「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

市川森一さん・・・信じられないです

2011-12-16 22:37:45 | おくやみ
父の葬儀準備で奔走していましたが、たまたま調べ物をしようとパソコンの電源を入れると、市川森一さんの訃報が・・・。
「俺もヤキがまわったか・・・」とまるで眠っていなかった為、一瞬目を疑いました。

9月の「同窓会」の時はご健在ぶりをテレビで確認させて頂いたばかりだったので、ニュースを読んでも俄かに信じることができませんでした。

市川さんは特撮から大河まで幅広く執筆され、かつ幅広い題材を採用しながら、人間の泥臭さを正直に描いた方だったと思います。
それに、テレビ的露出も多かった方ですから、脚本家さんの中ではそういう意味でもメジャーな方だったと思います。
さらに、ショーケンさんドラマの脚本を手掛けると非常に相性が良かったように感じていました。
肺がんだったんですね・・・。

太陽では意外と少ないですが、9本脚本を書かれています。



第20回 そして、愛は終った

第33回 刑事の指に小鳥が....

第36回 危険な約束

第44回 闇に向って撃て

第67回 オリの中の刑事

第89回 地獄の再会

第102回 愛が終わった朝

第156回 刑事狂乱

第205回 ジョーズ探偵の悲しい事件簿


初めての脚本は遠まわしですが太陽では厳禁なセックスを扱った為、後の太陽脚本の「悪い見本」になったようですが、名作として伝説化しています。
さらに、殿下の性格再設定作としての#33、#44があり、その#44で鮫やんを誕生させ、その後は主に鮫やん主演編を執筆なさいました。
そして、鮫やんに刑事を廃業させ、新しい職を見つけた#205を以って太陽を卒業なさっています。

鮫やんのキャラクターは市川さんらしい、「コミカル+シリアス+ちょっと泥臭い」という魅力的な人物で、登場回数は少ないものの強烈な印象を残しています。
他の作品もインパクトが強いので、市川さんご自身の脚本数は少ないですが、太陽の歴史にクッキリと足跡を残しています。

しかし・・・今でも信じられないですね・・・・。

ご冥福をお祈りいたします。

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