「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ゴリさんの「くそ!」はこういう時の口癖

2011-06-12 16:47:46 | ファミ劇日誌
木下亮監督の演出と、撮影&照明担当の方々がいつもの面々とは違っているので、見慣れた太陽カラー的映像とは一味違った仕上がりになっている2作です。
実はそれと関係しているかどうか、ジーパン編再放送組の私は今作品以後しばらくのジーパン編はあまり色の印象が無いんですよね。
今回のリマスタを見て、結構照明が明るい感じなので、その辺り色が飛んでいる部分もあるのかなぁ・・・と。

みんな色白に見える・・・特にボスは(^_^;)

それと時を同じくして・・・という感じで、メインテーマのバリエーションが本編に多用されるようになり、逆に他楽曲の使用が抑えられている感じがします。というよりはBGM使用自体が抑えられている感じがします。


第94話 49.05.03 裏切り

受難連続のゴリさん、ジーパン編では強烈な受難が続いた殿下が注目されますが、ゴリさんの方が件数的には多い感じで不憫すぎます・・・。
すっかり黄昏ちゃってますし・・・デンカは逆にそれを見て立ち直っている感じもあるし(^_^;)
そもそもゴリさんは人好きで成り立っているキャラですから、ここまで人間不信になるのも珍しいんですが、どうしても女性が絡むと男ってこうなっちゃいますね・・・。
しかし、それをプラスしてもゴリさんのヤエへの態度はちょっと異常と思えるほど手厳しかった・・・完全にチンピラ扱いですからね・・・。
でも、これって理由がありそう。
性別・立場は違えど、ゴリさんとヤエは根っこではどこか似ている感じがします。
ヤエが殺されてあそこまで激高した(下田の首まで締めていた)のは多分そのためだったんじゃないかと。

多分、全く刑事としての立場とか関係なかったら、あの二人は意外と意気投合した感じがするので、悲劇的結末はちょっと寂しい感じがします。

メールでお世話になっている「浅草の旦那(私が勝手に仮名を付けさせていただきました。。。)」氏によれば、本作は東京の下町(上野近辺)がロケ地として多用されているようです。


第95話 49.05.10 愛のシルクロード

ジーパン版「愛するものの叫び」的な部分もありながら、あくまでも淡い恋の味をにおわせ、最後には破滅的方向へ向かっていく・・・。
というほど、今回の事件はそこまで行きませんでしたし、この手の作品では比較的安心して観ていられるかもしれません。

ただ、見た目通り真面目で全く野心を持たない弥生があれ程に恋愛にのめり込むと言う所がショッキングかもしれませんね。
ジーパンの拳銃を奪うわけですから・・・いつもであればそれだけでも物語のメインになる出来事なのですが。

全体的にどれも突き抜けているわけではない、一つ一つの事柄が一つ一つ繋がって淡々と物語が進行して行く様は逆に新鮮かもしれません。
ただ、それがどれも埋没していないところが、この作品を名作と言わしめている一つの理由なんじゃないかと思います。

ジーパンも弥生の事が理解できない部分もあったようですが、裏を返せばアンタとシンコだって似たようなものじゃないという感じもしますし、
あくまでも刑事として振舞うシンコにしても、顔や態度には出さないものの、最後にハンカチをジーパンの手に巻いて、ちょっとけん制してるし(^_^;)
それを見てボスも笑っているし。

でもこういう風景をみていると、やっぱり寂しくなりますね・・・ラストが近付いているということで。

まあ、「シルク道路」(意味は通じる(^_^;))やウナギがラーメンに化ける件で、その辺りにも成熟を感じます(^_^;)


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