところはあったと思いますが、現在は「誇りの報酬」は信念を満たしたり、出来上がるものに誇りを持ち、満足するというよりは、あくまでも個人の満足と金銭というのが主流のようで、これのどちらが良いのか悪いのか・・・・。

スポンサーとドラマって確かにギブアンドテイクな部分はあるのですが、太陽はどちらかというとお金がかかるドラマであったことは確かで、スポンサーはそれに出資し維持してもらえていたということで、長寿番組では絶対外せない存在かと思います。
とは言いつつも、番組単体の「商品」が商材として多く存在していたというところもあったり、まあ、やっぱり一つの「共同企業体」的な性質が普通のテレビ番組より強かったとも言えます。


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サンテレビ太陽放送5/5=ゴリさんがすべてを賭ける事件

2024-05-04 00:54:52 | 放送予定

さて、5/5サンテレビ・太陽放送。
#200は、200回記念作品。刑事が好きな男と刑事の妻になることを決めていた女が訣別する・・・・刑事だからこそ刑事として「刑事が続けられないであろう、きっかけ」の事件を解決して刑事を辞め「すべて」な女と結婚しようとする男、男が刑事が好きだからそれを取り上げることは絶対できない女・・・・男・石塚誠、女・小林道代。
もし、初めて観る方は・・・女性であればゴリさんに惚れ、男性であれば道代に惚れる方、多いのではないかと・・・。
ところで、事件が表面化した後のゴリさんはいつもより淡々としており、フォーカフェイスを貫きます。これはゴリさんの自分自身が関係する事件に対してはどうしてもこうなります。逆に冷静になってしまうというのも、逆に云うと理解し尽くしているという現れと言えます。
というか、ゴリさんやボスの表情をつぶさに観察してほしい作品です。微妙な顔のパーツの動き、これを見逃さないでほしいです。

・・・・・それまでの太陽歴史の総決算が始まります。
その口火を切るこの作品、監督・脚本も1話の陣組となっており、まさに200回記念。番組の主役格であるボスや新人2人を差し置いてゴリさんが主役というのも、実は当時の主役の考え方から行けば異例であり、これはゴリさんを太陽世界観の骨格的代表と制作側が認識している証となっています。
茶屋町吾郎さんより、毎日新聞の放送当日のラテ欄を拝見させていただきました。(茶屋町さん、いつもありがとうございます<(_ _)>)
試写を観た記者は「刑事ドラマの域を超えた作品」と評しています。
当時の集団刑事ドラマでの私生活描写は薄口であったため、まだまだ個別キャラクターのドラマとして確立することが難しかった時代に太陽は最初からその難題へ果敢に挑戦してきていた経緯があります。そこを評価している部分と、演者の息の合ったチームワークも評価。
ただ、小林家2人の容疑を差し置いての身内重視の警察なじりセリフに不満を残しているものの、これは刑事と一般市民の罪への考え方をより明確にして、ゴリさんの窮地をハッキリさせたかったのだと思います。このやりとりは視聴側にしてもショックだし、無論、ゴリさんにしてもショック。実はこれらの小林家側の反応というのがかなりのスパイスになっています。
ちなみに裏番組はNHK「いごっそう段六(宝田明・藤岡弘)」TBS「われは海の子(森田健作・浅田美代子)」フジ「あなたが選ぶ今週のベストワン」NET「プロレス 坂口征二×ペドロ・モラレス」12Ch「天功どっきり60分!」・・・・豪華すぎる・・・・。
そうか・・・克美事件の頃か・・・・。

石塚「彼女は俺にとって”すべて”です。」

【地上波】サンテレビ・テキサス&ボン編

5/5(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス・ボン編 第32話)
サンテレビ1(地上波)

第200話 51.05.14 すべてを賭けて (ゴリさん 道代 ボス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

セミレギュラー/

      小林道代
       武原英子    

ゲスト:小林昭二
    佐藤京一 西田昭市 牧田正嗣 島田彰
    大山豊 加藤寿 高橋芳樹 岡戸乃武子 満山恵子
  
脚本 長野洋 小川英

監督 竹林進

お互いの愛をはぐくみ、周囲に祝福され、ゴリさんと婚約者の道代はいよいよ結婚することになり、結婚式の日取りも決まった。そんなある日あるホテルの宿泊者が殺された。現場の状況からみて、物取りに見せかけた計画殺人の線が濃いという。ゴリさんは泊り客の内で、事件発生当日の朝、チェックアウトした客の中に、道代の叔父・政治の名前を発見する。しかも事件前日に政治が被害者とホテルのバーで会っていたこともわかり、ゴリさんは激しいショックを受けるが・・・・。
 
ゴリさんと道代の結婚式が間近に迫ったころ、あるホテルで男が殺される。
人の出入りの状態から、ホテルの宿泊者を調べると「小林政治」という男が泊まっており、殺された男と接触していた形跡があった。
ゴリさんはその名前に見覚えがあった。
その政治は道代の叔父と同姓同名で、さらに政治は広島から出張で上京しているという。
ゴリさんは、道代の目の前で政治を署へ連行するが・・・。

#122より実に1年半、色々な事が起きながら育んできたゴリさんと道代の恋愛最終章は、なんと道代の叔父の犯罪という要素で引き裂かれてしまいます・・・。
刑事の仕事は天職だけれども、自分の全てを理解してくれる道代はその当時のゴリさんとしては人生の全てを賭ける存在であったため、ボスに刑事を辞めることを申し出、ボスはそれを快諾します。
一方道代はゴリさんの全てを解っているからこそ、刑事の職を取り上げることができないと自ら身を引きます。

それらのやりとりが泣けて泣けて・・・。

事件はいったん政治はシロだということになるのですが、思わぬ展開になったり・・・。
その政治には太陽にこれが唯一のご出演となる、小林昭二さん。
他のゲストは殆ど出る幕のない状態ですが、意外と太陽に出ている佐藤京一さんは2回目、加藤寿(大樹)さんが#85以来の登場。

ゴリさん、道代、そしてボスの人間性に感動する、太陽200回記念作です。


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向う一週間のテレ朝および「メ~テレ」太陽放送 2024/5/6-

2024-05-03 18:14:49 | 放送予定

久しぶりに何も考えずに泥寝ているけぶでございます<(_ _)>
ちょっと、心身ともに疲れました。。。。。
ということで、久々の完全休養としております。

=向う一週間のテレビ朝日系 および メ~テレ太陽放送=

この週のメ~テレジーパン編は、悲劇の方が多い方向ですが、SPゲストは内田良平さん、伊東四朗さん、そして鮫やんの再登場、西山署長主演編など、太陽が番組的に余裕を見せ始めた頃の作品群。
そして、現代に戻ると5/9の徹子の部屋は雅俊さんご出演、メ~テレで先日放送された「人質」のエビソードがでてくるようです。

※URLは幣ブログの該当話がサンテレビで放送された時の記事です。

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #31
「#87 島刑事・その恋人の死」
5月6日 月曜 4:00 -4:55 メ〜テレhttps://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/c9e838f92b07dbf437fe409d2a4696fb

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #32
「#88 息子よ、お前は……」
5月7日 火曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/f429834d6c36cc33da79707026e25f27

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #33
「#89 地獄の再会」
5月8日 水曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/265ffe1ed757861c487da4a3b9a71174

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #34
「#90 非情の一発」
5月9日 木曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/b54aa6e67565619a6997fdf9dbcbac91

 

徹子の部屋 中村雅俊
〜デビュー50周年!夫婦水入らずの“タイマー生活”〜中村雅俊さんが今日のゲストです。
5月9日 木曜 13:00 -13:30  テレビ朝日系 メ〜テレ

実はデビュー前に『太陽にほえろ!』に出演していた中村さん。石原裕次郎さんとも共演を果たしたが、撮影当日はとんでもないハプニングがあったという。デビューからほどなくして女優の五十嵐淳子さんと結婚。当時は周囲から猛反対され、ファンの数も激減したとか。4人の子ども達はすっかり成長し、孫は4人に。今は夫婦水入らずの生活を送っているという。最近のマイブームは「タイマー生活」、その不思議な生活ぶりを明かす。

 

太陽にほえろ!ジーパン刑事編 #35
「#91 おれは刑事だ!」
5月10日 金曜 4:00 -4:55 メ〜テレ
https://blog.goo.ne.jp/taiyokebu/e/0cfa56e52dd0885e90e26c3103bdb123


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